西野神社 社務日誌

札幌市西区の西野・平和・福井の三地区の鎮守(氏神様)であり、縁結び・安産・勝運上昇等の御神徳でも知られる西野神社の、公式ブログです。

令和の御代初めてとなる西野神社秋まつり(その3)

令和の御代初めてとなる西野神社秋まつり(その3) 表紙

本年の西野神社秋まつり1日目(9月14日)の日程・様子をまとめた前々回の記事「その1」、秋まつり2日目(翌15日)の午前中とお昼過ぎ頃までの日程・様子をまとめた前回の記事「その2」に続き、今回の記事では、秋まつり2日目の主にお昼過ぎ以降の日程・様子について、写真や動画と共に詳しく報告させて頂きます。
「その1」「その2」「その3」と3回連続でひとつのシリーズとしてアップしてきた、本年の秋まつりについての記事は、第3回となるこの記事「その3」を以て完結とさせて頂きます。

本年の秋まつりは、全体を通して天候にも人出にも恵まれ、また、私の見聞きした限りに於いては幸いにして大きなトラブルや混乱・クレーム等もほぼ皆無で、先帝陛下が今上陛下に御譲位された「御代替り」という大きな節目となる年の秋まつりを恙無く大盛況のうちに執り納める事が出来、先ずはホッと安堵すると共に、この秋まつりを見守って下さった西野神社の大神様や、秋まつりに御参列・御出席・御奉仕・御奉納・御協賛等して下さった方々に、改めて心より感謝申し上げます。

全国が「天皇陛下御即位」「令和の御大禮」の奉祝ムードに沸き立つ中での秋まつり、また、本年6月に竣工したばかりの真新しい儀式殿が初めて使われた秋まつりとして、今回の秋まつりは、私の中では例年の秋まつり以上に印象深く思い出深い、特別な秋まつりとなりました。

 

令和元年 西野神社 秋まつり日程(2日目)



⑰ 担ぎ神輿の渡御(午後)

担ぎ神輿(江戸神輿)は、何度かの神事休憩を挟みながら午前9時から午後4時頃まで、西野神社神力會の会員さん達やその他の各神輿会の会員さん達の御奉仕(供奉)により、当社氏子区域を神幸致しました。
この項⑰では、午前9時から午後4時まで約7時間(但し休憩時間等も含む)に及んだ担ぎ神輿の渡御のうち、主に後半(お昼休憩とその休憩以降)の様子を写した写真をアップ致します。

以下の写真2枚は、いずれも今年の秋まつりで撮られたものではありませんが、西野福祉会館(毎年1月上旬に開催されている西野神社関係5団体による合同新年会の会場にもなっている会館です)でのお昼休憩の様子です。今年も例年通り、渡御奉仕関係者の皆様方にはここでこのように昼食を摂って戴きました。
ちなみに、お昼休憩は、午後1時5分から2時15分までの約1時間10分でした。

西野福祉会館でのお昼休憩
西野福祉会館でのお昼休憩

以下の写真5枚はいずれも、この日の、お昼休憩以降(西野福祉会館を発輿してから)の担ぎ神輿 渡御の様子を写したものです。
秋まつりの “ハイライト” ともいえる宮入り(神社への還御)に向けて、御神輿は午前中にも増して更に威勢良く担がれました。

担ぎ神輿の渡御
担ぎ神輿の渡御
担ぎ神輿の渡御
担ぎ神輿の渡御
担ぎ神輿の渡御

なお、本神輿(京神輿)の渡御については前回の記事の⑩項を、子供神輿の渡御については次項⑱を、各御神輿の宮入りについては⑳項を、それぞれ御参照下さい。

ちなみに、御神輿を威勢良く担ぐ(掛け声と共に御神輿を激しく振り動かす)行為というのは「魂振り」であり、その目的・趣旨は、「神様の霊威を高め、豊作や大漁、その他の産業の発展等を願い、その霊威を余すところなく周囲に行き渡らせる。また、御神輿を勢いよく担ぐ事で、神様と人が一体となり、人々は祭りを通じて活力を取り戻す」とされています。

 

以下の写真は、主に担ぎ神輿に供奉しながらこの日当社氏子区域内の各所をまわって下さった恵比須様・大黒様・お獅子等の各所役です。お獅子所役を奉仕して下さっている方は他所の神社の神輿会の会員さんで、何年も前から毎年西野神社の秋まつりでこの所役を奉仕して下さっています。

お獅子
お獅子

 

なお、神輿渡御の丁度1週間前に当たる今月8日には、御神輿を担いで下さる神力會の会員さん達をはじめとする渡御奉仕関係者を主な対象として「禊祓行事」が執り行われ、同行事では参加者全員が全身に冷水を被って心身を祓い清めました。
禊祓行事は、秋まつりの期間外に行われるため秋まつりに含まれる行事ではありませんが、秋まつりの関連行事として、毎年当社例祭日の1週間前に境内で行われている、西野神社恒例行事のひとつです。
14回目の開催となった本年のこの禊祓行事については、以下の記事で詳しく紹介させて頂きました。
https://nisinojinnjya.hatenablog.com/entry/2019/09/08/213000

 

本年の担ぎ神輿の渡御の様子を写した写真は、「西野神社アルバム」(以下のページ)にも多数掲載しておりますので、こちらも是非御覧下さい。
http://nishinojinja.or.jp/photo/r010915h.htm



⑱ 子供神輿の渡御

午後3時からは、幼児から小学6年までの男女児が担ぐ子供神輿が、昭和会館(西野まちづくりセンター)前から発輿し、発輿して直ぐに、本神輿を中心とした神幸行列の本隊大人達の担ぐ担ぎ神輿などと合流して共に神社へ神幸(還御)致しました。
秋まつり前に2回に亘って行った事前練習の成果もあって、子供達はとても上手に、元気いっぱいに御神輿を担いでいました。

子供神輿の渡御
子供神輿の渡御
子供神輿の渡御
子供神輿の渡御
子供神輿の渡御
子供神輿の渡御

 

子供神輿の先導(御神輿の動きを指揮する人)は、例年通り、「北連合会」という神輿会の安保さんが担当して下さいました。安保さんは、平成4年に西野神社神力會が発足した際、神力會に対してもいろいろと御指導・御助言を下さった方です。

安保さん

また、この日の子供神輿渡御には、安保さん以外にも、神力會をはじめとする各神輿会や西野神社氏子青年会皐月会など、各会の会員さん達も助勢・補助をして下さいました。

 

下の動画は、一昨年の子供神輿の渡御で撮影された動画です。本年は、子供神輿の渡御の最中に動画は撮影されていないので、本年の子供神輿渡御イメージ映像として、代わりにこの動画を貼付します。子供神輿渡御は今年もこのような感じで大変威勢よく行われました。

 

本年の子供神輿の渡御の様子を写した写真は、「西野神社アルバム」(以下のページ)にも多数掲載しておりますので、こちらも是非御覧下さい。
http://nishinojinja.or.jp/photo/r010915i.htm



⑲ 稚児行列

「稚児」(ちご)というのは、言葉の意味としては、単に幼児や子供の事、もしくは、神霊や天人などが子供の姿を採って人間界に現れた形態を指し、一般には「神社仏閣の祭礼や法会などで、天人の子供もしくはそれに類する童子などに扮して行列に出る男女児」と解されています。

神道の世界では、世の中の汚れや穢れをまだ吸収していない清浄な子供は、大人よりも神様に近い存在であり、神霊がとどまりやすく、神霊でもあるという解釈があり、そのため神様も、子供を模った童形の姿で人々の前に現れる事があるとされています(平成17年10月24日付の記事中で紹介した、宇佐の菱形池のほとりに八幡大神様が3歳の童子のお姿で顕現された事例などは、その典型例です)。

こういった事から、稚児は、時には信仰の対象にもなり、額に黒い丸印を入れ鼻筋を白く塗るなどの特徴的なお化粧をして艶やかな平安装束等を纏った子供達(これらの化粧・服飾は単なる装飾ではなく、神性・神聖・神秘等の意味合いがあります)が主役となる稚児行列の行事が今も日本各地で行なわれ、祭礼行事などでは大切な役割を果たしてきました。
当社の秋まつりでの稚児行列も、こういった古来からの伝統を引き継いだものとなっています。

稚児行列

 

厳密にそのように区分されているわけではないので、これはあくまでも “分りやすく解釈したひとつのイメージ” もしくは “方便のひとつ” とでもいうべき解釈なのですが、私の認識に於いては、当社秋まつりでの神幸行列(渡御行列)は、トラックの荷台に固定された本神輿(京神輿)とその本神輿に供奉する人達や車両で構成された「本神輿を中心とした神幸行列本隊」、担ぎ神輿(江戸神輿)を担ぐ大人の担ぎ手達で構成された「担ぎ神輿の隊列」、子供の担ぎ手達で構成された「子供神輿の隊列」の、全3隊から成っております

そして、その区分に従うのなら、この稚児行列は、それら3隊とは別の独立した一隊というよりは、全3隊の中核である「本神輿を中心とした神幸行列本隊」に含まれるものです。
実際、午前中の渡御と、午後の渡御の前半(西野福祉会館から昭和会館まで)では、お稚児さん達は全員が専用の車両数台に分乗して、本神輿とほぼ全く同じ順路で当社氏子区域各所を回りました。

稚児行列
稚児行列
稚児行列

そして、午後の渡御の後半(昭和会館での休憩以降)では、お稚児さん達は専用車両を降りて、全員徒歩で神社まで還りました(付き添いの大人達や交通誘導警備員と共に、約1.2kmの距離を歩きました)。以下の写真は、その際の稚児行列の様子です。

稚児行列
稚児行列
稚児行列
稚児行列

 

お稚児さん達の着付けやお化粧は、例年通り、今年も西野神社敬神婦人会の会員さん達が担当して下さいました。

お稚児さんの着付け
お稚児さんの着付け

 

本年の稚児行列の様子を写した写真は、「西野神社アルバム」(以下のページ)にも多数掲載しておりますので、こちらも是非御覧下さい。
http://nishinojinja.or.jp/photo/r010915g.htm



⑳ 御神輿の宮入り

午後4時頃、参道やその回りなどに集まった大勢の人達の熱気に包まれる中、西野神社萬燈保存会会員さん達が奏でるお囃子と共に、先ず鳥居前でトラックの荷台から降ろされた本神輿(京神輿)の宮入りが行われ、続いて子供達の担ぐ子供神輿の宮入りが行われ、そして最後に、大人達の担ぐ担ぎ神輿(江戸神輿)の宮入りが盛大・勇壮に行われ、本年の神輿渡御は滞り無く無事に終了致しました。
神力會の会員さん達や、他の神輿会から応援に駆け付けて下さった担ぎ手の皆様方、萬燈保存会の会員さん達、御神輿に供奉されたその他の方々や関係者の皆様方、大変お疲れ様でした!

 

以下の写真2枚は、3基の御神輿の中では先ず最初の「宮入り」となった、本神輿の宮入りの様子です。トラックの荷台から降ろされた後神輿殿へと渡御しました。
ちなみに、平成13年に、現在の「担ぎ神輿」である江戸神輿が当社に納入されるまでは、この京神輿が、秋まつりでの担ぎ神輿として、担ぎ手の皆さん方に直接担がれていました。現在では、この京神輿を人が直接担ぐのは、神輿殿からトラックの荷台へ積載する時と、そのトラックから降ろして神輿殿に戻す時だけです。

本神輿の宮入り
本神輿の宮入り

 

以下の写真3枚は、子供神輿の宮入りの様子です。鳥居をくぐって境内に入った後はそのまま道なりに参道を進み、参道の突き当たりに位置する拝殿向拝前まで渡御しました。

子供神輿の宮入り
子供神輿の宮入り
子供神輿の宮入り

下の動画は、昨年の秋まつりで子供神輿渡御を終えた後(宮入り直後)、担ぎ手の子供達や子供神輿の関係者全員で拝殿前で行った「三本締め」の様子です。今年の三本締めもこのように行なわれました。

 

以下の写真5枚は、担ぎ神輿の宮入りとその直後の様子です。子供神輿が宮入りした直ぐ後、参道から溢れんばかりの大勢の担ぎ手の皆さん方と共に拝殿向拝前へと渡御し、3基の御神輿の「宮入り」のトリを飾りました。

担ぎ神輿の宮入り
担ぎ神輿の宮入り
担ぎ神輿の宮入り
担ぎ神輿の宮入り
担ぎ神輿の宮入り

下の動画は、昨年の秋まつりでの宮入りの様子を映したものです。今年もこのような感じに、大変勇壮で活気のある宮入りとなりました。

 

以下の写真2枚は、これら3基の御神輿の「宮入り」の際に奏でられた、西野神社萬燈保存会の会員さん達による笛や太鼓の演奏の様子です。雅に奏でられ、宮入りの雰囲気を大いに盛り上げてくれました。

萬燈保存会による演奏
萬燈保存会による演奏

 

本年の宮入りの様子を写した写真は、「西野神社アルバム」(以下のページ)にも多数掲載しておりますので、こちらも是非御覧下さい。
http://nishinojinja.or.jp/photo/r010915j.htm



還御祭

宮入りの後、子供神輿と担ぎ神輿はどちらも拝殿前から神輿殿前へと移され、既に神輿殿前に移されていた本神輿と共にそれら3基は神輿殿内に奉安され、奉安された直後、3基の各御神輿から西野神社本殿へと神様の還御(御動座)が行われました。
そして午後4時半頃から社殿にて、本年の神輿渡御を無事に終えた事を神様に奉告し感謝申し上げる祭典「還御祭」が執り行われました。

以下の写真はいずれも、宮入りの後の各御神輿から本殿への神様の還御と、社殿内で斎行された還御祭の様子です。この還御祭が、この2日間の秋まつりでは最後の神事となります。

秋まつり 還御祭
秋まつり 還御祭
秋まつり 還御祭
秋まつり 還御祭

ちなみに、神社の恒例祭祀は「大祭」「中祭」「小祭」の三つに区分され、前夜斎行された「宵宮祭」は中祭、この日の朝斎行された「例祭」は大祭でしたが、この「還御祭」は、小祭として執り行われました。

 

本年の還御祭の様子を写した写真は、「西野神社アルバム」(以下のページ)にも多数掲載しておりますので、こちらも是非御覧下さい。
http://nishinojinja.or.jp/photo/r010915k.htm



㉒ 担ぎ神輿の渡御奉仕者のための直会

前項㉑で述べた還御祭が社殿内で始まった頃、境内の土俵では、西野神社神力會の主催・進行により、担ぎ神輿を担いで下さった方々のための直会(なおらい)が始まりました。
この直会では、神力會の会長以下会員さん達が、他会(当社の御神輿を担ぎに来て下さった道内各地の神輿会)の皆さん方を接待して下さり、還御祭の斎行を終えた後は当社の宮司もこの直会に合流して各会の皆様方にお礼の挨拶をさせて頂きました。

担ぎ神輿の渡御奉仕者のための直会
担ぎ神輿の渡御奉仕者のための直会
担ぎ神輿の渡御奉仕者のための直会

ちなみに、当社で通常開催されている、大祭や中祭の後の直会は、原則としてほぼ全て参集殿(広間)を会場として使っていますが、この直会については、同時間帯にその参集殿が別用途で使われるため(敬神婦人会の会員さん達がほぼ総出で、渡御奉仕者達が著けていた装束を畳んだり仕舞ったりアイロンがけをしたり梱包したりするなどの作業をされています)、会場を土俵とさせて頂いております。
この時間帯は境内で他に空いているスペースがないため、やむを得ず会場を野外としており、出席された方々は御理解・御了承の程宜しくお願い致します。

 

下の写真は、宮入り(3基の御神輿の還御)の前に参集殿で行なわれていた、神力會の賄い担当さん達による、直会の準備の様子です。御神輿の渡御は、直接表にはあまり出てこられない、こういった多くの裏方さん達の活動・作業により支えられています。

担ぎ神輿の渡御奉仕者のための直会

 

本年の、担ぎ神輿の渡御奉仕者のための直会の様子を写した写真は、「西野神社アルバム」(以下のページ)にも少し掲載しておりますので、こちらも是非御覧下さい。
http://nishinojinja.or.jp/photo/r010915k.htm



㉓ 民謡・歌謡ショー

午後6時から8時までは、儀式殿の舞台で「民謡・演歌ショー」が行なわれました。この日のショーも、前日に引き続き中央芸能プロの仕切りにより行なわれ、この日ははかまだ雪絵さん、栗原ちあきさん、大橋美月さんの、3人の歌手が出演して下さいました。

民謡・歌謡ショー
民謡・歌謡ショー
民謡・歌謡ショー
民謡・歌謡ショー
民謡・歌謡ショー

 

下の動画は、この日の民謡・歌謡ショーで撮影された動画です。民謡・歌謡ショーは、大盛況のうちに予定通り午後8時に終了致しました。

 

この日(秋まつり2日目)の民謡・演歌ショーの様子を写した写真は、「西野神社アルバム」(以下のページ)にも多数掲載しておりますので、こちらも是非御覧下さい。
http://nishinojinja.or.jp/photo/r010915l.htm



㉔ 餅撒き

午後8時からは、民謡・歌謡ショーに引き続き、儀式殿で「餅撒き」が行われました。宮司による挨拶が行われた後、宮司総代さん達により、儀式殿の舞台から一斉にお餅が撒かれ、本年の秋まつりはこの餅撒きを以って、全ての行事が終了致しました。

餅撒き
餅撒き
餅撒き

この2日間の秋まつりのためにいろいろと諸準備をして下さった皆様方、当日御助勢して下さった皆様方、大変お疲れ様でした! 本当にありがとうございました!!



*        *        *        *

 

 

この日(秋まつり2日目)の境内の様子を写した写真は、「西野神社アルバム」(以下のページ)にも多数掲載しておりますので、こちらも是非御覧下さい。
http://nishinojinja.or.jp/photo/r010915b.htm

 

代表的なSNSのひとつである「Instagram(インスタグラム)」に皆様方が投稿された、本年の西野神社秋まつり関係の写真は、以下のページで紹介させて頂きましたので、宜しければこちらも是非御覧下さい。
https://nisinojinnjya.hatenablog.com/entry/2019/09/20/200650

 

なお、この日、神輿渡御奉仕関係者の皆様方(西野神社神力會の会員さん達や、助勢に来て下さった他神社・他地域の各神輿会の会員さん達)が乗って来られたお車は、当社の近く(札幌市西区平和54番地)に立地する 特別養護老人ホーム五天山園様の駐車場に停めて戴きました。
五天山園様、本年も敷地の一部を渡御奉仕関係者専用臨時駐車場として御提供下さり、ありがとうございました。

また、㉔項で紹介した、秋まつり2日間の中では最後の行事となる「餅撒き」では、袋詰めされた大量のお餅が儀式殿の舞台から一斉に撒かれましたが、この時に撒かれたお餅の半分は、札幌市北区新琴似4条1丁目にお餅屋の店舗を構える株式会社秋月様が御提供して下さいました。
秋月様、毎年お餅の御提供ありがとうございます。

 

当社の秋まつりは『 毎年「敬老の日」の前の土曜日・日曜日 』に行うのを通例としており、来年(令和2年)の秋まつりは、9月19・20両日の開催となります。来年の秋まつりも、どうか宜しくお願い致します!

 

文責:西野神社権禰宜 田頭

令和の御代初めてとなる西野神社秋まつり(その2)

令和の御代初めてとなる西野神社秋まつり(その2) 表紙

今月の14~15日にかけて2日間に亘って行われた、本年の「西野神社秋まつり」については、1本の記事にまとめてしまうと相当長くなるであろう事から、「その1」「その2」「その3」の3本の記事に分けてこのブログにアップする事とし、今回の記事「その2」は、秋まつり1日目の日程とその内容をまとめた前回の記事「その1」の続きに当たる内容となります。

具体的には、今回の記事「その2」では、秋まつり2日目の、主に前半(午前中と、お昼過ぎ頃までの日程・様子)について、写真や動画と共に詳しく報告させて頂きます。なお、秋まつり2日目の後半(主にお昼過ぎ以降の日程・様子)について、すなわち今回の記事の続きは、次回の記事となる「その3」で報告させて頂きます。

秋まつりの2日目は、当社にとっては年に一度の例祭(その神社にとって最も由緒のある日に行なわれる大祭の事で、他の諸祭事とは区別された特別な祭事)の日であり、私達西野神社の神職にとっては、年間で最も参拝者数が多く家内安全の御祈祷などが集中する元日や、特に厄祓いの御祈祷が集中し午後からは豆撒きも行われる2月の節分の日などと共に、この日は一年を通して最も忙しい日のひとつです。

ちなみに、当社の例祭日は、平成15年までは常に「9月15日」でしたが、翌16年からは、祝日の「敬老の日」が移動した事に伴い、毎年「 “敬老の日” の前の日曜日」に例祭を執り行うのを通例としており、つまり、その通例に従って例祭日は毎年変動するようになりました。しかし本年については “敬老の日” の前の日曜日がたまたま15日であるため、例祭日も、変動前の日にちである9月15日と一致する事になりました。

 

令和元年 西野神社 秋まつり日程(2日目)



⑧ 例祭(例大祭

神社の恒例祭祀は「大祭」「中祭」「小祭」の三つに区分されるのですが、この日は午前7時50分から社殿にて、その三つの区分のうち最上位の大祭式にて、「令和元年 西野神社例祭」が執り行われました。

宮司以下私達神職衣冠(正服)を、総代長と、猿田彦命恵比須様・大黒様の各奉仕者は狩衣を、本神輿に供奉する総代さん達は格衣を、それ以外の総代さん達は背広を、本神輿に供奉する各町内地区代表の方々は 裃(かみしも)を、来賓や各崇敬会代表の方々は背広もしくはそれに準じた服装をそれぞれ着装した上で、奉仕もしくは参列し、粛々と本年の例祭が斎行されました。

西野神社例祭

当社の例祭は、例祭前夜に斎行される宵宮祭と比較すると、式次第から「献幣」が無くなり(神社本庁幣帛や総代幣帛は、宵宮祭から大前に上がったままです)、「神楽奉納」(巫女装束を著けた稚児2人により奉納される舞)も無くなるため、所要時間としては実は宵宮祭より例祭のほうが短くなるのですが、神事の重さとしては当然、「中祭」の宵宮祭よりも「大祭」である例祭のほうが上位となります。
秋まつりの2日目は、1日目に比べると執り行われる神事・行事等の数は増えるのですが、2日目に行われるそれらいくつもの神事・行事は、毎年常にこの例祭からスタートしており、つまりこの例祭は、当社にとっては秋まつり全2日間の中で最も重要な神事であると共に、秋まつり2日目の開始を告げる神事でもあるのです。

ちなみに、本年の例祭にも、例年同様、現職の衆議院議員や札幌市議会議員の先生方(いずれも代理ではなく御本人)が、来賓として参列して下さいました。

西野神社例祭
西野神社例祭
西野神社例祭

戦前は、神社の例祭には、官国幣社以下村社に至るまで、勅使または幣帛供進使が参向し幣帛が奉られていましたが、戦後、神社に対しての国からの奉幣の制度は全廃されました。しかし、特に皇室との関わりが深い一部の神社の例祭には今も皇室から勅使が差遣されており、また、国からの幣帛供進制度は神社本庁がその主旨と伝統を継承し現在は神社本庁が、本庁包括下にある全国の神社(勿論当社も含まれます)の例祭に献幣使を参向させ、本庁幣(神社本庁幣帛)が奉られています。
当社の場合、年間行事の中で本庁幣が奉られるのは、原則として、この秋まつり(1日目の宵宮祭と2日目の例祭)だけです。

ちなみに、この秋まつりで斎行される当社例祭は、「秋季例祭」と称される事もあり、「春季例祭」や「春まつり」など称される4月25日の大祭とは、祭事名としては対になっており、どちらも大祭であるという共通点もあります。
しかし、神社本庁の定める神社祭祀規程で掲げられている、年に1回の「例祭」に当たるのは、当社の場合は9月の例祭のほうであり、単に「例祭」もしくは「例大祭」といった場合、当社では例外無く9月の大祭を指し、春季例祭を略して例祭と呼ぶ事はありません。

 

本年の例祭の様子を写した写真は、「西野神社アルバム」(以下のページ)にも多数掲載しておりますので、こちらも是非御覧下さい。
http://nishinojinja.or.jp/photo/r010915c.htm



⑨ 御神輿の宮出し

当社が所有する3基の御神輿のうち、子供神輿だけは、午後3時から境外にある昭和会館より発輿しますが、本神輿(京神輿)と担ぎ神輿(江戸神輿)の2基については、例年通り午前9時に当社より発輿致しました。

発輿(宮出し)に先立ち午前8時45分頃には、神職が、担ぎ神輿と同神輿に供奉する担ぎ手の皆さん方を拝殿前でお祓いし、その直ぐ後、大坊総代長西野神社神力會の前鼻会長が担ぎ手の皆様方に一言挨拶をされ、そして定刻通り午前9時頃、宮出しとなりました。

神輿渡御に先立つ修祓
神輿渡御に先立つ修祓
総代長挨拶
神力會会長挨拶
発輿
発輿

ちなみに、本神輿には毎年常に宮司が供奉しますが、担ぎ神輿には、当社の権禰宜3人のうちの一人が年毎に交替で供奉しております。

 

ところで、このブログをいつも読んで下さっている読者さんにとっては「何を今更…」という話かもしれませんが、ネットで検索してたまたまこの記事がヒットし今初めてこのブログを読んでいる、という方もいらっしゃるかもしれませんので、改めて説明させて頂きますが、そもそも御神輿(おみこし)とは何なのか、というと、一言でいうと「神様に乗って戴くための輿(こし)で、ようは、御神霊が一時的に鎮まる、神様のための乗り物」です。
そして、その御神輿が、人々に担がれて、もしくはトラックや台車などに載せられて、その神社の氏子区域や町内などを回る事を、「渡御」(とぎょ)もしくは「神幸」(しんこう)あるいは「巡幸」(じゅんこう)といい、一般には渡御と言われる事が多いです。

神輿渡御の目的は、神社によっては違う事もありますが(例えば、神様が初めてその神社で祀られるようになった事跡や歴史的事実を再現して行なう、神様に縁故のある地を巡るなど)、当社の場合は、「普段は神社の御本殿奥深くに鎮まっておられる神様に、年に1回の例祭の日だけは御神輿に乗って外へと出て戴き、氏子区域の現状や発展の様子などを御神輿から直接御覧戴き、氏子区域内各所を神幸する事で同区域内の人々や家々、各会社・各お店などにも御神徳を分けて戴く」という事を主目的に、毎年例祭日(秋まつり2日目)に神輿渡御を行なっております。
神様が氏子区域内の各所を神幸する事で、人々は神様の御神威を受けて活力を得、また神様もその様子を御覧になって喜ばれるのです。
前項⑧でも述べた通り、2日間に及ぶ当社秋まつりの神事・諸行事の中で最も重要なのは「例祭」ですが、私の認識では、この神輿渡御は、宵宮祭・遷霊祭還御祭などと共に例祭に次いで特に重要な神事・行事といえます。

 

なお、御神輿が神社の本殿や拝殿、もしくは所定の位置(神輿殿、神輿庫、御旅所など)から出発する事は「発輿」(はつよ)といい、特に神社の境内から出発する事は「宮出し」(みやだし)といいます。ただ、世間一般では発輿よりも宮出しという言葉のほうが認知されているため、神社以外の場所から出発する場合でも、御神輿が出発する事は総じて宮出しといわれる傾向があります。
逆に、御神輿が渡御を終えて神社に戻ってくる事は「宮入り」(みやいり)といいます。

ちなみに、発輿、宮入り、宮出しなどは、いずれも「御神輿」を主体とした言い方であり、御神輿よりも、その御神輿内の御神座に一時的に鎮まられる御神霊に着目した言い方としては、「出御」(しゅつぎょ)「還御」(かんぎょ)等があります。 この場合の御(ぎょ)とは神様の事で、神様が御神輿(もしくはそれに類するもの)にお乗りになって出発する事を「出御」、逆に、神様が御神輿等に乗って神社へと戻って来られる事を「還御」といいます。
ですから、全く同じ意味ではありませんが(ニュアンスは違いますが)、少なくとも神輿渡御に於いては、「宮出し」と「出御」、「宮入り」と「還御」は、それぞれほぼ同じ意味で使われる事が多いです。

 

下の動画は、この日の当社での担ぎ神輿の宮出しと、その直後(神社前の市道での渡御)の様子を映したものです。例年通り、本年も大変勇壮で活気のある宮出しとなりました。



⑩ 本神輿を中心とした神幸行列

本神輿(トラックの荷台に固定された京神輿)を中心とした神幸行列は、午前9時から午後4時頃まで、萬燈保存会の方々の方々が奏でる祭囃子と共に当社氏子区域を神幸致しました。
この神幸行列は、西野神社を出御してから平和第二会館に至るまでの区間(神輿渡御の最初の約30分間)と、昭和会館前を出御してから西野神社に還御するまでの区間(神輿渡御の最後の約1時間)は「徒歩による隊列」となり、それ以外の区間では、「車両を中心とした隊列」になりました。

下の図は、「徒歩による隊列」の形態図です。この図はクリックすると拡大表示されますので、興味のある方は拡大表示させて御確認下さい。

令和元年 神輿渡御 行列図(徒歩)

下の図は、もう一方の形態である「車両を中心とした隊列」の形態図です。小さくて見辛いとは思いますが、この図もクリックすると拡大表示されますので、興味のある方は拡大表示の上御確認下さい。

令和元年 神輿渡御 車両隊列形態図(本隊)

 

そして、西野福祉会館でのお昼休憩の後(午後2時15分から)は、この「本神輿を中心とした神幸行列」に担ぎ神輿の隊列も合流し、更に午後3時からは子供神輿の隊列も合流し、渡御の最後の1時間(午後3時から4時にかけて)は3基の御神輿が一隊となり、全員徒歩による神幸行列となって神社へ還りました。

猿田彦命奉仕者(西野神社神幸行列)
神幸行列本隊
神幸行列本隊
神幸行列本隊
神幸行列本隊
神幸行列本隊
秋まつり(福井のサツドラでの万灯演奏)

 

本神輿を中心とした神幸行列の様子を写した写真は、「西野神社アルバム」(以下のページ)にも多数掲載しておりますので、こちらも是非御覧下さい。
http://nishinojinja.or.jp/photo/r010915g.htm



⑪ 担ぎ神輿の渡御(午前)

担ぎ神輿(江戸神輿)は、何度かの神事休憩を挟みながら、午前9時から午後4時まで、当社氏子区域を神幸致しました。当社の神輿会「神力會」の他、札幌の市内・近郊を始め道内各地から各神輿会の方々が助勢・遠征に来て下さり、賑々しく勇壮に神輿渡御が行われました。
この項⑪では、午前9時から午後4時まで7時間(但し休憩時間等も含む)にも及んだ担ぎ神輿の渡御のうち、主に前半(神社を発輿してから、駐御祭やお昼休憩が行なわれる西野福祉会館に到着する直前まで)の様子を写した写真や、動画をアップさせて頂きます。

なお、この担ぎ神輿の隊列は、前項⑩でも述べたようにお昼休憩の後は、本神輿を中心とした神幸行列と合流して一緒に神社へ還るのですが、午前中は、途中で何回か合流する事はあるものの多くの区間では本神輿とは別ルートで渡御致しました。

担ぎ神輿の渡御
担ぎ神輿の渡御
担ぎ神輿の渡御
担ぎ神輿の渡御
担ぎ神輿の渡御
担ぎ神輿の渡御

上の各写真では小さくて分かり辛いと思いますが、本年は担ぎ神輿の屋根の軒下に、北海道神社庁一区教化委員会の事業品である「天皇陛下御即位・令和の御大禮の奉祝記念綬」が飾り付けられました。
御神輿正面の向かって左側には「奉祝 天皇陛下御即位」(裏面は「聖壽無窮 國土安穏」)、向かって右側には「奉祝 令和の御大禮」(裏面は「國安かれ 民安かれ」)と、それぞれ紫地に白字で記された記念綬が垂らされました。

 

ちなみに、午前9時の宮出しから午後4時の宮入りまでの間ずっとトラックの荷台に固定されている「本神輿」と違い、「担ぎ神輿」は、渡御順路の多くの区間で、担ぎ手の皆さん方に直接担がれるか、もしくは専用の台車に載せた上で担ぎ手の皆さん方に人力で牽引されましたが、長距離移動を伴う一部の区間では、下の写真のようにトラックの荷台に載せた形での渡御も行われました。
その際は、担ぎ手の皆さん方には当社で用意した専用の大型バスに乗って戴き、担ぎ神輿のトラック移動中は担ぎ手の皆さん方にもバスで移動して戴きました。

担ぎ神輿の渡御

 

下の動画は、一昨年の担ぎ神輿渡御で撮影された動画です。 “お祭りの華” ともいえる神輿渡御は今年もこのような感じで、大変威勢よく行われ、大いに盛り上がりました。

 

本年の担ぎ神輿の渡御の様子を写した写真は、「西野神社アルバム」(以下のページ)にも多数掲載しておりますので、こちらも是非御覧下さい。
http://nishinojinja.or.jp/photo/r010915h.htm



野点(お茶会)

本神輿や担ぎ神輿が発輿した後、午前10時から午後3時までは、神輿殿(みこしでん)前の石畳にて、「西野神社氏子青年会 皐月会」の会員さん達によるお点前で、野点(のだて)が行われました。
例年同様、多くの方々が立ち寄りって下さり、皆様方に抹茶の味覚を堪能しながら野点の雰囲気を楽しんで戴きました。

西野神社秋まつり 野点
西野神社秋まつり 野点
西野神社秋まつり 野点
西野神社秋まつり 野点

 

この日の野点(お茶会)の様子を写した写真は、「西野神社アルバム」(以下のページ)にも多数掲載しておりますので、こちらも是非御覧下さい。
http://nishinojinja.or.jp/photo/r010915c_.htm



⑬ 野菜・果物販売

午前10時からは、授与所直ぐ隣の車庫(三が日にはみくじ所が仮設される場所)で、神社近隣の皆様方へ日頃の感謝の思いを込めて、西野神社総代会により、安価での野菜・果物の販売が行われました。例年同様、西野神社敬神婦人会の会員さん達もお手伝いして下さいました。

秋まつりでの野菜・果物販売
秋まつりでの野菜・果物販売
秋まつりでの野菜・果物販売
秋まつりでの野菜・果物販売

 

この日の野菜・果物販売の様子を写した写真は、「西野神社アルバム」(以下のページ)にも多数掲載しておりますので、こちらも是非御覧下さい。
http://nishinojinja.or.jp/photo/r010915c_.htm



⑭ 泣き相撲(赤ちゃん相撲)

午前10時半から午後12時半頃までは、一昨年の秋まつりから始まり当社にとっては今回が3回目の開催となる奉納行事「泣き相撲」(赤ちゃん相撲)が、「西野神社氏子青年会 皐月会」の進行により境内の土俵で執り行われました。

泣き相撲とは、赤ちゃん(首が据わっている0歳から2歳くらいまでの男女児)同士を土俵上で対面(にらめっこ)させてその泣き声を競い合う、「泣く子は育つ」のことわざに因んだ行事で、赤ちゃんの元気な泣き声を神様に聞いて戴く事でその赤ちゃんの健やかな成長を願い、赤ちゃんへの神様の一層の御加護を願う、という意味もあります。
泣き相撲の勝敗は、先に泣いた赤ちゃんが勝ち、というルールを採っている所と、逆に、先に泣いた赤ちゃんが負け、というルールを採っている所があり、勝敗のルールは各地によって異なりますが、当社の泣き相撲では、先に泣いた赤ちゃんを勝ちとさせて頂いております。同時に泣き出した場合や時間内にどちらも泣かなかった場合は、引き分けとなります。
ちなみに、トーナメント戦やリーグ戦などを行なって総合優勝を決定する他の相撲大会(前回の記事の②項で紹介した「中学校新人相撲選手権大会」や、次項⑮で紹介する「子供相撲大会」)とは異なり、泣き相撲でそれぞれの赤ちゃんが参加する取り組みは一試合のみです。優勝やその他の順位などは決めません。

泣き相撲

会場の混雑防止・安全確保等のため、当社の泣き相撲は今年から二部制となり、受付の後、取り組みは一部(前半)と二部(後半)とに分かれて行われ、赤ちゃん力士には一部もしくは二部のどちらかに出場して戴きました。取り組み前の土俵での神事(修祓や代表者玉串拝礼)も、一部と二部それぞれの最初に斎行されました。

 

以下の写真2枚は、第1駐車場(秋まつり期間中は原則として車両進入禁止となります)の奥で、午前10時半からの泣き相撲に先立って10時から行なわれた受付の様子です。事前(今月5日まで)に神社へ参加を申し込まれた赤ちゃんの保護者の方に先ずはここへ来て戴き、参加者名簿と照らし合わせた上で、一部・二部のどちらに出場するかを御案内しました。

泣き相撲
泣き相撲

 

以下の写真4枚は、午前10時から始まった「一部」の様子です。昨年までの泣き相撲では、土俵回りは常に大混雑していましたが、今年は二部制にした事で、昨年に比べるとやはり混雑は緩和されました。

泣き相撲
泣き相撲
泣き相撲
泣き相撲

 

以下の写真4枚は、午前11時過ぎ頃から始まった「二部」の様子です。一部が終わった時点で、一部に参加された赤ちゃんやその御家族には会場から退場して戴き、二部に参加される赤ちゃんやその御家族と入れ替わって戴きました。

泣き相撲
泣き相撲
泣き相撲
泣き相撲

 

下の動画は、この日の泣き相撲で撮影された動画です。本年も、泣き相撲が行われている間、赤ちゃんの御家族や見学されている方々からは常に笑いが絶えず、お陰様で大盛況のうちに無事泣き相撲を終える事が出来ました。

ちなみに、泣き相撲開催時間中は、授乳室として社務所の応接室を、おしめ替え室として参集殿(広間)を、それぞれ開放させて頂きました。

 

本年の泣き相撲(赤ちゃん相撲)の様子を写した写真は、「西野神社アルバム」(以下のページ)にも多数掲載しておりますので、こちらも是非御覧下さい。
http://nishinojinja.or.jp/photo/r010915d.htm



⑮ 子供相撲大会

赤ちゃん力士達による「泣き相撲」が正午過ぎ頃に終わった後、午後1時から3時半頃までは、引き続き同じ場所(境内の土俵)で、秋まつり恒例の「子供相撲大会」が開催されました。

毎年秋まつりの1日目に同じ場所で開催される中学校新人相撲選手権大会は、中学1・2年生の男子を対象とした、北海道相撲連盟の主催による本格的で公式な相撲大会ですが、秋まつり2日目に開催されるこの相撲大会は、幼稚園年中(5歳くらい)から小学6年までの男女児を対象とした、西野神社総代会の主催による(氏子青年会皐月会も当日の進行を手伝って下さいます)、もっとざっくばらんとした雰囲気の大会で、前述の対象年齢で相撲のルールを最低限知っている子供であれば原則として誰でも参加する事が出来ます。
参加する子供達には、土俵では裸足になって貰いますが、脱いで貰うのは足首から下だけで、着衣は洋服のまま(自主的に上半身だけ裸になる子はたまにいますが)で、回しを付けたりもしません。

なお、受付(参加申し込み)は、社務所玄関前で午前10時から午後12時半までの間、行なわれました。前項⑭で紹介した泣き相撲は、赤ちゃんにお貸しする物や差し上げる物など予め用意しておく物がある都合上、事前申し込みとしておりますが、子供相撲大会は毎年、当日申し込みとしております。

子供相撲大会
子供相撲大会
子供相撲大会
子供相撲大会
子供相撲大会

 

下の動画は、この日の子供相撲大会で撮影された動画です。子供相撲大会は今年も大盛況のうちに無事終える事が出来ました。

 

本年の子供相撲大会の様子を写した写真は、「西野神社アルバム」(以下のページ)にも多数掲載しておりますので、こちらも是非御覧下さい。
http://nishinojinja.or.jp/photo/r010915e.htm



古武術演舞奉納

午後3時から3時半までは、儀式殿前の芝生に敷き詰められた白色軟質マットの上で、例年通り、日本総合武術研究会(本部は札幌市南区真駒内)の会員さん達による「田浦無想流古武術演舞」の奉納が行われ、迫力ある各種の古武術が披露されました。

古武術演舞奉納
古武術演舞奉納
古武術演舞奉納
古武術演舞奉納
古武術演舞奉納

 

本年の古武術演舞奉納の様子を写した写真は、「西野神社アルバム」(以下のページ)にも多数掲載しておりますので、こちらも是非御覧下さい。
http://nishinojinja.or.jp/photo/r010915f.htm



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この日(秋まつり2日目)の境内の様子(御神輿の宮出しまで)を写した写真は、「西野神社アルバム」(以下のページ)にも多数掲載しておりますので、こちらも是非御覧下さい。
http://nishinojinja.or.jp/photo/r010915a.htm

 

下の動画は、この日(秋まつり2日目)の当社境内の様子を撮影したもので、第一駐車場(泣き相撲受付)、参道(奉納提灯)、野点、土俵(泣き相撲)、第二駐車場(露店)などが映っています。宜しければこちらの動画も是非御覧下さい。



なお、第3回となった本年の泣き相撲には、札幌市西区二十四軒2条4丁目にお餅屋の店舗を構える美好屋(みよしや)様が協賛して下さり、泣き相撲に参加された赤ちゃん力士の御家族全てに「紅白餅」が配られました。
美好屋様、紅白餅の御提供ありがとうございました。

また、泣き相撲に参加される赤ちゃんの御家族・御親族等専用の駐車場として、秋まつりの2日目には、例年通り本年も、札幌市西区福4丁目に社屋を構える株式会社坂ノ下興業様から平和地区にある臨時駐車場(冬期に雪堆積場として使われる広大な敷地)を御提供戴きました。
坂ノ下興業様、駐車場の御提供ありがとうございました。

 

文責:西野神社権禰宜 田頭

令和の御代初めてとなる西野神社秋まつり(その1)

令和の御代初めてとなる西野神社秋まつり(その1) 表紙

今月の14日と翌15日の2日間に亘って盛大に開催された、西野神社に於ける年間最大の行事・重儀である、本年の「西野神社秋まつり」(例祭神輿渡御をはじめとする各種の神事、それらに伴う各種の神振行事や催物等)は、幸いにして両日共ほぼ晴天に恵まれ(2日目の早朝だけ雨が降りましたが、例祭が始まる午前7時50分までにはその雨も上がりました)、西野神社の大神様の御加護と関係者各位の御尽力の下、今月18日付の記事で詳述した通り無事に全日程を終える事が出来ました。

本年は、上皇陛下(先帝陛下)が御在世中に今上陛下へ御譲位される「御代替り」が光格天皇以来約二百年ぶりに行われ、それに伴い5月1日を以て元号も「平成」から「令和」へと改元されたため、本年の秋まつりは当社にとって、令和の御代となってから迎える初めての記念すべき秋まつりとなりました。
日本全国が「天皇陛下御即位」「令和の御大禮」の奉祝ムードに沸き、各地で様々な奉祝行事や記念行事などが開催される中、本年は当社の秋まつりも例年以上に賑々しく盛大に挙行され、また本年の秋まつりからは、今年6月に竣工したばかりの儀式殿も本格的に使用され(それに伴い儀式殿前の芝生には、秋まつり期間中、参拝者の安全確保のためと芝生が傷んだり蒸れたりする事を防ぐため、網の目状の白色軟質マットを初めて全面に敷き詰めました)、更に、昨年は北海道胆振東部地震の影響から点灯を自粛していた奉納提灯も全てを煌々と点灯させ、境内は一層の賑わいを見せました。

御即位や儀式殿竣工など本年はいくつもの慶事が重なった事もあって、この2日間に当社に来られた参拝者・見学者等の人数は例年に比べても特に多く、恐らく、今までの当社秋まつりの中では過去最多の人出だったのではないかと思います。
秋まつりを見守って下さった西野神社の大神様や、本年の秋まつりに御参列・御出席・御奉仕・御奉納・御協賛等して下さった方々、その他関係の皆様方には、改めて、心より感謝申し上げます。

今回の記事では、その本年の秋まつりの1日目(今月14日)の日程や様子について、写真(一部動画もあります)と共に詳しく報告させて頂きます。
なお、本年の秋まつりについては、今回の記事である「その1」、次回の記事となる「その2」、次々回の記事となる「その3」の3編に分けてアップする事とし、秋まつり2日目(今月15日)の主に前半については「その2」の記事で、秋まつり2日目の主に後半については「その3」の記事で、それぞれ報告させて頂きます。

 

令和元年 西野神社 秋まつり日程(1日目)



① 福井ばやしの奉納

午前10時から、昨年設立40周年を迎えたNPO法人札幌福井ばやし保存会により、儀式殿前にて約15分間、当社氏子区域のひとつである西区福井(織田信長一族発祥の地とされる福井県織田町から入植した人々が開拓した地域)の “郷土の響き” である「福井ばやし」の奉納演奏が行われました。

福井ばやしの奉納は、昨年までは拝殿向拝前で行われておりましたが、本年からは、竣工間もない儀式殿の直ぐ前の芝生(前述のように秋まつり期間中は、本年より、網の目状の白色のマットが敷き詰められた状態になります)を会場として、真新しい儀式殿の殿舎を背にして御本殿の神様に向かって演奏する、という形での奉納スタイルに改められました。

福井ばやしの奉納
福井ばやしの奉納
福井ばやしの奉納
福井ばやしの奉納

毎年、2日間に亘る西野神社秋まつりの各行事の中では、この福井ばやしの奉納が一番最初に行われており、事実上、西野神社の秋まつりはこの福井ばやしにより開幕します。福井ばやしは “秋まつりの開幕を告げるひびき” でもあります。

 

下の動画は、この日奉納された福井ばやしの動画です。例年通り、本年も大変迫力ある素晴らしい奉納演奏でした。

 

本年の福井ばやし奉納の様子を写した写真は、「西野神社アルバム」(以下のページ)にも多数掲載しておりますので、こちらも是非御覧下さい。
http://nishinojinja.or.jp/photo/r010914b.htm



② 北海道中学校新人相撲選手権大会

午前10時から午後1時半頃までは、北海道相撲連盟の主催、札幌相撲連盟の主管、札幌市教育委員会等の後援、三王建設興産株式会社や当社等の協賛により、当社境内の土俵にて秋まつり恒例の「北海道中学校新人相撲選手権大会」が開催されました。

本年も、北海道内の中学校に在籍する中学1・2年生の生徒のうち、加盟団体の長もしくは当該校長に認められた生徒達が、団体戦(リーグ戦)と個人戦(原則としてトーナメント戦、但し参加者が少数の場合はリーグ戦)の2種で大変白熱した試合を展開致しました。

中学校新人相撲選手権大会
中学校新人相撲選手権大会
中学校新人相撲選手権大会
中学校新人相撲選手権大会

ちなみに、一昨年の秋まつりからは新たに「泣き相撲」(赤ちゃん相撲)も行われるようになったため、当社の秋まつり2日間で行われる相撲は、秋まつり1日目に行われるこの「北海道中学校新人相撲選手権大会」と、2日目の午前に行われる「泣き相撲」、2目目の午後に行われる「子供相撲大会」の、3つとなります。
改めてその違いを説明すると、北海道中学校新人相撲選手権大会は中学生が、泣き相撲は赤ちゃん(首が座っている0歳から2歳くらいまでの男女児)が、子供相撲大会は幼稚園年中(5歳くらい)から小学6年生までの男女児が、それぞれ出場する大会・行事となります。

 

下の動画は、今から5年前の平成26年の当社秋まつりで撮影された、中学校新人相撲選手権大会の様子です。平成27年以降に当社境内で撮影された同大会の動画は無いので、本大会のイメージ映像として、代わりにこの動画を貼付します。大会は今年もほぼこのような感じで行われました。

 

本年の中学校新人相撲選手権大会の様子を写した写真は、「西野神社アルバム」(以下のページ)にも多数掲載しておりますので、こちらも是非御覧下さい。
http://nishinojinja.or.jp/photo/r010914c.htm



③ ジャズフェスティバル

午後1時から午後4時までは、儀式殿の舞台で「ジャズフェスティバル」(ジャズを中心とした各種音楽の演奏会)が開催されました。

本年のジャズフェスティバルは、昨年と同じく、平成23年に結成されたパフォーマンスバンドでジャズ・ラテン・ボサノバ・ロック・Jポップ・歌謡曲等々何でも演奏し現在は南平岸駅前の「一番館」などで定期的にライブ活動を行っている「Cookies」、西野地区の住民で構成され当社の橋本総代もメンバーとして所属し三角山放送局(76.2Mhz)では「P'netsサウンドシャッフル」という自分達の番組も持っているバンド「P’nets」、札幌市内のライブハウスを中心に活躍中のジャズピアノトリオで東京から招いたジャズボーカルの小林直子さんも特別参加の「THE TE/TMフィーチャリング小林直子」、ミスチルのカバーバンドで多くの人達が知っている名曲を届けて下さる「TR.e.M」の、計4グループが、数々の素敵な演奏をして下さいました。

ジャズフェスティバル
ジャズフェスティバル
ジャズフェスティバル
ジャズフェスティバル
ジャズフェスティバル

なお、昨年までのジャズフェスティバルでは常に神楽殿(かぐらでん)がステージとして使われておりましたが、昨年の秋まつりの直ぐ後、神楽殿は解体され、その跡地に儀式殿が新築された事により、本年のジャズフェスティバルでは、この儀式殿が新たなステージとして使われました。 秋まつり期間中は、儀式殿内の装飾や配置なども、いつもの “神前結婚式仕様” から “舞台仕様” へと装いを改められました。
来年以降も、ジャズフェスティバルは今後、この儀式殿が使われる事になります。

 

下の動画は、この日のジャズフェスティバルで撮影された動画です。今年も、昨年と同一のお馴染みの4グループの熱演により、会場は大いに盛り上がりました。

 

本年のジャズフェスティバルの様子を写した写真は、「西野神社アルバム」(以下のページ)にも多数掲載しておりますので、こちらも是非御覧下さい。
http://nishinojinja.or.jp/photo/r010914d.htm



④ 宵宮祭・遷霊祭

午後5時からは、翌日の午前7時50分から斎行される「例祭」(例大祭もしくは本祭とも称されます)の前夜祭に当たる祭典「宵宮祭」が執り行われました。
総代さん達や、当社の各崇敬会(萬燈保存会神力會敬神婦人会氏子青年会皐月会)の代表者、来賓の方々(他社の宮司の名代として来られた神職さんなど)御参列の下、中祭式にて厳粛に斎行されました。

なお、神社本庁幣帛と総代幣帛の献幣(大前へのお供え)は、本来は例祭で行なうべき次第ですが、当社の秋まつりでは、諸般の事情によりこの宵宮祭で行うのを恒例としております。

宵宮祭
宵宮祭
宵宮祭
宵宮祭

 

そして宵宮祭の後は、直ちに遷霊祭が執り行われ、御本殿の奥深くに鎮まっておられる神様の御分霊が、神輿殿(みこしでん)に奉安されている3基の各御神輿の内部(御神座)へ御動座されました。

なお、当社の場合、御祭神1柱につき御神輿1基に御動座して戴く、という形ではなく、3基の御神輿それぞれに、当社本殿でお祀りしている御祭神3柱の御分霊に御動座戴いております。
例えば、当社から車で10分程の場所に鎮座する北海道神宮の場合、例祭(札幌まつり)では4基の御神輿が渡御するのですが(同神宮の場合、正確には御神輿ではなく鳳輦なのですが、どちらも “神様の乗り物” であり一般にはあまり区別されておらず、同神宮でも外部に向けては鳳輦渡御ではなく神輿渡御と案内しているため、ここでは便宜的に御神輿とさせて頂きます)、その際、同神宮本殿でお祀りされている御祭神4柱は、1柱ずつ各御神輿に遷霊申し上げ、つまり4基ある御神輿はそれぞれがこの神様専用、と決まっているのですが、それに対して当社では、3基の御神輿全てに、西野神社御祭神3柱の御分霊を奉安しております。


以下の写真はその「遷霊」及び「遷霊祭」の様子で、御本殿から御神輿への遷霊の際は、この写真のように「御」(西野神社御祭神の御分霊が宿っておられる御神体)を奉持している宮司ごと、絹垣(きぬがき)という、白木の棒で張られた白布で囲い、宮司は絹垣で四方を覆われたまま御神輿へと移動しました。

御神輿への遷霊
御神輿への遷霊
御神輿への遷霊

 

本年の宵宮祭・遷霊祭の様子を写した写真は、「西野神社アルバム」(以下のページ)にも多数掲載しておりますので、こちらも是非御覧下さい。
http://nishinojinja.or.jp/photo/r010914e.htm



⑤ 秋まつり1日目の民謡・演歌ショー

午後6時からは、儀式殿の舞台で「民謡・演歌ショー」が始まりました。この日のショーは、中央芸能プロの仕切りにより、島あきのさん、夏木ひとみさん、そして地元・西野出身の城山さとみさんの、3人の歌手が出演して下さいました。
民謡・演歌ショーは大盛況のうちに、予定通り午後8時に終了致しました。

民謡・演歌ショー
民謡・演歌ショー
民謡・演歌ショー
民謡・演歌ショー

 

この日の民謡・演歌ショーの様子を写した写真は、「西野神社アルバム」(以下のページ)にも多数掲載しておりますので、こちらも是非御覧下さい。
http://nishinojinja.or.jp/photo/r010914f.htm



⑥ 秋まつり2日間に亘って出店された露店

境内の第二駐車場に出店された北海道街商協同組合の各露店は、1日目は午前11時頃から、2日目は午前9時頃から営業を開始し、両日とも午後8時過ぎ頃に営業を終了しました。今年も各露店は大いに繁盛していたようです。

秋まつり 露店
秋まつり 露店
秋まつり 露店
秋まつり 露店

 

この日(9月14日)と翌日(15日)の境内の露店の様子を写した写真は、、「西野神社アルバム」(以下のページ)にも多数掲載しておりますので、こちらも是非御覧下さい。
http://nishinojinja.or.jp/photo/r010916.htm



⑦ 秋まつり2日間に亘って献灯された奉納提灯

例年通り今年の秋まつりでも、氏子・崇敬者・その他の皆様方の御名が墨書された、白地に黒文字の長型ビニール製の「奉納提灯」(ほうのうちょうちん)が、当社の参道両脇に掲げられ、境内を賑々しく盛り上げました。

これらの奉納提灯は、昨年末から本年の三が日にかけての年末年始にも同じ場所に掲げられ、その際は全ての提灯を点灯させましたが、昨年の秋まつりでは、北海道胆振東部地震の影響から北海道全域で電力不足が発生し節電が喚起されていた状況を鑑みて、奉納提灯は掲げただけで点灯自体は自粛したため、当社の秋まつりとしては奉納提灯は2年ぶりの全張一斉点灯となりました。

奉納提灯
奉納提灯
奉納提灯
奉納提灯
奉納提灯
奉納提灯

ちなみに、奉納提灯1張の奉納金額(提灯を作成するに当って納めて戴く金額)は、初年は10,000円(5年間破損保障)で、2年目以降は維持費として毎年3,000円納めて戴いております。この件についての詳細は、以下の記事を御参照下さい。
http://d.hatena.ne.jp/nisinojinnjya/20130813



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この日(秋まつり1日目)の境内の様子を写した写真は、「西野神社アルバム」(以下のページ)にも多数掲載しておりますので、宜しければこちらも是非御覧下さい。
http://nishinojinja.or.jp/photo/r010914a.htm

 

ちなみに、例年御好評を戴いておりました「刃物研ぎ実演」は、毎年秋まつり期間中に授与所前で実演して下さっていた研ぎもの師 大澤様の御都合(引退)により、昨年の秋まつりを以て最後となりました。本年からは実施されません。
大澤様、今まで大変お疲れ様でした。

 

文責:西野神社権禰宜 田頭

本年の秋まつり、無事に終了致しました!

今月の14日・15日の2日間に亘って開催された「令和元年 西野神社秋まつり」は、無事に全日程を終える事が出来ました!

お祭りの人出や賑わいなどは、どうしてもその日の天気に大きく左右されてしまうため(そもそも、余りにも荒れた天気だと奉仕者や参拝者等の安全確保にも問題が生じます)、毎年、秋まつりの数日前から「お祭り当日の天気は大丈夫なのだろうか?」という不安が私達祭典関係者には常につきまとうのですが、本年の秋まつりは、幸いにして全日程、天気には恵まれました。
2日目の早朝だけ雨が降りましたが、例祭が始まる午前7時50分までにはその雨も上がり、神輿渡御境内での各種行事は雨に見舞われる事無く、西野神社の大神様の御加護と関係者各位の御尽力の下、大盛況のうちに恙無く終える事が出来ました。
本年の秋まつりに御参列・御出席・御奉仕・御奉納・御協賛等して下さった方々、その他関係の皆様方には、本当に、心より感謝申し上げます。

 

秋まつり翌日の16日は、朝から境内各所の後片付け・復元・清掃等の作業が行われ、特に午前中は、総代さん達や、氏子青年会皐月会の会員さん達が中心となってそれらの作業をして下さり、そのため16日のお昼頃までには、境内の外観については概ね秋まつり前の平常時の状態に復されました。
また、その日は朝から神力會の会員さん達も来て下さり、神輿殿内や神輿渡御に使用した道具類の片付け、渡御中に沿道の皆様方から納められた寄付金の集計、その他の作業をして下さいました。
2日間に亘る秋まつりの御奉仕で大変お疲れの中、神社で片付けや清掃等の各種作業をして下さった皆様方、本当にありがとうございました!

今回の秋まつりでは写真も沢山撮影されましたが、以下に、それらの写真の一部をアップ致します。これら以外の写真については、まだ暫く先になるとは思いますが写真の整理が出来次第「西野神社アルバム」にまとめてアップさせて頂きます。

 

下の写真は、秋まつり2日目の早朝(雨が上がった直後)に撮影された、奉納提灯(ほうのうちょうちん)が煌々と照らす参道の景観です。

令和元年 西野神社秋まつり(奉納提灯)

 

以下の写真3枚は、いずれも今回の秋まつりで撮影された神事の様子です。1枚目の写真は中祭の「宵宮祭」、2枚目の写真は大祭の「例祭」、そして3枚目の写真は御旅所での「駐御祭」(御神輿の御前での神事)の様子です。

令和元年 西野神社秋まつり(宵宮祭)
令和元年 西野神社秋まつり(例祭)
令和元年 西野神社秋まつり(駐御祭)

 

以下の写真5枚は、いずれも今回の秋まつりでの、神輿渡御関係の写真です。
1枚目の写真に写っている担ぎ神輿は、当社の神輿会である神力會の会員さん達や、全道各地から助勢に来て下さった各神輿会の会員さん達が、賑々しく威勢良く担いで下さいました。3枚目の写真に写っている子供神輿は、担ぎ手の子供達が「そいやー!」の掛け声と共に昭和会館から西野神社までを元気いっぱいに担いでくれました。5枚目の写真は、宮入り(還御)の後に境内で開催された、神輿渡御の直会(なおらい)の様子で、神力會の会員さん達が感謝の真心を込めて他会の皆様方を接待して下さいました。

令和元年 西野神社秋まつり(神輿渡御)
令和元年 西野神社秋まつり(お獅子)
令和元年 西野神社秋まつり(子供神輿)
令和元年 西野神社秋まつり(宮入り)
令和元年 西野神社秋まつり(神輿渡御直会)

 

以下の写真3枚は、いずれも今回の秋まつりで境内の土俵で行われた相撲の様子で、1枚目の写真は、0歳から2歳までの男女児を対象とした「泣き相撲」、2枚目の写真は、幼稚園年中(5歳くらい)から小学6年までの男女児を対象とした「子供相撲大会」、3枚目の写真は、予め選抜された中学1・2年生の男子を対象とした「中学校新人相撲選手権大会」の様子です。

令和元年 西野神社秋まつり(泣き相撲)
令和元年 西野神社秋まつり(子供相撲)
令和元年 西野神社秋まつり(中学生相撲)

 

以下の写真2枚は、今回の秋まつりでの「ジャズフェスティバル」と「演芸(歌謡ショー)」の様子です。今年の6月に竣工したばかりの儀式殿を、平時の “神前結婚式仕様” から初めて “舞台仕様” に装いを改めて使いました。

令和元年 西野神社秋まつり(ジャズフェスティバル)
令和元年 西野神社秋まつり(演芸)

 

以下の動画8本は、いずれも本年の秋まつりで、当社の関係者が撮影したものです。当社の秋まつりの雰囲気がよく伝わる動画なので、宜しければこれらの動画も是非御覧になって下さい。

▼ 令和元年 西野神社秋まつり 福井ばやし奉納
https://www.youtube.com/watch?v=8GY2EvIyCcc

▼ 令和元年 西野神社秋まつり ジャズフェスティバル
https://www.youtube.com/watch?v=Dad4FCYk6U0

▼ 令和元年 西野神社秋まつり 境内の様子
https://www.youtube.com/watch?v=pInnqMFUBsY

▼ 令和元年 西野神社秋まつり 神輿渡御(宮出し)
https://www.youtube.com/watch?v=GdJFiSRi2D4

▼ 令和元年 西野神社秋まつり 泣き相撲(赤ちゃん相撲)
https://www.youtube.com/watch?v=-cTWbgF5kyI

▼ 令和元年 西野神社秋まつり 子供相撲大会
https://www.youtube.com/watch?v=vUL5TIp-Wzo

▼ 令和元年 西野神社秋まつり 演芸(歌謡ショー)
https://www.youtube.com/watch?v=5U030ir94i0

▼ 令和元年 西野神社秋まつり 餅まき
https://www.youtube.com/watch?v=wEG1Yn5ne9M

 

以下の投稿(twitterfacebookへの投稿をこの記事に貼り付けたもの)は、いずれも今回の西野神社秋まつりに関してのSNSへの投稿です。SNSでも当社秋まつりに関しての投稿がいくつか見られました。

 


 

以下の投稿(twitterfacebookへの投稿)は、西野神社の近くにあるお店の投稿です。近隣店舗の中には、当社の秋まつりに合せて営業されたところもあったようです。

 

 

年間最大の行事である秋まつり(所謂、西野神社例大祭)が無事終わり、来月からは七五三参りのシーズンを迎え(北海道の七五三は全国よりも一月早く10月なのです)、そして、その翌月(11月)には大祭である新嘗祭が斎行され、12月には、どの神社にとっても例祭と共に年間最大の繁忙期となる「年始」に向けての最終確認・最終準備を迎える事になります。
早いもので、何だかんだでもうあと3ヵ月と少しで、今年も終わってしまいますね。

 

文責:西野神社権禰宜 田頭

今日は神輿渡御が行われます!

令和元年 西野神社秋まつり2日目の今日は、午前9時から午後4時にかけて、秋まつり恒例の神輿渡御(みこしとぎょ)が行われます。
下の図は、その神輿渡御の順路図です。この図はクリックすると拡大表示されますので、沿道で御神輿を出迎えられる方や、御神輿の渡御を見学してみたいという方、また、担ぎ手として御神輿に供奉される予定の方などは、是非拡大表示させて御確認下さい。

令和元年 西野神社 神輿渡御順路図

西野神社を発御してから平和第2会館に着くまでの間と、西野福祉会館を発御してから西野神社に還御するまでの間は、「本神輿」と「担ぎ神輿」が2基揃っての渡御となり、更に、西野福祉会館から西野神社までの渡御のうち、昭和会館から西野神社までの間は、「子供神輿」も合流し、3基の御神輿が揃っての渡御となります。

 

以下の動画2本は、平成27年と平成29年の秋まつりでそれぞれ撮影された、担ぎ神輿の渡御の様子です。上図(順路図)に従って今日行われる本年の渡御も、このように華々しくも勇壮に執り行われます。渡御奉仕関係の皆様方、本年も宜しくお願い致します。

 

なお、今日の神輿渡御奉仕関係者の皆様方(西野神社神力會の会員さん達や、助勢に来て下さる他神社・他地域の各神輿会の会員さん達)は、予め別途通知させて頂いている通り、当社から徒歩8分程の場所にある特別養護老人ホーム「五天山園」さん(神輿渡御の際に毎年御旅所として使わせて頂いている所です)の駐車場を御利用下さい。
そちらの駐車場と当社との間を連絡する専用の無料バスも運行致します。但し、このバスは往路(西野神社行き)のみの運行となり、帰路(五天山園行き)の運行は無いので、恐れ入りますがお帰りの際は徒歩で五天山園さんまでお戻り下さい。
渡御奉仕関係の皆様方は、第3駐車場や、神社斜め向かいの臨時駐車場には駐車をされないよう、お手数ですが御協力宜しくお願い致します。

 

文責:西野神社権禰宜 田頭

今日から西野神社秋まつりです!

今日から2日間に亘って、令和の御代となってからは初となる「西野神社秋まつり」が挙行されます。
札幌の市内や近郊にお住まいの皆様方は勿論ですが、特に当社氏子区域やその近隣にお住まいの方々は、是非お誘い合わせの上、西野神社へお越し下さい。氏子・崇敬者、その他の皆様方の御参拝・御来訪を、心よりお待ちしております!

以下の写真2枚は、いずれも今朝(午前7時頃)撮影した、当社拝殿前・参道の景観と、昨日から舞台仕様となっている儀式殿の様子です。今朝発表された札幌の本日の降水確率は10%(天気は曇りのち晴れ)、明日は30%(天気は曇り)なので、幸いにしてこの2日間、天気は何とかもってくれそうな感じです。

令和元年「西野神社秋まつり」の日の拝殿と参道
舞台仕様にした儀式殿

 

今日(14日)・明日(15日)の2日間の具体的な日程は、以下の通りです。基本的には例年通りですが、明日の午前中土俵で行われる「泣き相撲(赤ちゃん相撲)」については、今年から二部制での開催となります。

令和元年 西野神社 秋まつり(1日目)日程
令和元年 西野神社 秋まつり(2日目)日程

 

以下の写真4枚は、昨年の秋まつり1日目に撮影された、福井ばやしの奉納中学校新人相撲選手権大会ジャズフェスティバル宵宮祭の様子です。今年もこのような感じで行われます。

福井ばやし奉納
中学校新人相撲選手権大会
ジャズフェスティバル
宵宮祭

 

以下の写真7枚は、昨年の秋まつり2日目に撮影された、例祭担ぎ神輿の渡御子供神輿の渡御野点(お茶会)泣き相撲(赤ちゃん相撲)子供相撲大会古武術演舞奉納の様子です。今年も例年通り、このような感じで行われます。

例祭
担ぎ神輿の渡御
子供神輿の渡御
野点(お茶会)
泣き相撲(赤ちゃん相撲)
子供相撲大会
古武術演舞奉納

なお、秋まつりで行われる相撲の行事は、首が座っている0歳から2歳くらいまでの男女児が参加する「泣き相撲(赤ちゃん相撲)」、5歳くらいから小学6年までの男女児が参加する「子供相撲大会」、北海道相撲連盟加盟団体もしくは中体連相撲専門委員会から推薦を受けた男子中学生が出場する「中学校新人相撲選手権大会」の3つがあります。それぞれ参加するお子さんの年齢層等が異なるので、混同されないよう御注意下さい。

ちなみに、これら3つの相撲行事のうち、「子供相撲大会」については、当日の午前10時から午後12時半頃までの間で社務所玄関前にて参加申し込みをお受けしておりますので、参加を希望されるお子さんは、社務所玄関前で先ず受付を済ませ、その後、開始時刻の15分前まで土俵に集合して下さい。
「泣き相撲(赤ちゃん相撲)」については、事前申し込み制となっていて、参加申し込みは既に締め切らせて頂いておりますので、御了承下さい。

 

下の写真は、昨年の秋まつりで撮影された、両日に亘って開催された演芸(歌謡ショー)の様子です。プロの演歌歌手の方々の素敵な歌唱が披露され、毎年、演芸は大盛況となります。

西野神社 演芸(歌謡ショー)

以下のポスター6枚が、今年の演芸(歌謡ショー)に出演して下さる6人の演歌歌手の方々です。
今年の演芸出演者は全員が女性で、1日目は島あきのさん、夏木ひとみさん、城山さとみさんの3人が、2日目にははかまだ雪絵さん、栗原ちあきさん、大橋美月さんの3人が、それぞれ出演して下さいます。どうぞ御期待下さい。

島あきの
夏木 ひとみ
城山 さとみ
はかまだ雪絵
栗原ちあき
大橋美月

 

以下の写真2枚は、昨年の秋まつりで撮影された、両日に亘って当社の第2駐車場に出店された露店の様子です。本年も、昨年と同じ場所で同数(15店)の露店が営業します。なお、両日共、露店の営業は午後8時で終了となります。

西野神社秋まつり 露店
西野神社秋まつり 露店

 

今日と明日の2日間(14・15両日)は、西野神社秋まつりの様子を速報として、西野神社サイト内の本年秋まつり特設ページ(下記URL)でも随時お知らせ致しますので、こちらも是非御覧下さい。宜しくお願い致します。
http://nishinojinja.or.jp/nishino/m2019/

 

なお、今日と明日の2日間(14・15両日)の詳細な日程を知りたいという方は、下記URLの日程表(PDFファイル)を御参照下さい。こちらは、神社の公式な資料ではありませんが、私が個人的にまとめた一覧表です。
http://nishinojinja.or.jp/photo/blog/grp/r01/0913.pdf

 

文責:西野神社権禰宜 田頭