西野神社 社務日誌

札幌市西区の西野・平和・福井の三地区の鎮守(氏神様)であり、縁結び・安産・勝運上昇等の御神徳でも知られる西野神社の、公式ブログです。

令和2年 人形供養祭

今日は午前11時から当社の参集殿に於いて、毎年3月恒例の行事・神事である「人形供養祭(にんぎょうくようさい)」が斎行されました。
当社では毎年、ひな祭り(3月3日)の次の日曜日に合同の人形供養祭を斎行しており、今年の場合は本日(3月8日)が当該日となり、先月15日から今日までの間に当社に直接持ち込まれたり郵送されるなどした沢山の人形・ぬいぐるみ等が、参集殿内の前面や左右両面に舗設された祭壇の上にズラッと並べられ、それらの人形・ぬいぐるみ等の前で、厳かに人形供養祭が執り行われました。

令和2年3月 西野神社人形供養祭 祭壇全景
令和2年3月 西野神社人形供養祭 祭壇
令和2年3月 西野神社人形供養祭 祭壇
令和2年3月 西野神社人形供養祭 祭壇
令和2年3月 西野神社人形供養祭 祭壇

 

本日の人形供養祭では、祭壇に並べられた全ての人形・ぬいぐるみ達に対して、神職が「持ち主の方々の愛着や慈しみ・その他の様々な思いが籠っている、これらの人形・ぬいぐるみ達に宿っている御霊(みたま)が、神様のお導きにより神様の御許へと還り、そこで心穏やかに落ち着き鎮まりますように」という事を心より御祈念させて頂き、併せて、持ち主の方々が抱く「今までありがとう」という人形・ぬいぐるみ達に対しての感謝の気持ちを、祭詞(所謂祝詞)という形で、それらの人形・ぬいぐるみ達にお伝え致しました。

先月22日付の記事でも述べた通り、今回の人形供養祭は、新型コロナウイルス感染防止のため一般の方々の御参列は御遠慮して戴く事となり、当社に於ける人形供養祭としては初めて「参列者無し、神職のみでの斎行」となりましたが、今の時期は他の神社さんの祭事等でも同様の対応をされている所が多いようですし、大相撲やプロ野球などプロスポーツに於いても観客を一切入場させない無観客試合を行うなどしているくらいですから、残念ではありますが全国(というか全世界)を席巻しているこのコロナ騒動(コロナショック)がある程度落ち着くまで、これはもう仕方が無い事ですね…。

令和2年3月 西野神社人形供養祭についてのお知らせ

 

以下の写真と動画は、いずれも今日の人形供養祭で撮影されたものです。例年の人形供養祭と違って参列者は一人もいませんでしたが、祭典としての厳粛さは例年同様で、本年の人形供養祭も粛々と執り行われました。

令和2年3月 西野神社 人形供養祭
令和2年3月 西野神社 人形供養祭
令和2年3月 西野神社 人形供養祭
令和2年3月 西野神社 人形供養祭

 

今日の人形供養祭の様子を写した写真は、「西野神社アルバム」の「令和2年3月 人形供養祭」のページ(下記URL)にも多数アップロードしておりますので、宜しければこちらも是非御覧下さい。
https://f.hatena.ne.jp/nisinojinnjya/R020308%20%E4%BA%BA%E5%BD%A2%E4%BE%9B%E9%A4%8A%E7%A5%AD/?sort=old

 

なお、2~3月期の人形類のお預かりは、今日を以て終了させて頂きます。来月(4月)はお預かりはしておらず、次は、5月1日~7月31日にかけての3ヶ月間、また人形類のお預かりを再開させて頂きます。宜しくお願い致します。

 

文責:西野神社権禰宜 田頭

今月8日の人形供養祭に向けて、人形等が連日続々と納められております

先月22日付の記事で御案内した通り、毎年3月恒例の神事「西野神社人形供養祭」は、本年については、新型コロナウイルス感染防止のため残念ながら一般の方々の御参列は御遠慮して戴く事となりましたが、神事そのものは、中止する事なく予定通り執り行います。

令和2年 合同人形供養祭について

 

というわけで、本年は3月8日・日曜日に人形供養祭を執り行うため、その人形供養祭で御供養(お焚上げに先立って清祓い)させて頂く事になる古い人形・ぬいぐるみ等が、受付(お預かり)を開始した先月15日以降、続々と当社に納められております。
人形供養祭当日まで受付しておりますので、神社に納めてお焚き上げして貰いたい人形・ぬいぐるみ等がある場合は、今月8日までに当社に直接お持ち戴くか、もしくはお送り下さい。宜しくお願い致します。

 

以下の写真はいずれも、ひな祭りの本日撮影した、今月の人形供養祭に向けて参集殿の祭壇等にずらっと並べられている各種人形類です。札幌市外・北海道外など遠方から郵送されてくるものも多く、人形供養祭当日までまだまだ増えそうです。

令和2年 西野神社人形供養祭の準備
令和2年 西野神社人形供養祭の準備
令和2年 西野神社人形供養祭の準備
令和2年 西野神社人形供養祭の準備
令和2年 西野神社人形供養祭の準備
令和2年 西野神社人形供養祭の準備
令和2年 西野神社人形供養祭の準備

 

なお、当社に納められた人形・ぬいぐるみ等のうち燃える材質のものについては全て、人形供養祭を終えた当日中に、当社境内にある焼却炉(下の写真に写っている焼却炉)でお焚き上げします。毎年1月15日に行うどんど焼きの時のように、持ち主の方々御参列のもと屋外の斎場で野焼きする、という形でのお焚き上げではありませんが、神域にある専用の焼却炉で、清浄な忌火にて神職がお焚き上げさせて頂きます。
ちなみに、燃えない材質のもの(可燃物であっても燃やすと著しく黒煙を出すもの等も含む)については、人形供養祭を終えた後、お焚き上げ専門の業者さんにお焚き上げを委託しております。御了承下さい。

西野神社境内の焼却炉

 

なお、当社に人形・ぬいぐるみ等を納められた全ての方に、人形供養祭を終えた後、お焚き上げを終えた旨の報告を書面にて郵送させて頂いておりますが、受付の際に書いて戴いた氏名もしくは住所の一部が達筆過ぎて判読出来なかった場合、受付の際に書いて戴いた住所の一部が省略されていたり誤りがあった場合、その他の事情により、なかには、その文書が人形・ぬいぐるみ等の持ち主様に郵送されず「宛先不明」として神社に返送されてくる事も少なからずあります。
その場合(お焚き上げを終えた旨の報告が届いていないという場合)でも、当然お焚き上げは必ず行っておりますので、御理解の程宜しくお願い致します。

 

文責:西野神社権禰宜 田頭

御朱印背景の絵柄が今日から「春仕様」に変わります

早いもので今日から、実態は兎も角(この時期の札幌はまだ多くの積雪が残っています)、暦の上では「春」とされる3月になりました。

さて、昨年9月4日付の記事で詳述した通り、当社でお頒ちする御朱印は昨年9月から、参拝者が御持参された御朱印帳に直接押印・墨書はせず、予め別紙に押印・印字した「紙朱印」をお渡しする形での対応とさせて頂いておりますが、その紙朱印の背景となる絵柄が、本日 3月1日より「春仕様」に変更されます。

西野神社 社務所(御朱印を押印する神職)
西野神社 社務所(御朱印を手渡す巫女)

 

下の写真は、昨日まで(12・1・2月)の「冬仕様」の紙朱印です。冬らしく「雪の結晶」をモチーフにした柄が背景に描かれておりました。

西野神社 御朱印(冬仕様)

 

そして下の写真が、今日から(3・4・5月)の「春仕様」の紙朱印です。春を象徴する「桜」の花びらの柄が、背景に描かれております。

西野神社 御朱印(春仕様)

 

十二支の朱印」についても同様に、今日より、「雪の結晶」柄の冬仕様から「桜の花びら」柄の春仕様へと変わります。

 

文責:西野神社権禰宜 田頭

札幌は大雪に見舞われています

今冬の札幌は、今月の上旬頃までは “記録的” と言える程、降雪・積雪が極端に少なかったのですが、中旬以降は、一転してドカ雪の日が多く、当社の境内も今は雪深い景色となっています。

 

下の写真は、丁度1年前の今日、授与所の窓口から撮影した、授与所前(第1駐車場)の景色です。境内のほぼ全てを覆っていた氷雪が、暖気によってかなり融けており、氷雪の下の地面(御影石)がかなり露出してきていました。

西野神社授与所窓口から見た、西野神社雪解けの風景

 

そして下の写真は、本日、上の写真とほぼ同じ場所から撮影した、現在の授与所前(第1駐車場)の景色です。今月の上旬頃までは、札幌では誰もが「今年の冬は雪が少ないねぇ」と言っておりましたが、現在は一転して、このようになっています(除雪し終えた後でもまだこれだけ雪があります)。

西野神社授与所窓口から見た、西野神社の雪景色

 

文責:西野神社権禰宜 田頭

来月の人形供養祭へは、どなたも御参列出来ない事となりました

令和2年 合同人形供養祭について

 

連日の報道で皆様も御存知かとは思いますが、現在、新型コロナウイルスの感染者が、海外のみならず日本国内各地でも確認されており、今月に入ってからは、札幌を含む北海道内でもその実例が複数確認されております。先ず以て、入院されている方には、心よりお見舞い申し上げます。

新型コロナウイルスの感染が全世界で拡大傾向にあるこのような深刻な事態を受け、これ以上の感染拡大を阻止するため、現在、各地では各種の行事・イベントが相次いで中止されており、札幌市に於いても、市が主催する不特定多数の方々が集まるイベント等は当面3週間程度、原則中止または延期すると発表されました。

当社に於きましても札幌市の対応に倣い、不特定多数の方々が一同に会する機会は極力減らす方向で検討しており、熟慮の結果、来月の8日(令和2年3月8日・日曜日)に執り行う本年の人形供養祭につきましては、中止する事なく予定通り斎行はするものの、一般の方々の御参列は御遠慮戴き、神職のみで執り行う事と致しました。 参列を予定されていた方には申し訳ありませんが、御理解の程、宜しくお願い致します。

 

以下に、新型コロナウイルス予防関連の情報を、札幌市のホームページより転載致します。宜しければこちらも、参考までに御一読下さい。

市民の皆さまにおかれましては、過度に不安になることなく、まずは、手洗いやうがい、咳エチケット(咳やくしゃみをする時はティッシュなどで鼻と口を押える、とっさの時は袖や上着の内側で鼻と口を押える)といった、日常的な感染予防策へのご協力をよろしくお願いいたします。
高齢の方や基礎疾患をお持ちの方におかれましては、人込みの多いところを避けていただくなど、より一層の感染予防にご注意くださいますようお願いいたします。
新型コロナウイルスに関するご相談につきましては、新型コロナウイルス電話相談窓口を開設しておりますので、011-632-4567(毎日9時~21時)へご相談ください。

 

文責:西野神社権禰宜 田頭

令和二年 合同人形供養祭の御案内

【 注 意 】 3月に執り行われる人形供養祭には、毎年皆様方に御参列戴いておりましたが、この記事をアップしてから、昨今の情勢を受けてその方針に変更が生じ、本年の人形供養祭に限り、皆様方の御参列は御遠慮して戴く事となりました。この件についての詳細は、今月23日付の記事を御参照下さい。



当社では毎年ひな祭り(3月3日)の次の日曜日に、慣例により「人形供養祭」という祭典名で、お焚上げに先立つ人形清祓の神事を斎行しており、今年は3月8日の午前11時から参集殿に於いて合同での人形供養祭を執り行います。
ひな祭りの当日ではなく、ひな祭りの次の日曜日の斎行となるため、毎年飾っておられるひな人形をお納めになる方は、是非、ひな祭りの日に御自宅でそのひな人形をお飾りし最後のお別れをされてから、当社へお納め下さい。

人形供養祭に参列される方は、当日、神社に納める人形・ぬいぐるみ等と、後述する初穂料を御持参の上(但し事前に納められた方は不要です)、午前10時50分頃までに御来社下さい。

平成31年 西野神社人形供養祭(合同)
平成29年3月 西野神社人形供養祭

 

都合により当日参列する事が出来ない方や、当日参列はするものの人形だけは事前に神社に納めておきたいという方は、本日(2月15日)から、来月8日の人形供養祭当日までの間(時間は、平日・土日に関係なく毎日午前9時~午後4時半までの間)に、その人形・ぬいぐるみ等を当社の社務所までお持ち込み下さい。
遠方にお住みの場合や、その他の事情により直接当社まで持って来る事が困難な場合は、郵送でもお受けしておりますが、人形供養祭当日の3月8日を過ぎると原則として次のお預かり期間(5月1日~7月31日)までお預かりは出来なくなりますので、直接持って来られる場合でも郵送の場合でも、当該期間内にお納め下さいますようお願い致します。

西野神社 社務所玄関(人形供養受付)

 

【初穂料について】
初穂料はあくまでも「お気持ち」として納めて戴くものなので、厳密に金額を設定しているわけではありませんが、一応の目安として、「人形・ぬいぐるみ等の数や大きさに関係なく、45リットルのビニール袋1袋に収まる程度の量で3千円」を基準に納めて戴いております(人形が1体だけでも、あるいは何十体であっても、1袋に収まる量であれば3千円、という基準です)。
そして、45リットルのビニール袋2袋分以上の場合は、1袋分増える毎に2千円ずつ加算させて頂いております。
ちなみに、「45リットルのビニール袋1袋分で3千円」「1袋分増える毎に2千円ずつ加算」というのは、あくまでも、45リットルのビニール袋に「もし」入れたとしたら、という仮定の話、換算の目安であり、人形・ぬいぐるみ等を必ず45リットルのビニール袋に入れてこなければいけないというわけではありません。実際には、紙袋、段ボール箱など、どういったものに入れて持って来られても大丈夫です。

【神社にお納め出来るもの】
人形やぬいぐるみ、それに類する物全般をお受け致します。
人形であれば、ひな人形五月人形市松人形博多人形フランス人形民芸品の人形こけし女児用玩具の人形アニメキャラやゲームキャラのフィギュア等、どのようなものでもお預かりしており、大きさ・数量や、材質は問いません。
ダルマお面羽子板や、人形の絵が描かれた掛け軸なども、「人形に類するもの」としてお預かり致します。
また、本来「人形に類するもの」とは言えないのですが、動物の剥製についても、慣例によりお預かりさせて頂いております。
但し、仏像はお預かりしておりませんので、御了承下さい。仏像を納めたい方は、お寺さん、もしくはお焚き上げ業者さんに御相談下さい。

【なるべくなら御自分で処分されたほうが良いもの】
接着剤や金具等で直接人形に固定されている道具や、人形が手に持っていたり背負っていたり被っていたりする小道具などは、その人形と一緒に神社に納めて戴いて構いませんが、その他の道具、例えば、人形が入っていたガラスケースや、段飾りの段、ひな人形などの屏風、人形を梱包している箱などは、場合によってはお預かり出来ない事もあります。
一般に、段飾りのひな人形のセットなどには、人形以外にも豊富な数の道具類が付属しておりますが、そういった道具類は、御家庭で通常に処分されても差し支えありません(気になるようであれば、塩をかけてお清めするなどした上で御処分下さい)。

 

文責:西野神社権禰宜 田頭