西野神社 社務日誌

札幌市西区の西野・平和・福井の三地区の鎮守(氏神様)であり、縁結び・安産・勝運上昇等の御神徳でも知られる西野神社の、公式ブログです。

立秋

柳の葉と短冊

今日、8月8日は、二十四節気の一つ「立秋」です。暦の上では今日から秋になりますが(暑中見舞いは「大暑」の昨日までで、「立秋」となった今日からは残暑見舞いを出すことになります)、しかし実際には、立秋の時期は残暑が厳しく一年で最も暑い「真夏」の時期であり、ここ数日間は札幌でも連日蒸し暑い日々が続いております。

先月から今月にかけては、大安の日でなければ然程件数は多くないものの、仏滅の日以外は概ね連日地鎮祭の依頼を受けているため、ほぼ毎日炎天下の中で地鎮祭の奉仕をさせて頂いており、正直かなり大変です。勿論、建主さんや施工業者さんのいる手前、全然大変ではなさそうな表情を装って奉仕させて頂いてはおりますが(笑)。特に昨日の地鎮祭は、施工業者さんが用意して下さったテント(天幕だけでなく横幕付き)の中で行なったため、内部はもう、サウナ状態でした!

今日の札幌の最高気温は28.8℃で、所謂「真夏日」とはならなかったものの、太平洋高気圧の縁沿いに湿った空気が道内の上空に入り込んでいる影響で湿度が高く(札幌で湿度70%)、今日もジメジメとした蒸し暑い天気となりました。しかし、今日の地鎮祭では奉仕中に祝詞の上端にトンボが留まり、また場所によっては、ススキの穂が開き始めている所も見られるなど、まだ暑いながらも段々と秋の気配も漂い始めています。

ところで、今日は地鎮祭の奉仕を終え神社に戻ってから、昨日の七夕まつりで子供達が境内の柳の枝に吊るした短冊を一通りザッと読ませて頂きましたが、短冊に書かれている願い事が実に微笑ましくて、なかなか面白かったです。

せいせきがあがりますように」「じてんしゃのほじょりんなしがのれますように」「うみにいきたい」「さかだちができますように」「いぬがかえますように」「プールの試験に受かりますように」「かわいいお姉ちゃんになれますように!」という実に子供らしいお願いの他、「しょうらいお医者さんになれますように」「びようしさんになれますように」「いるかのちょうきょうしになれますように」などと将来の具体的な夢が書かれている短冊もあり、その一方で、「あんぱんまんになりたい」「ミニーちゃんになりたい」「プリキュア5のレモネードになれますように」「げきれんじゃーになれますように」「コナンになれますように」「ぽけもんのくににいけますように」などとヒーローやヒロインに憧れている子供らしい純朴な心情がそのまま書かれた短冊も多くありました。「ちきゅうがこわれませんように」という、かなりグローバルな視点から書かれた短冊もありました(笑)。

また、漢字を使っている、字が達筆、お願い事の内容が子供に相応しくない(笑)等の理由から明らかに大人が書いたと思われる短冊が結構あったのはちょっと意外でした。子供達の保護者が子供と一緒に書いたのでしょうが、「家族が健康でありますように」「元気な娘になりますように」「家族皆幸せになりますように!」というのは微笑ましいものの、さすがに「サマージャンボがあたります様に」「ロト6が当りますように」というお願い事は、いかにも“大人”っぽいですよね(笑)。

(田頭)

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