西野神社 社務日誌

札幌市西区の西野・平和・福井の三地区の鎮守(氏神様)であり、縁結び・安産・勝運上昇等の御神徳でも知られる西野神社の、公式ブログです。

ちりめん 犬守り

今日は、今月から当社で授与させて頂いている「ちりめん 犬守り」という新しいお守りを紹介させて頂きます。このお守りは、その名の通り、犬(の張り子)の形をした縮緬のお守りで、主に稚児(赤ん坊や幼児)や児童が身に付ける、安全・健康・魔除けのためのお守りです。

縮緬 犬張子守

当社でお祀りしている御祭神のうちの一柱である「鵜草葺不合命」(ウガヤフキアエズノミコト)は、神話(古事記日本書紀など)の記述によると、出産の後すぐに綿津見神の国(海中の世界)へと帰ってしまわれた母親・豊玉姫命トヨタマヒメノミコト)に代わって、その豊玉姫命が地上へと遣わされた玉依毘売命(タマヨリヒメノミコト)という女神によって育て上げられ、立派に成長した後は、その玉依毘売命を妻として迎えました。

そして鵜草葺不合命は、玉依毘売命との間に生まれた三柱(四柱とする説もあります)の神様達を、玉依毘売命と共に愛情を持って育て上げ、末子(三男もしくは四男)の神倭伊波礼琵古命(かんやまといわれひこのみこと)は、後に初代天皇神武天皇)として大和(現在の奈良県)の橿原の地で即位され、現在の皇室の基を築かれました。

神話におけるこうしたエピソードから、鵜草葺不合命は、妻である玉依毘売命と共に、古来から育児・子育や、子供の魔除け・安全確保等に御利益がある神様とされており、このお守りは、当社の御祭神である鵜草葺不合命のそうした御神徳を戴き、このお守りを持たれるお子さんの身の安全・健康・魔除け等が祈願されています。犬の張り子の形をしているのは、犬の張り子は昔から安産や子供の無病息災・魔除け等を願うアイテムとされ、子供の遊び道具とされてきた事に因ります。

このお守りの、張り子の形状となっている犬の大きさは、縦・最大3cm×横・最大3cm×厚さ約5mmで、紐(ストラップ)の長さも含めると、全長は約14cmです。大きさも、大き過ぎず小さ過ぎず丁度お手頃なので、小さなお子さんのいる方は是非このお守りを受けていって下さい。

(田頭)

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