西野神社の本殿でお祀りしている御祭神三柱(豊玉姫命、鵜草葺不合命、譽田別命)の関係を図示したる略系図(相関図)を作成してみました。あくまでも略系図であり、当社の御祭神と関係の深い神様の御名のみを記した簡素な系図ですが、一応、神話の中での当社御祭神の位置付けを理解するための一助にはなるのではないかなと思います。以下の図をクリックすると拡大表示されますので、是非拡大表示の上で御確認下さい。
この略系図では、西野神社の御祭神三柱は緑枠で、女性の神様は赤文字で、それぞれ表示しています。また、この略系図は主に古事記の記述に従っており、日本書紀の記述とは一部異なるところがあります。但し神様の御名については、原則として古事記の表記に則ってはいるものの、諸般の事情により一部の神様の御名は、古事記ではなく日本書紀の表記に合わせています。
伊邪那岐命(イザナギノミコト)と伊邪那美命(イザナミノミコト)との間に生まれた御子神様達の表記については、古事記を読んだ事が無いという方には恐らく分かり辛いと思いますが、この二柱の夫婦神の御子としてお生まれになったのが、水蛭子神、大綿津見神、大山津見神です。そして、女性神の伊邪那美命が死者の世界である黄泉國(よみのくに)へと旅立たれた後、男性神である伊邪那岐命の単身から禊(みそぎ)によってお生まれになったのが、天照大御神、月読命、須佐之男命です。伊邪那岐命が左目をお洗いになった時に御出現されたのが天照大御神、右目をお洗いになった時に御出現されたのが月読命、鼻をお洗いになった時に御出現されたのが須佐之男命です。
なお、PDFファイルに変換した略系図も以下にアップロードしました。PDFファイルで御覧になりたい方はこちらを御利用さい。
http://nishinojinja.or.jp/photo/blog/grp/h24/keizu.pdf
(田頭)