西野神社 社務日誌

札幌市西区の西野・平和・福井の三地区の鎮守(氏神様)であり、縁結び・安産・勝運上昇等の御神徳でも知られる西野神社の、公式ブログです。

71年目の広島原爆忌とエンジュの花

時のアメリカ合衆国大統領ハリー・S・トルーマンが日本への原爆投下指令を承認した事により、丁度71年前の今日、昭和20年8月6日の午前8時15分、アメリカ陸軍航空軍第509混成部隊に所属するB-29大型爆撃機エノラ・ゲイ」が、ウラン型原子爆弾を我が国の広島に投下しました。

広島への原爆投下

広島の上空高度600mで炸裂したその原爆は、高温の熱線と放射線を発し、凄まじい爆風を巻き起こして、爆心地から半径2km以内の地域をほぼ完全に焼き尽くし、美しかった広島の市街地は一瞬にして一面の焼け野原と化しました。

原爆投下直後の広島の様子

広島に投下されたこの原子爆弾は、人類史上、世界で初めて実戦使用された核兵器で、正確な被害実態は未だ明らかになっていませんが、この一発の兵器により当時の広島市の推定人口35万人のうち9万〜16万6千人もの人々が、被爆から2〜4ヶ月以内に死亡したと推定されており、その後も被害は長期にわたって拡大し続けました。

原爆投下直後の広島の様子

その原爆弾投下から71年目の朝を迎えた今日、爆心地に近い広島市中区中島町平和記念公園では、被爆により亡くなられた犠牲者の方々への鎮魂の祈りと共に、核兵器廃絶に向けた力の結集を国内外に訴える「原爆死没者慰霊式・平和祈念式」が午前8時から執り行われ、会場は深い祈りに包まれました。

原爆死没者慰霊式・平和祈念式

今日の広島原爆忌から、9日の長崎原爆忌を経て、15日の終戦記念日に至るまでの10日間、我が国では、71年前のあの戦争に思いを致す慰霊の日が続く事となります…。


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以下の写真2枚は、先程当社の境内で撮影した、槐(エンジュ)の木に咲いている花です。
意識して探さないと開花には気付かないくらい、小さくて目立たない花ですが、槐の花や蕾はルチンを多く含有している事から、その蕾を乾燥させたものは、槐花(かいか)という、止血作用がある生薬としても使われるそうです。

西野神社境内で開花する「槐」の花

西野神社境内で開花する「槐」の花

槐の花言葉は「上品」「幸福」「慕情」などで、特に慰霊や追悼の意味が含まれているわけではないのですが、前述のように慰霊の日が続くこの時期(しかも、もうすぐお盆です)に、このようにそっと咲いている淡く白い花を見ると、私としては何となく、先の大戦で亡くなられた方々の御霊(みたま)を慰撫するかのように咲いているようにも感じられます…。


(田頭)

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