昨年11月28日付の記事で詳述したように、当社境内の手水舎は、昨年の11月下旬から“冬期仕様”となっていましたが、3月も下旬に入って気温が上がり、もう管が凍結する心配は無くなったため、今日から、手水舎で使う流水(地下水)の元栓を開け、約4ヶ月ぶりに手水舎を“平時仕様”に改めました。
昨日まで水盤の上に置かれていた自祓い用の祓い串を撤去し、龍の口から流れ出る清浄な地下水で直接、参拝者御自身の手や口を洗い浄めて戴く事が出来るようになりました。参拝の際は是非御利用下さい。
下の写真は、昨日までの、冬期仕様の手水舎です。手水(流水)が使用出来ない代わりとして、「祓い串」という祓いの具(大麻を小型化したもの)で御自身を祓い浄めて戴く形を採っていました。
そして、以下の写真2枚は、今日撮影した、平時仕様に復した手水舎です。水を汲むための柄杓(ひしゃく)も4本置きました。龍の口から出てくる流水は、この柄杓でお受けになってお清めにお使い下さい。
なお、この手水舎の手水を使用される方は、水盤に溜まっている止水ではなく、衛生的な問題もありますので必ず、栓(バルブ)を回して開くと龍の口から出てくる清浄な流水をお使い下さい。そして、使用された後は、流しっ放しのままではなく、栓を逆に回して閉じ、流水を止めるようにして下さい。
神社によっては、手水の流水は常にずっと出っ放しであったり、あるいは、出水と停止が人を感知するセンサーによって自動化されている事もありますが(当社でも屋内の手水は、センサーにより自動化されています)、当社屋外の手水舎の場合、出水・停止の操作は手動となっておりますので、お手数ですが御協力宜しくお願い致します。
手水の具体的な作法については、下に貼付の動画を御参照下さい。今から8年程前に、「手水の作法」を解説するために私が当社の手水舎で撮影した動画です。
(田頭)