平成31年 人形供養祭(合同)
今日は午前11時から当社の参集殿で、毎年3月恒例の行事である「人形供養祭(にんぎょうくようさい)」が斎行されました。
当社では毎年、ひな祭り(3月3日)の次の日曜日に合同の人形供養祭を斎行しており、今年の場合は本日(3月10日)がその人形供養祭の日となり、先月15日から今日までの間に当社に直接持ち込まれたり送られたりしてきた無数の人形・ぬいぐるみ等が、参集殿の前面や左右側面に組まれた祭壇にズラッと並べられ、それらの人形・ぬいぐるみ等の前で、厳かに人形供養祭が執り行われました。
例年、人形供養祭は3月の4~6日頃に斎行される事が多いのですが、前述のように今年は3月10日が人形供養祭の日となり、つまり例年よりも斎行日が遅くなり、そのため人形のお預かり期間は平年よりも長くなりました。
また、例年は10月と11月も人形供養を行っているのですが、昨年の10・11月は神楽殿解体工事のため人形のお預かりが出来ず、今回は、本来であればその期間に納められていたであろう人形も納められました。
また、数日前にSTVのテレビ番組「どさんこワイド」の中で、当社の人形供養祭が紹介され、それ以降、人形供養についてのお問い合わせを多く受けるようになっていました。
以上の3点が主な理由と推察されますが、今回の人形供養祭は、明らかに例年のこの時期よりも沢山の人形・ぬいぐるみ等が納められ、それらの人形・ぬいぐるみ等を載せる祭壇をいくつも追加して舗設した程でした。
本日斎行されたその人形供養祭では、斎主と祭員の二人が、浄衣という純白の装束を身に纏い、「持ち主の方々の愛着や慈しみ・その他の様々な思いが籠っている、これらの人形・ぬいぐるみ等に宿っている御霊(みたま)が、神様のお導きにより神様の御許へと還り、そこで心穏やかに落ち着き鎮まりますように」という事を心より御祈念させて頂き、併せて、持ち主の方々が抱く人形・ぬいぐるみ等に対しての心からの感謝の気持ちを、祭詞(所謂祝詞)という形で、それらの人形・ぬいぐるみ等にお伝え致しました。
以下の写真4枚は、いずれも昨年の3月4日に斎行された人形供養祭で撮影されたものですが、今日の人形供養祭も、ほぼこのような感じで(斎主と祭員を務めた神職も昨年と同じです)、大変厳粛に執り行われました。
なお、2~3月期の人形類のお預かりは、今日を以て終了させて頂きます。来月(4月)はお預かりはしておらず、次は、5月1日~7月31日にかけての3ヶ月間、また人形類のお預かりを再開させて頂きますが、その3ヶ月間については、今日のような合同の人形供養祭ではなく、個別の人形供養祭として執り行います。宜しくお願い致します。