西野神社 社務日誌

札幌市西区の西野・平和・福井の三地区の鎮守(氏神様)であり、縁結び・安産・勝運上昇等の御神徳でも知られる西野神社の、公式ブログです。

節分の豆まき・餅まきが行われました

今日(令和2年2月4日)は、二十四節気(にじゅうしせっき)の一番目に当たる「立春」で、旧暦では春の初日とされる日です。
とはいえ、北海道では今が年間で最も寒さが厳しい時期(厳冬期)となるため、立春にその言葉通りに春を実感する事は全く出来ませんが、西日本など温暖な地域では梅が咲き始める時期であり、俳句などでも、立春から立夏までの間は、実際に寒いか暖かいかに関係無く、春の季語が用いられます。

その立春の前日は、古来から「節分」と称され、本年に於ける節分に当る昨日(2月3日)、当社では、一年間の邪気や厄を追い払う節分恒例の行事として、午後3時から社殿にて「節分祭」が、午後3時半からは第二駐車場で「豆撒き・餅撒き」(豆打ちの儀)の神事が、それぞれ執り行われました。
今年の節分は平日で、しかも深々と雪が降るという天気でもあったため、日曜日で晴天であった昨年の節分に比べると、「豆撒き・餅撒き」の参加者は若干少なかったですが、それでも、大変寒い中、多くの方々が来て下さいました。

令和2年 西野神社節分 豆まき・餅まき
令和2年 西野神社節分 豆まき・餅まき
令和2年 西野神社節分 豆まき・餅まき
令和2年 西野神社節分 豆まき・餅まき
令和2年 西野神社節分 豆まき・餅まき

 

なお、今年も例年通り、舞台上から撒かれた福豆の袋の一部には番号(一等賞から十等賞まで)が記されており、「豆撒き・餅撒き」の後は、それぞれの番号に対応した景品が儀式殿にて、それら数字入りの袋を受け取ったり拾ったりした方々に手渡されました。

令和2年 西野神社節分 豆まき・餅まき
令和2年 西野神社節分 豆まき・餅まき

 

そして、景品の受け渡しも終わって、本年の「豆撒き・餅撒き」が一段落した後は、何日も前から今回の豆撒き・餅撒きの準備をして下さった西野神社神力會の会員さん達により、参集殿直会が開かれました。
神力會の皆様方、各種の諸準備・作業(餅つき舞台の設営、景品の準備と配布、各所役の奉仕、その他)や後片付け等(舞台の撤収など)をして下さり、ありがとうございました。

 

以下の各写真は、昨日当社で行われた「豆撒き・餅撒き」に参加された方々がSNSに投稿れた、「豆撒き・餅撒き」の関連写真です。

 
 
 
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西野神社の節分祭👹 豆まき・餅まき初参戦✨ 壮絶な戦いだった😂 #西野神社 #節分祭 #豆まき #餅まき #三連休

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ところで、「節分は毎年2月3日」と思っている方が多く、実際、昭和60年から本年(令和2年)に至るまでの三十数年間については確かにそうでした。しかし、昭和59年以前は、4年に一度の閏年だけは2月4日が節分であり、つまり、必ず2月3日が節分というわけではありません。
では、2月の3・4両日のどちらかが必ず節分になるのか、と問われれば、実はそういうわけでもありません。国立天文台が発表した「令和3年(2021) 暦要項」によると、来年(令和3年)の立春は2月3日となり、そのため、その前日に当る節分は2月2日となります。

というわけで来年は、明治30年以来、124年ぶりに2月2日が節分となります。当社では本年まで30年以上の長きに亘って、毎年ずっと2月3日に節分の行事を行っておりましたが、来年は、初めて2月2日に「節分祭」と「豆撒き・餅撒き」を行う事になります。来年の豆撒き・餅撒きに参加される方は御注意下さい。

 

文責:西野神社権禰宜 田頭