七五三詣
まだ9月なのですが、今週に入ってから、当社でも何件か七五三詣の御祈祷を行っています。晴着を身にまとい、お父さんやお母さんに手を引かれて参拝に来られる小さなお子さんたちを見ていると、その初々しい可愛さに、普段はあまり愛想のない私もつい笑顔がこぼれてしまいます。と同時に、「もう七五三の季節なのだなぁ」と、秋の到来をさらに実感します。
よく知られているように、「七五三」とは、3歳、5歳、7歳の子供のお祝い(一般には、男児は3歳と5歳、女児は3歳と7歳)で、11月15日に親子揃って氏神様に参拝し、今までの無事な成長を感謝し、さらにこれからの健やかな成長を祈願します。なぜ七五三詣が11月15日という日に定着しているのかというと、徳川五代将軍の綱吉が、我が子徳松の祝儀をこの日に行ったことがその由来と云われています(他にも諸説はあります)。ただし当社の御鎮座する北海道では、その気候の関係から、全国よりも一ヶ月早く、10月15日に七五三詣をするのが慣習となっています。
とはいえ、実際には、都合により10月15日に参拝できない方も多く、また、必ず10月15日に参拝しなければいけない、というわけでもないので、一般には、その前後を含めた期間に神社に参拝します。当社でも、七五三詣の御祈祷は、10月1日から11月末日までの2ヶ月間に亘って受け付けております(9月中でも、授与品の準備が整い次第受け付けております)。
なお、今年の七五三に該当するお子さんは、3歳(平成15年生まれ)の男女、5歳(平成13年生まれ)の男子、7歳(平成11年生まれ)の女子です。七五三詣は、本来は数え年で行うのですが、近年は、満年齢で行うことも多くなってきています。
(田頭)