西野神社 社務日誌

札幌市西区の西野・平和・福井の三地区の鎮守(氏神様)であり、縁結び・安産・勝運上昇等の御神徳でも知られる西野神社の、公式ブログです。

今日から葉月

社務所玄関前

今日から葉月(8月)です。先月は外祭が多く、仏滅の日以外はほぼ毎日地鎮祭に行っていたような気がします(仏滅でも外祭のあった日もありました)。この時期は神社の行事はほとんどなく(今月は7日に七夕まつりがあるだけです)、御祈祷も少なく(今月と来月の2ヶ月間は人形供養の御祈祷の受付を一時休止しますので、今月の御祈祷の件数は先月よりも更に減るはずです)、その代わり建築関係の外祭は多く、また、他所の神社に御神輿(おみこし)を担ぎに行く機会も多くなる、そんな季節です。

今日の札幌の最高気温は24℃で、特に暑くもなく快適に過ごすことができましたが、しかし全国的に一年を通じて最も暑くなるのがこの8月です。北海道はそれ程でもありませんが、道外の地域においてはこの時期は寝苦しい夜が続くため、涼をとるため窓を開けて寝冷えをしたり、また、暑さのため疲労が蓄積されたり、高温と強い陽射のため日射病や熱射病にかかりやすくなるなど、何かと健康を損ないがちになる季節です。

実は私も今、微妙に風邪気味で、ときどき咳が出ます。しかし、風邪をひいて「大丈夫?」などと周りが心配してくれるのはせいぜい十代までで、社会人になると、風邪をひいても周囲からは「自分の体調も管理できない奴」と評されるのが普通で、ましてや私の場合、神職という立場にあるため一般の方以上に健康管理には特に気を遣わなければなりません。咳き込みながら健康祈願の御祈祷をしたり、鼻水を垂らしながら(みそぎ)をしたりしては、全く説得力がないからです。一刻も早く直します!

この時期は、寝冷えにも注意しなくてはいけません。先月京都に行った際に、学生のとき同期だった神職からそのことを聞いて大変驚いたのですが、私が養成所の普通課程の2学年に在学していたとき、専修課程の1学年に在学していた人が、先月、実家で心不全で亡くなったそうです(享年23歳)。夜、仕事に疲れて帰宅し、風呂に入る前に下着姿でつい扇風機の前で転寝してしまい、それで体温が奪われ、翌朝冷たくなって発見されたそうです。よくクーラーの冷風は怖いといいますが、実はクーラーよりも扇風機の風の方が怖いそうです。「扇風機には気をつけよう」と思うと同時に、「日々を大切に生きなくてはなぁ」と強く思いました。

(田頭)