今日の午前中、来年度から京都國學院の普通課程Ⅰ類に入学する予定のSさんが、私から京都國學院の話しを聞くため、わざわざ岡山県から当社を訪ねて下さいました。
Sさんは、私が以前作成・公開していた京都國學院の非公式HPを見て下さっていたそうで、その伝手から最近になって私とメールで交信するようになり、入学を来月に控えて、今日、当社を訪ねて下さったのです(写真の右がSさん、左が私です)。
Sさんは社家の方で、まだ階位は取得していないものの、父親が宮司を務める岡山県内の自社においては既に事実上の神職として活動しているそうで(単立神社であるため階位未取得で神職として活動していても問題はありません)、神職養成機関に入学することは7年も前から考え続けてきたそうです。
はっきり言いまして、養成所に在籍する社家出身の学生の中には、「どうしてここに入学したの?」と訊くと「自分が神社を継ぐしかないから来た」とか「親が養成所に行けって言ったから来た」とか「他に特にやりたいことがなかったからとりあえずここに来た」などと答える無気力な人がたまに見受けられるのですが、7年間も思い続けてきただけあって、Sさんは“やる気”に満ち満ちており、私はSさんからは、バイタリティに溢れている人、という好印象を受けました。
Sさんとは社務所の応接室にて約1時間お話しさせて戴き、主にSさんからの質問に答える形で、私の答えられる範囲で神職養成所での生活について説明をさせて戴きました。Sさんは学生寮での生活について多少の不安を感じていたようですが、Sさんの過去を聞くと寮生活や体育会系のノリには充分慣れているそうなので、そういった経験があればその様な心配は杞憂で終わることでしょう。
なお、今日Sさんに手渡した京都國學院に関する私の自作資料(一日のスケジュールや年間行事の一覧等)は、現在作成準備中の大社國學館の資料と併せて、近々このブログで公開させて戴きます。
(田頭)