西野神社 社務日誌

札幌市西区の西野・平和・福井の三地区の鎮守(氏神様)であり、縁結び・安産・勝運上昇等の御神徳でも知られる西野神社の、公式ブログです。

総代会定期総会&春季例祭

春季例祭

今日は午前9時から、当社参集殿に於いて、西野神社総代会の平成二十年度定期総会が開催され、総代長挨拶、宮司挨拶、議長選出に続き、各議題の審議が行われました。

今日の総会では、昨年度の事業報告、一般会計収支決算報告、基金会計決算報告、秋季例祭剰余金会計決算報告、監査報告等の各報告が行われた後、今年度の事業計画案、収支予算案、総代会規約・内規改正案、総代会役員の補選等の各議案が審議され、無事全てが可決されて、総会は1時間半程で閉会しました。

そして、総会に引き続き、午前11時からは社殿に於いて平成二十年春季例祭(春祭り)が執り行われました。今日の祭典は、今年に入ってからは初めての大祭で、斎主・祭員はいずれも衣冠(正服)を着装し、以下の【1】〜【10】の次第に則り、斎主は宮司が、祓主・大麻所役・警蹕(けいひつ)所役・宮司玉串後取・(ひざつき)後取は松澤権禰宜が、祝詞(のりと)後取・一般玉串後取・総代幣帛(へいはく)後取・朝日舞奉納は私が、それぞれ御奉仕させて頂きました。

【1】修祓 ……… 松澤権禰宜が祓詞を奏上し、続けて玉串や斎主・祭員・参列者達をお祓いします。

【2】宮司一拝 ……… 宮司が一拝をし、祭員・参列者も宮司に合わせて一拝します。

【3】開扉・献饌 ……… 本殿外陣の御扉は祭典前に予め開扉しておき、祭典中は御簾(みす)の巻き上げを以て「御扉の開扉」に代えます(宮司が御簾を巻き上げ、その時は松澤権禰宜が「オーッ」という警蹕の発声をします)。また、献饌も祭典前に予め行い、祭典中に神饌伝供(でんく)は行わず、瓶子と水器の蓋を開ける所作を持って献饌に代えます。開扉・献饌は続けて行います。

【4】献幣 ………の上に仮置きされている、総代幣帛が載っている大角を、総代長が私から受け取り、その総代幣は総代長→松澤権禰宜宮司の順に伝供され、本殿外陣内の案にお供えされます。

【5】祝詞奏上 ……… 仮案の上に置かれている祝詞を私が宮司に手渡し、宮司が大前に進んで祝詞を奏上します(写真参照)。祝詞奏上後は、私が宮司の自座に祝詞を受け取りに行き、再び仮案に戻します(今日のように朝日舞の奉納がある祭典では祝詞袋は用いません)。

【6】朝日舞奉納 ……… 松澤権禰宜が軾を撤去し、私が仮案から「日輪の輪」を取りに行き、朝日舞を奉納します。舞の奉納後、再び「日輪の輪」を仮案に戻し、松澤権禰宜が軾を舗説します。なお、本来は上位の祭員である松澤権禰宜祝詞後取を、下位の祭員である私が軾後取を奉仕すべきなのですが、当社の祭典では、自座の位置関係により私が祝詞後取を奉仕した方が都合が良く、また、舞を奉納する者が自分で軾を撤去しに行くのは「いかがなものか」という懸念から、私が祝詞後取を、松澤権禰宜が軾後取を奉仕します。

【7】宮司玉串拝礼 ……… 松澤権禰宜宮司玉串仮案から玉串を宮司に手渡し、参列者全員で国歌を斉唱してから、宮司が玉串拝礼をします。祭員は、宮司に合わせて自座にて拝礼します。

【8】一般玉串拝礼 ……… 一般玉串仮案から玉串を、私が一参列者全員に一人づつ手渡します。今日の祭典では、総代長、副総代長、総代(役員)、総代(一般)、各崇敬会の役員(会長・副会長・事務局長など)の順に拝礼をして戴きました。

【9】撤饌・閉扉 ……… 瓶子と水器の蓋を閉める所作を持って撤饌に代えます(宮司が御簾を巻き下げ、その時は松澤権禰宜が「オーッ」という警蹕の発声をします)。また、御簾の巻き下げを以て「御扉の閉扉」に代えます。撤饌・閉扉は続けて行います。

【10】宮司一拝 ……… 祭典の最後に宮司が一拝をし、祭員・参列者も合わせて一拝します。

祭典は約40分で終わり、祭典の後は再び参集殿に移動し、すぐに昼食を兼ねた直会が開かれました。参列者の皆様方はそこで2時間近く、飲食をしながら楽しく懇談され、私も少しの時間だけ出席させて頂きました。

なお、今日の総会・春季例祭・直会の様子を写した各写真は、「西野神社アルバム」の、平成20年4月「総代会総会・春季例祭・直会」のページ(下記URL)にアップさせて頂きました。是非御覧下さい。

http://nishinojinja.or.jp/photo/200425.htm


(田頭)

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