西野神社 社務日誌

札幌市西区の西野・平和・福井の三地区の鎮守(氏神様)であり、縁結び・安産・勝運上昇等の御神徳でも知られる西野神社の、公式ブログです。

腹帯

腹帯

昨年4月22日付の記事「安産祈願」で詳しく解説させて頂きましたように、当社で安産祈願の御祈祷を受けに来られた方には、御祈祷の後に、安産祈願の御祈祷札、桐の木箱に納められている安産お守り、安産絵馬安産狛犬、腹帯や子供の儀礼について書かれた冊子「腹帯イロハ」、当社の概要や案内が記されている「西野神社の栞」の6種がセットされた授与品をお渡ししているのですが(但し御祈祷札の形状は前述の記事で紹介した当時のものとは変更されています)、先週からは、その6種に加えて、安産祈願の御祈祷の授与品セットに新たに「腹帯」(写真参照)を追加させて頂きました。

腹帯(ふくたい、はらおび)は、妊婦のお腹を冷やさない、妊婦を精神的に落ち着かせ出産への自覚を促す、胎児の位置がずれるのを防ぐ、胎児の霊魂や精神をも安定させる等の目的から、妊娠5ヶ月目の戌の日にお腹に巻く帯の事で(実際には帯を巻く日はそれ程拘らなくても良いです)、岩のように丈夫な子を産み育てるという意味から「岩田帯」とも称されています。

今から1800年程前、仲哀天皇(第14代天皇)の皇后で古代史における日本の英雄であられる神宮皇后が、三韓討伐(朝鮮半島にあった新羅高句麗百済の三国を平定)を行った際に、お腹に皇子(後の応神天皇)を身篭っていたため石を帯の中に巻き付けて出征し、帰国後に安産をされたというエピソードが古事記に伝えられており、この故事が、腹帯の起源と云われています。

当社では今まで、腹帯は授与品としては扱っておらず、安産祈願の御祈祷を受ける方が御自分で腹帯を持って来られた場合(もしくは直接身に付けて来られた場合)のみ、その腹帯のお祓いさせて頂いていたのですが、「神社から腹帯を受けたい」「神社の腹帯が欲しい」といった御要望が少なからず寄せられていたため、先週から授与品の一種として当社でも扱わせて頂く事になりました。

なお、安産祈願の御祈祷は受けないけれど腹帯は欲しい、という方には、腹帯だけの授与も行っておりますので、必要な方は社務所までお問い合わせ下さい。

(田頭)

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