ほぼ一月前の先月２０日付の記事では、札幌で１５cmの積雪が観測されたという事を紹介させて頂きましたが、その後札幌では雪が降らず（降ったとしても僅かな量で）市街地の雪はほとんど融けて無くなり、今日に至っては雨が降り（この時期の札幌で雨が降るなど通常は考えられません）、僅かに残っていた雪も雨によりほとんど綺麗に融けてしまいました。貼付の写真が今日撮影した当社の境内の様子で、御覧のように雪はほとんどありません（芝生の上には僅かに雪が残っていますが）。
現在、札幌市内では山間部を除くと雪は全く無い状態で、例年、札幌の長期積雪（根雪）の初日の平年値が１２月４日である事を考えると、まだ根雪になっていない現在の様子は「異常」といっていい程の特異な状態である事が分かるかと思います。ちなみに、今日の札幌市内の最高気温は９℃、最低気温は３℃でした。暖かくて全然１２月らしくありません。
私を含む大多数の札幌市民にとっては、雪が無いのは楽で助かるのですが（面倒な除雪作業をしなくて済むので労力が大幅に軽減され、また、除雪用の機器を作動させなくて済む分経済的にも助かります）、しかし、雪を待ち望んでいるスキー場や除雪業者などは「頼むから早く降ってくれ！」と天を仰ぎながら悲痛な叫びを上げているようです。
（田頭）
