西野神社 社務日誌

札幌市西区の西野・平和・福井の三地区の鎮守(氏神様)であり、縁結び・安産・勝運上昇等の御神徳でも知られる西野神社の、公式ブログです。

久々に3人奉仕の葬儀

昨日と今日の2日間、札幌市内の某葬儀場に於いて、病気で帰幽された某法人理事長の葬儀が神式(神葬祭)にて執り行われたのですが、その葬儀は、故人との縁により当社の神職3人が御奉仕させて頂きました。

当社で執行する葬儀は、神職が1人(宮司)もしくは2人(宮司と松澤権禰宜、もしくは宮司と私、のいずれかの組み合わせ)で奉仕する事がほとんどで、3人奉仕というのは滅多になく、私にとって3人で葬儀を御奉仕させて頂くのは(助勤として奉仕させて頂いた他社の葬儀を除くと)4年ぶりくらいの事でした。

とはいっても、祭員の数が何人であろうと、葬儀の次第は原則としてほぼいつも通りで、昨夜の通夜祭、今朝の葬場祭・発柩祭、今日お昼頃の火葬祭、今日夕方頃の帰家祭は、それぞれの式次第に従って粛々と執り行われました。以下が、それらの次第です。

【通夜祭】 修祓 → 喪主一拝 → 対揖 → 遷霊詞奏上 → 遷霊の儀(この間消灯) → 献饌 → 饗饌(遺族代表) → 霊魂安定詞奏上(3人で奏上) → 通夜祭詞奏上 → 喪主参列者玉串拝礼 → 斎主祭員玉串拝礼 → 撤饌 → 対揖 → 喪主一拝

【葬場祭・発柩祭】 修祓 → 喪主一拝 → 対揖 → 献饌 → 饗饌(遺族代表) → 葬場祭詞奏上 → 弔辞奏上 → 弔電奉読 → 喪主参列者葬場祭玉串拝礼 → 発柩祭詞奏上 → 喪主発柩祭玉串拝礼(参列者列拝) → 斎主祭員玉串拝礼 → 撤饌 → 対揖 → 喪主一拝

【火葬祭】 修祓 → 火葬祭詞奏上 → 喪主参列者玉串拝礼

【帰家祭】 修祓(大祓詞を3人で奏上) → 斎主一拝 → 献饌 → 帰家祭詞奏上 → 喪主参列者玉串拝礼 → 斎主祭員玉串拝礼 → 撤饌 → 斎主一拝

昨夜の通夜祭の参列者は500人もいたため(故人の人徳ですね)、もしこの規模の葬儀で1人奉仕だったとしたら、参列者玉串拝礼の次第で相当な時間がかかってしまい(玉串後取が2人はいないと、500人の参列者1人ずつに対して斎主が1人で玉串を手渡す事になるからです)、葬儀全体の流れが滞る事になるので、結果として、今回の葬儀は3人奉仕で丁度良かったのではないかと思います。また、今回の葬儀では斎主・祭員の他に、楽を奏する伶人の方も3人御奉仕して下さいましたが、楽がCDではなく直接伶人が奏するという葬儀も、私にとっては久々だったような気がします。

私は、葬儀の1人奉仕の経験はまだありませんが、2人奉仕の経験は何度かありますので(年に数回程度ですが)、今回の奉仕により、改めて2人奉仕と3人奉仕との具体的な違い(細かな所作の違いというよりも、葬儀全体の雰囲気や間の違いなど)を実感として感じる事ができ、神葬祭奉仕の奥深さを再認識させられました。

(田頭)

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