昨日、宮司が境内を歩いていた時、参拝者の方から「そこ（拝殿前）の階段に雀の雛がいますよ」と声を掛けられ、宮司が確認してみると、巣から落ちてしまったのか、生まれてまだ間もない状態と思われる雀が一羽、拝殿向拝の階段でピーピーと鳴いていました。
宮司は早速その雛を保護し、まずは社務所の机の上に置いて、皆でその雛の健康状態を観察してみました。下の写真がその時撮ったもので、幸い怪我はしていないようで、まだ飛ぶ事はできないもののヨチヨチと歩く事もでき、そのため、とりあえず国語辞典や古語辞典などの分厚い本で四方を囲んでバリケードを築いて、雛が机の上から落ちないようにしました。
試しに、境内で捕まえてきた小さな虫を宮司がピンセットで雛の口に押し込んでみた所、雛はその虫をすぐに食し、更にまだ食べたそうな感じだったので、弱っている様子はほとんどなく、むしろかなり元気な感じでした。もし、自力で食べ物を食べる事ができない程衰弱しているとしたら、保護したとしても先は長くはないでしょうが、この様子なら、食べ物を与えさえすればちゃんと成長しそうな感じなので、宮司と奥さんが職舎でこの雛を飼育する事にしました。
下の写真３枚は、保護から丸一日経った今日のお昼、宮司の奥さんが社務所でこの雛に餌を与えているところです。食欲はかなり旺盛で、食べる前はピーピーと鳴いているのですが、食べ終えると静かになって寝てしまいます。
どのように成長していくのか、今後が楽しみです！
（田頭）
