西野神社 社務日誌

札幌市西区の西野・平和・福井の三地区の鎮守(氏神様)であり、縁結び・安産・勝運上昇等の御神徳でも知られる西野神社の、公式ブログです。

拝殿内に西野神社祭神由緒彫刻額を掲げます

先月25日付の記事でも少し触れましたが、当社拝殿内の南側壁面上部に、新たに、「西野神社祭神由緒彫刻額」という彫刻額を取り付ける事になりました。この彫刻額は、西野神社の御祭神である豊玉姫命と鵜草葺不合命の由緒を彫刻壁画として再現したもので、寸法は縦1.1m×横2.6m×厚さ7.5cmあり、現在、8月の納品に向けて、宗舟さん(東京の浅草と北千住に工房を構える木彫師さん)が鋭意製作中です。

製作中の西野神社祭神由緒彫刻額

写真が小さいのでちょっと分かり辛いかもしれませんが、豊玉姫命と結婚をされた穂々出見命(山幸彦)が海中の宮殿から地上へお帰りになる様子と、地上へと来られた豊玉姫命が鵜の羽を以って産屋を造る時にその産屋の屋根がいまだ葺き終わらないうちに御子、即ち鵜草葺不合命がお生まになった、という神話でのシーンが彫刻画として再現されています。この木彫には、『穂々出見命釣ヲ得テ和田津見ノ宮ヨリ一尋鰐ニ載リ此國ヘ帰リ玉フノ圖』と『豊玉毘賣命鵜ノ羽ヲ以テ産屋ヲ造ル其産屋未ダ葺終ラザル間ニ御子産玉フ依テ此御子ヲ鵜葺草葺不合命ト申ス』という文字も添えられます。なお、下の写真が、この彫刻額の原寸大図案です。この大きさの木彫が、拝殿内に取り付けられる事になります。

西野神社祭神由緒彫刻額 原寸大図案

下の写真は、上の図案をズームアップしたものです。この写真は、クリックすると拡大表示されますでの、是非拡大の上御覧下さい。

西野神社祭神由緒彫刻額 原寸大図案

ちなみに、当社に納品される宗舟さんの作品としては、平成16年11月に完成した「拝殿梁の木彫」、平成19年7月に完成した「拝殿向拝の木彫」、平成21年7月に完成した「牡丹と獅子の木彫」及び社務所玄関正面上部の「蛙股の木彫」、そして、平成22年7月に完成した祖霊殿内の「御霊舎」に続く作品となります。

(田頭)

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