６月６日付の記事で詳しく紹介した「西野神社祭神由緒彫刻額」という、縦１.１ｍ×横２.６ｍ×厚さ７.５cmもの大きな彫刻額が、昨日、当社拝殿内の南側壁面上部に取り付けられました。
西野神社の御祭神である豊玉姫命と鵜草葺不合命の由緒が木彫で再現されているこの彫刻壁画は、宗舟（東京の浅草と北千住に工房）の木彫師さん達が作って下さり、今日は、その木彫師さん達がこの彫刻壁画を車に積んで当社まで運んできて下さり（大洗から苫小牧まではフェリーを使ったそうです）、昨日の早朝から午後３時過ぎ頃まで、取り付け作業を行って下さいました。
下の写真２枚は、取り付け作業完了後の由緒彫刻額です。これらの写真ではちょっと分かり辛いかもしれませんが、豊玉姫命と結婚をされた穂々出見命（山幸彦）が海中の宮殿から地上へお帰りになる様子と、地上へと来られた豊玉姫命が鵜の羽を以って産屋を造る時にその産屋の屋根がいまだ葺き終わらないうちに御子、即ち鵜草葺不合命がお生まになった、という神話でのシーンが彫刻画として再現されています。
ちなみに、以下の記事本文中では、この由緒彫刻額を制作している様子が紹介されています。「横谷さんの兄弟弟子の方が別の作品をあら彫り中」と紹介されているのが、当社に納品された由緒彫刻額です。
http://ichimadoll.exblog.jp/15846290/
（田頭）
