西野神社 社務日誌

札幌市西区の西野・平和・福井の三地区の鎮守(氏神様)であり、縁結び・安産・勝運上昇等の御神徳でも知られる西野神社の、公式ブログです。

神葬祭で初めて斎主を奉仕致しました

先日、2日間に亘って神葬祭(僧侶により執行される一般的な仏式の葬儀ではなく、神職により執り行われる、神道の信仰と作法に則った葬儀)を奉仕させて頂きました。
1日目の夜は通夜祭を、2日目の午前中は葬場祭と発柩祭を、そして午後は帰家祭を、ぞれぞれ奉仕したのですが、私にとっては今までの神葬祭奉仕よりも、今回は特に緊張しての奉仕となりました。

というのも、私は神職になってから、助勤も含めると恐らく20〜30回くらいは神葬祭で祭員として奉仕してきたと思うのですが、そのいずれも、常に2〜3人奉仕での祭員としてであり、今回は私にとって、神葬祭では初めてとなる一人奉仕だったのです。
一人で奉仕という事は当然、私が斎主を務めるわけで、今回初めて、神葬祭で斎主として奉仕をさせて頂きました。

何ヶ月も前から予定が決まっている慶事結婚式とは違い、当然といえば当然ですが、凶事である神葬祭はいつも突然入るもので、今回も、私が通夜祭を奉仕する前日の夜に奉仕の依頼が入り、しかも、祭詞に反映させる故人の経歴が書かれた紙は事前に貰う事が出来ず、通夜祭の始まる1時間くらい前に葬儀場で葬儀会社の人に手渡されるなど、かなりドタバタした感もありましたが、兎も角、葬儀が始まる前までに、祝詞の例文集などを参考にしながら、初めて遷霊祭詞・通夜祭詞・葬場祭詞・発柩祭詞・帰家祭詞の5本の祭詞を作文しました。

通夜祭では勿論、遷霊も行いましたが、前日までこの世に生きておられた故人の御霊(みたま)を御遺体から霊璽に遷す、という事を今自分が斎主として御遺族達参列者の前で執行している事を思うと、いつもの祭事以上に宗教的な高揚と重い責任を感じました。
と同時に、やや不適正な物言いかもしれませんが、この責任感や緊張感は宗教者冥利に尽きるな、とも思いました。

神葬祭の奉仕は、やはりとても厳粛な気持ちになります…。

(田頭)

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