平成２４年１０月７日付の記事では、西野神社で短編映画の撮影の一部が行なわれたという事を紹介させて頂きましたが、先日、その映画『下手くそ、はなさない』が収録されたＤＶＤを頂きましたので、遅ればせながら私も観てみました。
札幌国際短編映画祭2013「最優秀北海道作品賞」を受賞した、当社の氏子区域である西野界隈を舞台とした２８分の作品です。
以下は、西野神社で撮影されたシーンを本編からキャプチャーした画像です。昭子とトオルが二人でお参りをしたりおみくじを引くシーンなどが撮影されました。
以下は、メイキングシーンのうち、西野神社でのロケの様子をキャプチャーした画像です。本編とは違った、明るい雰囲気が伝わってくる画像です。
以下は、エンドクレジットの画像です。西野神社は、西野中学校と共に「ロケーション協力」として紹介されました。
なお、今回の記事は、単に、西野神社で短編映画のロケが行われたという事を紹介する趣旨でアップしている記事であり、西野神社として、もしくは私個人として、この作品を高く評価している、とか、この作品を観る事を皆様に推奨している、というわけではありませんので、その点は誤解の無いようにお願い致します。
作中で、夜、当社境内にて酔っ払いが立ち小便をするシーンがあり（あくまでも演技なので勿論本当にしているわけではありませんが）、私としてはそういったシーンの存在はこのＤＶＤを観て初めて知り、正直言って、神職としてはやはり不快な気分になりました。こういったシーンが撮影される事を事前に知っていれば、当社としても境内での撮影は許可しなかったと思います。
言うまでもなく神社というのは単なる公園や緑地ではなく、氏子さんや崇敬者さんの“心の拠り所”となっている純然たる宗教施設であり、その神域での立ち小便は、そこに坐す神様に対して著しく礼を失する不敬行為であるばかりか、その神社や神様に対して信仰心を持つ人達の気分をも害する行為であり、また、平成２１年１月１９日付の記事でも詳しく解説しましたが、場合によっては刑法第１８８条１項の礼拝所不敬罪に抵触する恐れもあります。製作者側には、この点には配慮をして欲しかったところです。
（田頭）
