西野神社 社務日誌

札幌市西区の西野・平和・福井の三地区の鎮守(氏神様)であり、縁結び・安産・勝運上昇等の御神徳でも知られる西野神社の、公式ブログです。

節分祭&豆撒き・餅撒き

節分

節分の日の今日、当社では、邪気や厄を追い払う恒例行事として午後3時から「節分祭」が斎行され、引き続き3時半からは、第二駐車場にて「豆撒き・餅撒き」(豆打ちの儀)が行われました。

節分は、二十四節気立春(暦の上では春が始まるとされる日)の前日に当る日の事で、かつては立春が一年の最初の日とされていた事から、その前日の節分は一年の最後の日とされ、つまり、節分の行事は、大晦日と同じ性格を持った年迎えの行事でもあったのです。
日本のお正月は、元々は立春だったのですが、1月望(もち)の日から1月朔(ついたち)へと変わっていき、やがてこの3つが混在するようになったため、元は同じ正月行事が大正月(1月1日)、小正月(1月15日)、節分(2月3日)と分かれて行われるようになったと云われています。

下の写真2枚は、「豆撒き・餅撒き」に先立って社殿で斎行された節分祭の様子で、本年の「年男」「年女」に当っている方々や、当社関係者の皆さん方(恵比須様・大黒様獅子・赤鬼の各所役奉仕者橋本総代長代行萬燈保存会理寛寺会長神力會前鼻会長など)が参列して下さいました。
なお、節分祭の後の豆撒き・餅撒きからは、札幌市議会議員の飯島先生も合流して下さいました。

平成26年 節分祭

平成26年 節分祭


下の各写真は、節分祭に続き当社の第二駐車場にて行われた豆撒き・餅撒きの様子です。
まず、萬燈保存会の会員さん達による奏楽に合わせて舞台の前で鬼や獅子による舞が行われ、それから、恵比須様の所役が舞台上から破魔矢を放ち、大黒様の所役が舞台上から小槌で舞台前の参列者達のお祓いをするなど一連の所作が行われた後、舞台の上から福豆お餅などが一斉に撒かれました。

平成26年 豆撒き・餅撒き

平成26年 豆撒き・餅撒き

平成26年 豆撒き・餅撒き

平成26年 豆撒き・餅撒き

平成26年 豆撒き・餅撒き

今年も、萬燈保存会の方々が奏するお囃子や「鬼は外」「福は内」という掛け声と共に、豆撒き・餅撒きが賑々しく執り行われ、舞台から撒かれる豆やお餅を直接受け取ろうとする人々や、地面に落ちた豆やお餅を拾おうとする人々の歓声で会場は大いに盛り上がりました。
ちなみに、節分で豆を撒くのは、農作物の出来に生命を左右された昔の人にとって、豆は主食であるお米と並んで神様が宿る大切なものとされ、特に五穀の一つである大豆には穀物の霊が宿っておりその霊力によって悪霊や災難を退散させる事が出来ると考えられていた事に因ります。


なお、豆撒き・餅撒きの舞台は、例年同様、今年も第二駐車場全体を南北二つに分断するような配置で会場の中央に組み立てられ、舞台の南側は大人専用の会場、舞台の北側は子供専用の会場とし、大人と子供はそれぞれの会場に分かれて豆やお餅を拾って戴きました。
これは、大人と子供が同一会場に混在すると、特に背の小さなお子さん達が、上を見ながら手を広げて豆を取る事に夢中になっている大人の視界に入らず押し倒されたり踏まれたりする危険があるので、そういった不測の事故を避けるための安全管理上の対策でもあります。

平成26年 豆撒き・餅撒き

平成26年 豆撒き・餅撒き


舞台上から撒かれた福豆の袋の一部には番号が記されており、豆撒きの後は、それぞれの番号に応じた副賞が、神楽殿にて、豆撒きに参加された皆さん方に授与されました。

平成26年 豆撒き・餅撒き 副賞授与

そしてその後は、何日も前から今日の豆撒き・餅撒きの準備をして下さった神力會の会員さん達により、参集殿直会が開かれました。
神力會の会員さん方、各種諸準備(餅撒き舞台の組立、その他)や後片付け等をして下さり、どうもありがとうございました。


今日の節分祭や豆撒きの様子を写した写真は、「西野神社アルバム」の「平成26年2月 節分祭、豆撒き・餅撒き」のページ(下記URL)にも多数アップさせて頂きましたので、宜しければこちらも是非御覧下さい。
http://f.hatena.ne.jp/nisinojinnjya/260203%20%E7%AF%80%E5%88%86%E7%A5%AD/?sort=old


(田頭)

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