西野神社 社務日誌

札幌市西区の西野・平和・福井の三地区の鎮守(氏神様)であり、縁結び・安産・勝運上昇等の御神徳でも知られる西野神社の、公式ブログです。

平成二十六年 人形供養祭

今日は午前11時から参集殿で、毎年3月恒例の行事である「人形供養祭」が斎行されました(当社では毎年、ひな祭りの次の日曜日に人形供養祭を斎行しています)。
先月15日から今日までの間に当社に直接持ち込まれたり送られたりしてきた無数の人形・ぬいぐるみ類が参集殿の祭壇全面にズラッと並べられ、それらの人形・ぬいぐるみ等の前で、人形供養祭が厳かに執り行われました。

平成26年 人形供養祭

なお、人形供養祭という名称については過去にも何度か説明させて頂きましたが、「供養」という言葉は本来は仏教用語であり、神社の立場としては、人形供養祭には別の名称を、例えば「お焚き上に先立つ人形等清祓い」もしくは「人形感謝祭並びに人形清祓い」などを充てたほうがより適切なのかもしれませんが、現実には、供養という言葉は仏教用語としてよりも一般用語として広く世に浸透しており、清祓いや感謝祭という名にするよりも供養祭という名を用いたほうがどなたにも直ぐに祭典の趣旨を理解して戴ける事から、当社ではあえて人形供養祭という名を使っています。

今日の人形供養祭は、『号鼓 → 修祓 → 降神 → 献饌 → 大祓詞奏上 → 人形供養祭詞奏上 → 斎主玉串拝礼 → 参列者代表玉串拝礼 → 撤饌 → 昇神 → 号鼓』という次第に則って、宮司・松澤権禰宜・私の3人による奉仕で執り行われました(越川権禰宜外祭奉仕のため外に出ておりました)。

大祓詞は、約40人の参列者の皆さん方と一緒に奏上し(皆さん方には予め、大祓詞が掲載されている蛇腹上の神拝詞を配布させて頂きました)、続いて斎主(宮司)が、祭壇の奥に鎮座する祖霊殿(御霊舎)内の神籬(神様の宿る依代)に降神された大神様達に対して、「これらの人形・みぐるみ等に宿っている御霊(みたま)が神様のお導きにより、天に鎮まっておられる神様の御許へと還り、そこで心穏やかに落ち着き鎮まりますように」という趣旨の祭詞を奏上し、その後、参列者代表の方にも玉串拝礼をして戴きました。

平成26年 人形供養祭

平成26年 人形供養祭

平成26年 人形供養祭

平成26年 人形供養祭

平成26年 人形供養祭

今日の人形供養祭の様子を写した写真は、「西野神社アルバム」の「平成26年3月 人形供養祭」のページ(下記URL)にも多数アップロードさせて頂きましたので、こちらも是非御覧下さい。

http://f.hatena.ne.jp/nisinojinnjya/260309%20%E4%BA%BA%E5%BD%A2%E4%BE%9B%E9%A4%8A%E7%A5%AD/?sort=old


なお、2〜3月期の人形類のお預かりは、今日を以て終了させて頂きます。来月(4月)はお預かりはしておらず、次は、5月1日からまた人形類のお預かりを再開させて頂きます。宜しくお願い致します。


(田頭)

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