西野神社 社務日誌

札幌市西区の西野・平和・福井の三地区の鎮守(氏神様)であり、縁結び・安産・勝運上昇等の御神徳でも知られる西野神社の、公式ブログです。

平成26年 秋まつり 2日目(前編)

集合写真

秋まつり1日目(今月13日)の日程とその内容をまとめた前回の記事に引き続き、今回は、秋まつり2日目(翌14日)の主に午前の日程とそれぞれの内容について、写真や動画と共に大まかに報告させて頂きます。

秋まつりの2日目は、当社にとっては年に一度の例祭(その神社にとって最も由緒のある日に行なわれる大祭の事で、他の諸祭事とは区別された特別な祭事)の日であり(毎年「敬老の日」の前の日曜日が当社の例祭日です)、私達西野神社の神職にとっては、午前零時から御祈祷が始まる元日や、厄祓いの御祈祷が集中する節分の日などと共に、この日は一年を通して最も忙しい日のひとつです。


◆ 西野神社例祭

午前7時50分から、社殿にて「平成二十六年 西野神社例祭」の神事が大祭式にて執り行われ、私達神職衣冠(正服)を、総代さん達は格衣もしくは背広を、各町内地区代表の方々はを、来賓や各崇敬会代表の方々は背広もしくはそれに準じた服装をそれぞれ着装した上で参列し、厳粛に本年の例祭が執り行われました。

当社の例祭は、前日夜に斎行される宵宮祭と比較すると、式次第からは献幣が無くなり(神社本庁幣帛や総代幣帛は、前夜の宵宮祭から大前に上がったままです)、神楽奉納(稚児による舞)も無くなるため、時間的には宵宮祭より例祭の方が少し短くなるのですが、神事の重さとしては当然、「中祭」の宵宮祭よりも「大祭」である例祭の方が上位となります。
私は、宵宮祭同様、警蹕所役(けいひつしょやく)と祝詞後取(のりとしどり)の所役を奉仕させて頂きました。なお、本年の例祭も、例年通り、札幌市議会の議員さんが来賓として参列して下さいました。

例祭

例祭

ちなみに、戦前は、神社の例祭には、官幣社以下村社に至るまで勅使または幣帛供進使が参向し幣帛が奉られていましたが、戦後、神社に対しての国からの奉幣の制度は全廃されました。しかし、特に皇室との関わりが深い一部の神社の例祭には今も皇室から勅使が差遣されており、また、国からの幣帛供進制度は神社本庁がその主旨と伝統を継承し、現在は神社本庁が、本庁包括下にある全国の神社の例祭に献幣使を参向させ、本庁幣(神社本庁幣帛)が奉られています。
当社の場合、年間行事の中で本庁幣が奉られるのは、原則として、この秋まつり(1日目の宵宮祭と2日目の例祭)だけです。

なお、例祭の様子を写した写真は、以下の各ページにも多数掲載されておりますので、こちらも是非御覧下さい。
http://nishinojinja.or.jp/nishino/m2014/matsuri.php?d=20140201
http://nishinojinja.or.jp/photo/260914c.htm


◆ 御神輿の宮出し

午前9時の担ぎ御神輿(江戸神輿)の発輿に先立ち、まず松澤権禰宜が、御神輿と担ぎ手の皆さん方を拝殿向拝前でお祓いし、そのすぐ後、大坊総代長と西野神社神力會の前鼻会長が担ぎ手の皆さん方に挨拶をして、ほぼ定刻通り午前9時頃、御神輿の宮出しとなりました。昨年は雨が降る中での宮出しとなりましたが(時々どしゃ降りにもなりました)、幸いにして本年は、とても清々しい晴天の中、宮出しをする事が出来ました。

修祓

総代長挨拶

神力會会長挨拶

発輿

ちなみに、本神輿(京神輿)には毎年宮司が供奉しますが、担ぎ神輿には、職員3人(松澤権禰宜、私、越川権禰宜)のうちの一人が交替で供奉する事としており、今年は松澤権禰宜が供奉しました(昨年は越川権禰宜で、一昨年は私でした)。

御神輿の発輿(宮出し)の様子を写した写真は、以下のページにも多数掲載されておりますので、こちらも是非御覧下さい。
http://nishinojinja.or.jp/nishino/m2014/matsuri.php?d=20140203


◆ 担ぎ神輿の渡御

担ぎ神輿(江戸神輿)は、何度かの神事休憩を挟みながら、午前9時から午後4時頃まで、当社氏子区域を神幸しました。当社の神輿会「神力會」の他、札幌の市内・近郊を始め、道内各地から各神輿会の方々が助勢(遠征)に来て下さいました。

神輿渡御

神輿渡御

神輿渡御

神輿渡御

下の写真2枚は、主に担ぎ神輿に供奉した、担ぎ賽銭箱と、お獅子です。

お賽銭

お獅子

担ぎ神輿の渡御の様子を写した写真は、以下の各ページにも多数掲載されておりますので、こちらも是非御覧下さい。
http://nishinojinja.or.jp/nishino/m2014/matsuri.php?d=20140208
http://nishinojinja.or.jp/photo/260914e.htm


◆ 神幸行列本隊の渡御

錫杖西野神社萬燈保存会方々猿田彦命奉仕者宮司、巫女西野神社の総代さん達各町内区域代表の方々お稚児さん達などから成る、本神輿(トラックの荷台に固定された京神輿)を中心とした神幸行列は、午前9時から午後4時頃まで、萬燈保存会の方々の方々が奏でる祭囃子と共に当社氏子区域を神幸しました。
宮出し(出御)の時は担ぎ神輿も、宮入り(還御)の時は担ぎ神輿と子供神輿も、一緒に合流して神幸しました。

神幸行列

神幸行列

神幸行列

神幸行列

神幸行列

神幸行列

[https://www.youtube.com/watch?v=aXBSBfcRqY4:movie]

神幸行列本隊の様子を写した写真は、以下のページにも多数掲載されておりますので、こちらも是非御覧下さい。
http://nishinojinja.or.jp/photo/260914d.htm


この日(秋まつり2日目)の午前中の境内の様子は、以下のページにも写真が多数アップされていますので、宜しければこちらも是非御覧下さい。
http://nishinojinja.or.jp/photo/260914a.htm

なお、秋まつり2日目の主に午後の様子(この記事の続き)については、次回の記事で報告させて頂きます。


(田頭)

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