昨日の記事では、神楽殿前のハルニレの木を伐採するに先立って、社殿で「伐木祭」という神事を斎行した事を報告させて頂きましたが、今日、業者さんによって、そのハルニレの伐採作業が行われました。
当初は伐木祭の直ぐ後、つまり昨日のうちに、伐採も行われる予定だったのですが、昨日は伐木祭を終えた後から雨が強くなり、結局ほぼ一日中降り続いた事から、伐採の作業は一日延期され、本日行われました。
広大な林野や草原など周囲に何も無い所(高さ数十メートルの大木が根本から倒れても問題ない場所)で伐採するなら兎も角、神社の境内地で大木をいきなり根本から切るわけにはいかないので、伐採作業は、高所作業車を使って高い位置から枝や幹などを順次切っていくという作業を繰り返しながら、慎重に進められていきました。
高さ5メートル程まで低くなったところで、ハルニレはついに根本から切断されました。
一連の作業を見届けて、事故無く無事に伐採作業が終わった事に安堵感を感じると共に、ずっと西野神社を見守り続けてきた大木が切り株だけを残して完全に消滅してしまった事には、やはり何とも言えない寂しさを感じました…。
(田頭)