西野神社 社務日誌

札幌市西区の西野・平和・福井の三地区の鎮守(氏神様)であり、縁結び・安産・勝運上昇等の御神徳でも知られる西野神社の、公式ブログです。

初夏の訪れを告げるミヤコワスレ

今日の記事に貼付の写真はいずれも、先程当社境内で撮影した、鳥居近くの狛犬の台座横で綺麗に咲き誇る「ミヤコワスレ」という花々です。野春菊(ノシュンギク)、東菊(アズマギク)とも称される花です。

西野神社のミヤコワスレ

ミヤコワスレは「都忘れ」とも表記される、キク科ミヤマヨメナ属の多年草で、日本固有の宿根性の園芸植物です。
花の大きさは径3〜4程cm、花茎は高さは15〜30cm程(但し高性種は70cm程)で、4月中旬〜6月中旬にかけて濃紫・濃桃・鮮紫・鮮桃・白色などの花を開花させます。中心の丸い部分は黄色くなります。

西野神社のミヤコワスレ

西野神社のミヤコワスレ

西野神社のミヤコワスレ

ミヤコワスレという名前の由来は、鎌倉時代中期に、後鳥羽上皇が討幕の挙兵をされた事により起こった、朝廷と幕府との合戦「承久の変」(承久の乱)に敗れて佐渡へと配流された順徳天皇後鳥羽上皇の第三皇子)が、この花を見ると都への思いを忘れられると仰ったという故事によるとされ、その由来によって花言葉は「別れ」や「しばしの憩い」と云われているそうです。切ないエピソードですね…。


(田頭)

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