平成27年 西野神社秋まつり 1日目
先月19〜20日の2日間に亘って盛大に開催された、西野神社で年間最大の行事・重儀である、本年の西野神社秋まつり(秋季例祭とそれに伴う諸行事)は、大勢の氏子・崇敬者・協力者・関係者・地元の皆様方の、温かい御支援・御理解・御協力によりまして、無事に全日程を終える事が出来ました。
特に本年は、西野神社が御創祀されて丁度130年目、神輿渡御が始まってからは丁度40年目、秋まつりに先立っての斎戒でもある禊祓行事が始まってからは丁度10年目という、いろいろな意味で節目にあたる年の秋まつりであり、更に、秋まつり2ヶ月前には第一駐車場等の御影石敷設工事が完了し、秋まつり1ヶ月前には掲示板の改修工事も完了、そして秋まつりの数日前には本殿御扉両横への随神の木彫取り付けが完了するなど、境内や社殿内を一新して迎える、特別な秋まつりでもありました。
数日前の天気予報では、今年の秋まつりは2日間共に強い雨に見舞われるとの予報で、実際、1日目は一時的に強い雨が降った時間帯もあり、そのため「中学校新人相撲選手権大会」は開催場所が当社境内の土俵から、屋内施設である西野地区センターに変更され、また、宵宮祭の後に斎行される遷霊祭も、雨儀仕様となり例年とは少し異なる形で斎行されましたが、幸いにも、秋まつりのメインともいえる2日目(例祭当日)は、午前中こそ小雨が降ったものの雨具が必要になる程の雨ではなく、お昼以降は完全に青空となって晴天に恵まれ、大きなトラブルや混乱、クレーム等もなく、恙無く無事秋まつりを執り納める事が出来ました。
秋まつりを見守って下さった西野神社の大神様達や、秋まつりに御協力・御尽力して下さった皆様方には、心より感謝申し上げます。
更新が遅れた理由をいちいち列記すると何だか言い訳がましくなってしまいますが、秋まつりの後は、秋まつりに使った各種物品等の後片付け、秋まつりで撮影された数千枚に及ぶ写真データの整理・分類とそれに伴う西野神社アルバムの更新、ウィキペディアのページ「西野神社」の大幅な更新、2日間の日程で留萌で開催された神道行法錬成研修会への出席、プライベートでの用事(1泊2日の家族旅行)などいろいろありまして、神社や家でもなかなかこのブログを本格的に更新する時間が持てず(少ない文章量の記事は時々アップしていましたが)、結果として、秋まつりが終わってからもう2週間も経ってしまったのですが、今更ながら、本年の秋まつり第1日目(9月19日)について、その日程や様子を以下に写真と共に大まかに報告をさせて頂きます。
なお、秋まつり2日目の午前の様子については次回の記事で、秋まつり2日目の午後の様子については次々回の記事で、それぞれ報告させて頂きます。
◆ 福井ばやしの奉納
午前10時から、札幌福井ばやし保存会により約15分間、神楽殿前の芝生で、当社氏子区域のひとつである西区福井(福井県から入植した人々が開拓した地域)の“郷土の響き”である福井ばやしの奉納演奏が行われました。
毎年、2日間に亘る西野神社秋まつりの各行事の中では福井ばやしの奉納が一番最初に行われており、事実上、西野神社の秋まつりはこの福井ばやしにより開幕します。
福井ばやし奉納の様子を写した写真は、以下の各ページにも多数掲載されておりますので、こちらも是非御覧下さい。
http://nishinojinja.or.jp/nishino/m2015/matsuri.php?d=20150101
http://nishinojinja.or.jp/photo/270919b.htm
◆ 北海道中学校新人相撲選手権大会
例年通り今年も、午前10時から午後1時半頃まで、北海道相撲連盟加盟団体もしくは中体連相撲専門委員会などから推薦を受けた中学生達が出場する新人相撲選手権大会が、当社の秋まつりに合わせて境内の土俵で開催される予定だったのですが、前述の通り今年は雨天のため、当日になって会場が西野地区センターへ変更され、今年の秋まつりでは同大会は開催されませんでした。
参考までに、昨年の当社の秋まつり1日目に開催された同大会の写真を、以下に2枚アップ致します。毎年、とても迫力ある試合が展開されています。
◆ ジャズフェスティバル
昨年の秋まつりの時よりも時間を30分拡大し、午後1時から午後4時まで、神楽殿でジャズフェスティバル(ジャズを中心とした音楽の演奏会)が開催されました。
地元・西野在住のメンバーにより平成11年に結成されたバンド「P'nets」(ピーネッツ)、平成23年に結成されジャズ・ラテン・ボサノバ・ロック・Jポップ・歌謡曲等々何でも演奏するバンド「Cookies」(クッキーズ)、70年代にタータン・ハリケーンと呼ばれる熱狂的社会現象を巻き起こしたベイシテキローラーズのカバー「Bay City Rogans」(ベイシテイローガンズ)、昨年再結成された3管編成による迫力満点のファンキージャズバンド「The Double up」(ザ・ダブルアップ)、ハワイ語で“素晴らしい仲間”を意味するハワイアン・バンド「Ka Pilina Nani」(カ・ピリナ・ナニ)の計5グループが、数々の素敵な演奏をして下さいました。
ジャズフェスティバルの様子を写した写真は、以下の各ページにも多数掲載されておりますので、こちらも是非御覧下さい。
http://nishinojinja.or.jp/nishino/m2015/matsuri.php?d=20150104
http://nishinojinja.or.jp/photo/270919c.htm
◆ 宵宮祭
午後5時からは、翌日の午前7時50分から斎行される「例祭」(通称:例大祭)の前夜祭に当たる「宵宮祭」が執り行われ、総代さん達や、各崇敬会(萬燈保存会、神力會、敬神婦人会、氏子青年会)代表者、来賓(北海道神宮宮司代理など)の方々御参列の下、中祭式にて斎行されました。
『修祓 → 宮司一拝 → 開扉 → 献饌 → 献幣(神社本庁幣・総代幣) → 祝詞奏上 → 稚児による神楽舞奉納 → 宮司玉串拝礼 → 参列者玉串拝礼 → 撤饌(略式) →閉扉(略式) → 宮司一拝』という次第に則って厳粛に執り行われました。
そして宵宮祭の後、例年だと直ちに遷霊祭が執り行われ、本殿に鎮まっておられる神様の御分霊が、神輿殿に奉安されている三基の各御神輿の内部(御神座)へ御動座されるのですが、本年はその時間帯に雨が降っていたため、遷霊は少し時間を遅らせての執行となりました。
下の写真は、晴天であった昨年の秋まつりでの遷霊祭の様子で、本殿から御神輿への遷霊の時は、この写真のように御神体を奉持している宮司ごと、絹垣(きぬがき)という、白木の棒で張られた白布で囲い、宮司は絹垣で四方を覆われたまま御神輿へと移動します。
宵宮祭の様子を写した写真は、以下の各ページにも多数掲載されておりますので、こちらも是非御覧下さい。
http://nishinojinja.or.jp/nishino/m2015/matsuri.php?d=20150106
http://nishinojinja.or.jp/photo/270919d.htm
◆ 民謡・演歌ショー
午後6時からは、神楽殿の舞台で民謡・演歌ショーが始まりました。この日のショーは、中央芸能プロの仕切りにより、渡辺亮子さん、山本裕美子さん、彩川さくらさんの3人の歌手が出演して下さいました。途中から雨が強くなるなどしましたが、それでも民謡・演歌ショーは大盛況のうちに予定通り午後8時に終了致しました。
民謡・演歌ショーの様子を写した写真(但しこの日だけではなく2日目の民謡・演歌ショーも含みます)は、以下のページにも多数掲載されておりますので、こちらも是非御覧下さい。
http://nishinojinja.or.jp/photo/270920j.htm
以下のページは、この日のショーに出演して下さった渡辺亮子さんが、御自分のブログにアップされた記事です。こちらにも写真が数枚掲載されております。
http://ameblo.jp/ryoko-tv-blog/entry-12076087391.html
◆ 第二駐車場に出店された露店
境内の第二駐車場に出店されている北海道街商協同組合の各露店は、1日目は午前11時頃から、2日目は午前9時頃から営業を開始し、両日とも午後8時過ぎ頃に営業を終了しました。一時的に雨が強かった時間帯を除くと、今年も各露店は大いに繁盛していたようです。
第二駐車場に出店されている露店の様子を写した写真は、以下のページにも多数掲載されておりますので、こちらも是非御覧下さい。
http://nishinojinja.or.jp/photo/270920k.htm
◆ 奉納提灯
例年通り、今年の秋まつりでも、氏子・崇敬者・その他の皆様方の御名が墨書された、白地に黒文字の、長型ビニール製の奉納提灯が、当社の参道両脇に掲げられました。これらの奉納提灯は、年末年始(12月31日〜1月3日)にも同じ場所に掲げられ、境内を賑々しく盛り上げます。
奉納提灯1張の奉納金額(提灯を作成するのに納めて戴く金額)は10,000円(5年間破損保障)で、2年目以降は維持費として毎年3,000円納めて戴いております。この件についての詳細は、以下の記事を御参照下さい。
http://d.hatena.ne.jp/nisinojinnjya/20130813
なお、この日(秋まつり1日目)の境内の様子は、以下の各ページにも写真が多数アップされていますので、宜しければこちらも是非御覧下さい。
http://nishinojinja.or.jp/nishino/m2015/matsuri.php?d=20150102
http://nishinojinja.or.jp/nishino/m2015/matsuri.php?d=20150105
http://nishinojinja.or.jp/photo/270919a.htm
(田頭)