西野神社 社務日誌

札幌市西区の西野・平和・福井の三地区の鎮守(氏神様)であり、縁結び・安産・勝運上昇等の御神徳でも知られる西野神社の、公式ブログです。

平成27年 西野神社秋まつり 2日目(前編)

平成27年 西野神社例祭

本年の秋まつり1日目(先月19日)の日程とその内容をまとめた前回の記事に引き続き、今回は、秋まつり2日目(翌20日)の、主に午前中の日程や様子について、写真や動画と共に大まかに報告させて頂きます。
なお、秋まつり2日目の午後の様子について(この記事の続き)は、改めて次回の記事で報告させて頂きます。

秋まつりの2日目は、当社にとっては年に一度の例祭(その神社にとって最も由緒のある日に行なわれる大祭の事で、他の諸祭事とは区別された特別な祭事)の日であり(毎年「敬老の日」の前の日曜日が当社の例祭日です)、私達西野神社の神職にとっては、年間で最も参拝者(初詣)が多く家内安全の御祈祷が集中する元日や、特に厄祓いの御祈祷が集中し午後からは豆撒きも行われる節分の日などと共に、この日は一年を通して最も忙しい日のひとつです。


◆ 西野神社例祭

午前7時50分から、社殿にて「平成二十七年 西野神社例祭」の神事が大祭式にて執り行われ、宮司以下私達神職衣冠(正服)を、総代長は狩衣を、本神輿に供奉する総代さん達は格衣を、それ以外の総代さん達は背広を、本神輿に供奉する各町内地区代表の方々はを、来賓や各崇敬会代表の方々は背広もしくはそれに準じた服装をそれぞれ着装した上で参列し、厳粛に本年の例祭が執り行われました。

当社の例祭は、前日夜に斎行される宵宮祭と比較すると、式次第からは献幣が無くなり(神社本庁幣帛や総代幣帛は、前夜の宵宮祭から大前に上がったままです)、神楽奉納(稚児による舞)も無くなるため、時間的には宵宮祭より例祭の方が少し短くなるのですが、神事の重さとしては当然、「中祭」の宵宮祭よりも「大祭」である例祭の方が上位となります。私は、前日の宵宮祭同様、警蹕所役(けいひつしょやく)と祝詞後取(のりとしどり)の所役を奉仕させて頂きました。
なお、本年の例祭にも、前衆議院議員、現職の道議会議員や市議会議員の先生方が来賓として参列して下さいました。

平成27年 西野神社例祭

平成27年 西野神社例祭

平成27年 西野神社例祭

ちなみに、戦前は、神社の例祭には、官幣社以下村社に至るまで勅使または幣帛供進使が参向し幣帛が奉られていましたが、戦後、神社に対しての国からの奉幣の制度は全廃されました。しかし、特に皇室との関わりが深い一部の神社の例祭には今も皇室から勅使が差遣されており、また、国からの幣帛供進制度は神社本庁がその主旨と伝統を継承し、現在は神社本庁が、本庁包括下にある全国の神社の例祭に献幣使を参向させ、本庁幣(神社本庁幣帛)が奉られています。
当社の場合、年間行事の中で本庁幣が奉られるのは、原則として、この秋まつり(1日目の宵宮祭と2日目の例祭)だけです。

なお、例祭の様子を写した写真は、以下の各ページにも多数掲載されておりますので、こちらも是非御覧下さい。
http://nishinojinja.or.jp/nishino/m2015/matsuri.php?d=20150201
http://nishinojinja.or.jp/photo/270920c.htm


◆ 御神輿の宮出し

午前9時の担ぎ御神輿(江戸神輿)の発輿に先立ち、まず神職(今年の秋まつりでは私)が、御神輿と担ぎ手の皆さん方を拝殿向拝前でお祓いし、そのすぐ後、大坊総代長と西野神社神力會の前鼻会長が担ぎ手の皆様方に一言挨拶をされ、そしてほぼ定刻通り午前9時頃、御神輿の宮出しとなりました。前日の大雨も止み、清々しい宮出しを迎える事が出来ました。

なお、今年の神輿渡御からは、本年5月に発足した「西野神社氏子青年会 皐月会」の会員さん達も、提灯を奉持する所役などとして奉仕して下さる事となりました。以下の写真の4枚目で、赤紫色の半纏を着て提灯を掲げ先頭を歩いている2人が、皐月会の方々です。

神輿渡御に先立つ修祓

総代長挨拶

神力會会長挨拶

発輿

発輿

ちなみに、本神輿(京神輿)には毎年宮司が供奉しますが、担ぎ神輿(江戸神輿)には、当社の権禰宜のうち3人(松澤権禰宜、私、越川権禰宜)から一人が毎年交替で供奉する事となっており、今年は私が供奉させて頂きました(昨年は松澤権禰宜で、一昨年は越川権禰宜でした)。

御神輿の発輿(宮出し)の様子を写した写真は、以下のページにも多数掲載されておりますので、こちらも是非御覧下さい。
http://nishinojinja.or.jp/nishino/m2015/matsuri.php?d=20150203


◆ 担ぎ神輿の渡御

担ぎ神輿(江戸神輿)は、何度かの神事休憩を挟みながら、午前9時から午後4時頃まで、当社氏子区域を神幸しました。当社の神輿会「神力會」の他、札幌の市内・近郊を始め、道内各地から各神輿会の方々が助勢(遠征)に来て下さり、賑々しくも勇壮に神輿渡御が行われました。
この項では、約7時間に及んだ担ぎ神輿の渡御のうち、午前中の様子を写した写真や動画をアップさせて頂きます。

担ぎ神輿の渡御

担ぎ神輿の渡御

担ぎ神輿の渡御

担ぎ神輿の渡御

下の写真は、主に担ぎ神輿に供奉したお獅子所役です。ちなみに、この方は他所の神社の神輿会の会員さんで、数年前から毎年西野神社の秋まつりでこの所役を奉仕して下さっています。

お獅子

担ぎ神輿の渡御の様子を写した写真は、以下の各ページにも多数掲載されておりますので、こちらも是非御覧下さい。
http://nishinojinja.or.jp/nishino/m2015/matsuri.php?d=20150208
http://nishinojinja.or.jp/photo/270920e.htm


◆ 本神輿を中心とした神幸行列

錫杖西野神社萬燈保存会方々猿田彦命奉仕者宮司巫女西野神社の総代さん達各町内区域代表の方々お稚児さん達などから成る、本神輿(トラックの荷台に固定された京神輿)を中心とした神幸行列は、午前9時から午後4時頃まで、萬燈保存会の方々の方々が奏でる祭囃子と共に当社氏子区域を神幸しました。
なお、本神輿は、神社からの宮出し(出御)の時には担ぎ神輿と共に、神社への宮入り(還御)の時は担ぎ神輿や子供神輿と共に神幸しました。

神幸行列本隊

神幸行列本隊

神幸行列本隊

神幸行列本隊

神幸行列本隊

神幸行列本隊

本神輿を中心とした神幸行列の様子を写した写真は、以下のページにも多数掲載されておりますので、こちらも是非御覧下さい。
http://nishinojinja.or.jp/photo/270920e.htm


この日(秋まつり2日目)の午前中の境内の様子は、以下のページにも写真が多数アップされていますので、宜しければこちらも是非御覧下さい。
http://nishinojinja.or.jp/photo/270920a.htm

以下のページは、この日西野神社を訪れた参拝者の方が御自分のブログにアップされた、境内の様子についての記事です。こちらにも写真が数枚掲載されておりますので、こちらも是非御覧下さい。
http://ameblo.jp/kittenish22/entry-12075430352.html


(田頭)

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