氷割り
今年の札幌は、3月に入ってから、やや季節外れとも云える突発的な大雪に見舞われ、珍しく3月上旬が今シーズンでの積雪のピークとなりましたが(例年は1月下旬頃がピークです)、上旬を過ぎてからは、この時期らしく気温が上がり始め、氷点下まで下がる事はほぼ無くなり、雪ではなく雨も降るなどしたため、市内の幹線道路の大半では路面の氷雪が融けてアスファルトが露出するようになりました。住宅街の狭い路地などでは、まだ路面の氷雪が融けていない所も多いですが。
この暖かさのため、当社の境内各所に積もっていた雪もここ数日間で急速に融け出し、参道や駐車場などでは、昨年の12月からずっと氷雪に覆われていた石畳や砂利等の地面が所々で露わになってきています。もっとも、境内の積雪が一気に少なくなってきたのは、気温上昇と降雨だけがその要因なのではなく、当社の宮司がこまめにホイールローダーで境内の雪山を崩している事もその要因のひとつではありますが。
そして、所々で地面が露出してきた事から、まだ地面に厚い氷が残っている参道や社務所玄関前、授与所前などでは、神職一同で、ツルハシやアイスピック等の氷割りの道具を使って地面の氷を砕く作業も時々行っています。
この氷割りの作業は、毎年3月中旬から下旬にかけての当社恒例の作業(風物詩?)のひとつであり、氷を割りながら、長かった北海道の冬もやっと終りだなぁ、と感じています。漸く、連日の除雪作業から解放されます(笑)。
ちなみに、九州の福岡では今日、桜の開花が発表されたそうですが、札幌での桜の開花は、今年は4月30日か5月1日頃と予想されています。
なお、今から10年近く前にアップした記事ですが、札幌と雪との関係や、札幌市民にとっての除雪については、以下の記事を御参照下さい。
http://d.hatena.ne.jp/nisinojinnjya/20061224
(田頭)