西野神社定期総会＆春季例祭 - 西野神社社務日誌

今日は午前９時３０分から参集殿で、「平成２８年度西野神社定期総会」が開催され、当社の責任役員全員と、総代さん達のほぼ全てが出席されました。
引き続き午前１１時からは、社殿にて「春季例祭」が斎行され、そしてその後、午前１１時４０分頃からは、祭典に参列された方々のほぼ全員が出席しての、昼食を兼ねた直会が開かれました。

下の写真は、毎年この時期に当社授与所の裏で見られる、満開を迎えている桜（エゾヤマザクラ）です。
実は、この写真は昨年の春季例祭の前日に撮影したもので、今日撮影したものではないのですが（今年は開花が遅れており、今はまだここまで満開の状態にはなっておりません）、春季例祭日に相応しい、とても春らしい光景という事で、ここにアップします。

春季例祭に先立って、まず９時半から開催された定期総会は、「開会、総代長挨拶、宮司挨拶、各報告（昨年度の事業報告、昨年度の会計報告・監査報告）、議案審議（今年度の事業計画案、今年度の会計予算案、役員改選）、本日付で就任された新任の総代さん達２人への委嘱状交付、閉会」という次第に従って粛々と進められ、報告事項や各議案等は恙無く全て承認されました。

また、今日の総会では、今月１日付で「西野神社出仕」の辞令を受けて当社に奉職した門（かど）出仕の、責任役員や総代さん達への紹介と、当人による自己紹介も、併せて行われました。
ちなみに、丁度一年前の今日開催された昨年度の総会では、昨年度から当社の神職となった田頭権禰宜（私の妻）の自己紹介が行われました。

そして、定期総会が終わった後、午前１１時からは、平成２８年となってからは当社初の大祭となる「春季例祭」（単に「春まつり」とも称されます）が執り行われ、総会に出席された責任役員や総代さん達には引き続きこの大祭にも参列して戴きました。また、西野神社各崇敬会（西野神社萬燈保存会、西野神社神力會、西野神社敬神婦人会、西野神社氏子青年会皐月会）の代表や事務局を担当されている方などにも、来賓として御参列戴きました。
毎年４月２５日に当社で斎行されるこの春季例祭は、古代に於いて律令国家の恒例祭祀の一つとされてきた祈年祭（その年一年間の豊穣を祈願する祭事）に相当する祭典で、当社の氏子区域（西野・平和・福井）や全国各地の農業・工業・商業などが栄える事を神様に祈念する大祭として斎行しております。

例年通り、私は今年の春季例祭でも、明治天皇御製（明治天皇が作られた和歌）と奏楽に合わせて、神社本庁制定祭祀舞のひとつである朝日舞を、大前にて奉納させて頂きました（当社での朝日舞の奉納は、春季例祭と新嘗祭の年２回です）。

なお、今日の春季例祭は、斎主以下祭員、計５人の奉仕により執り行われ、宮司と、私達権禰宜３人は、それぞれの神職身分に応じた正服を著けましたが、門出仕だけは、権禰宜に昇格するまではまだ神職身分が無いため、正服ではなく浄衣を著けての奉仕となりました。
門出仕は、志波彦神社・鹽竈神社神職養成所に在学していた昨年度は、志波彦神社・鹽竈神社の「出仕補」として同神社の祭典で奉仕していたので、大祭の奉仕自体は何度か経験しているはずですが、一般の民社での大祭奉仕は今日が初めてだったはずで、その内容や雰囲気の違いなどは、恐らくそれなりに新鮮な経験だったのではないかなと思います。

そして、春季例祭が終わった後（午前１１時４０分頃）、参列者の皆さん方には再び参集殿へと戻って戴き、昼食を兼ねた直会にも御出席戴きました。直会は約１時間行なわれ、例年通り、今回の直会も大いに盛り上がりました。
御多忙の中、本日当社に参集して下さった皆様方、どうもありがとうございました。お疲れ様でした！