西野神社 社務日誌

札幌市西区の西野・平和・福井の三地区の鎮守(氏神様)であり、縁結び・安産・勝運上昇等の御神徳でも知られる西野神社の、公式ブログです。

七夕の短冊絵馬

七夕

昨日(7月7日)は、地域によっては、五節句のひとつである「七夕(たなばた)」の行事が行われました。
七夕は、日本古来の祖霊祭りの行事(お盆の祖霊祭に先行する招霊のための行事)や乙女棚機女(たなばたつめ)の信仰に、中国から伝わった彦星(ひこぼし)と織姫(おりひめ)の伝説などが習合して現在の形になった、我が国では今も代表的な年中行事のひとつで、願い事を書いた短冊(たんざく)や飾りなどを笹の葉に吊るして星にお祈りをする日としても広く知られています。

七夕は、本来は旧暦7月7日なので、新暦に換算すると平成29年の場合は8月28日がその日に当たり、つまり、年によって変わるのですが本年の場合だと、私達が普段使っているカレンダーの8月28日に合せて七夕の行事を行うのが最も正確なのですが、実際には、新暦の7月7日(昨日)や、その一ヶ月遅れの8月7日、あるいはその前後の時期などに行われます。
神社によっては、7月7日に七夕祭、翌8月7日に七夕本祭というように、2回に分けて七夕の行事を行う所もあるようです。


つまり、七夕の行事をいつ行うかは全国的にバラバラで、ほとんど統一されていないという事なのですが、前述のように昨日が七夕とされる日のひとつだった事は確かなので、今回の記事ではそれに因んで、今月から当社の授与所窓口で授与をしている「短冊絵馬(たんざくえま)」を紹介致します。

西野神社 短冊絵馬

西野神社 短冊絵馬

この短冊絵馬は、8月7日までの期間限定で頒布させて頂いており、初穂料は一体200円です。願い事を書いた後は、通常の絵馬掛けではなく、絵馬掛けの前に設置してある、専用の笹の木(下の写真に写っている笹)に吊るして戴いております。

短冊絵馬を吊るす専用の笹


ちなみに、函館・室蘭・登別・根室など一部の地域では異なりますが、北海道では、一般には8月7日に七夕の行事が行われる事が多く、札幌でも、七夕は概ね8月7日と認識されており、そのため当社でも、七夕の行事は毎年8月に行っております。
但し、札幌市内の幼稚園や保育園などでは、7月7日の昨日に七夕の行事を行った所もあり、結局のところ、「七夕はいつなのか」については、やはり各地・各所で見解がバラバラのようです。


(田頭)

人気blogランキングへ