西野神社 社務日誌

札幌市西区の西野・平和・福井の三地区の鎮守(氏神様)であり、縁結び・安産・勝運上昇等の御神徳でも知られる西野神社の、公式ブログです。

平成29年 西野神社秋まつり(後編)

西野神社秋まつり

本年の秋まつり1日目(9月16日)の日程とその内容をまとめた前々回の記事、秋まつり2日目(翌17日)の主に午前の日程とその内容をまとめた前回の記事に引き続き、今回の記事では、秋まつり2日目の主に午後の日程とそれぞれの内容について、写真や動画と共に大まかに報告させて頂きます。
「前編」「中編」「後編」と3回連続でアップした、本年の秋まつりについての記事は、第3回となるこの記事「後編」を以て完結とさせて頂きます。

改めて、本年の秋まつりを振り返ってみますと、一時的に霧雨が降るなどはあったものの全体を通して見ると天候に恵まれ、また人出にも、そして多くの方々の御協力にも恵まれ、西野神社の大神様の御加護と関係者各位の御尽力の下、大盛況のうちに恙無く執り納める事が出来ました。

前回の記事「中編」の最後の項で詳述した泣き相撲も、当社にとっては今回が初めての開催であったため、当初はどのくらい参加者(赤ちゃん力士)が集まってくれるか不安があったのですが、実際には、かなり早い段階で参加希望者が定員に達する事となり、当初の予定よりも大幅に早い時期に締め切りをしなければならない程、大変な人気を博する事が出来ました。
“おまつりの華”とも言える御神輿の渡御も、日程が他社の秋まつりの渡御と重なったため、他会(他所の神社や他所の地域の各神輿会)から来て下さる助勢も分散される事が予想され、実際当日は分散されたと思うのですが、それでも、有り難い事に多くの担ぎ手の皆さん方が奉仕に来て下さり、当社の神輿会「神力會」と共に担ぎ神輿の渡御を賑々しく盛り上げて下さいました(他会の一部の方は子供神輿の渡御も手伝って下さいました)。
当社の秋まつりに関わって下さった皆様方には、本当に、心より感謝申し上げます。

ちなみに、今年の秋まつりでは、担ぎ神輿の担ぎ手の方々に利用して戴く駐車場(特別養護老人ホーム「五天山園」さんから当日のみお借りした駐車場)から神社へと向うバスを2便、また、泣き相撲に参加する赤ちゃん力士の家族の方々に利用して戴く駐車場(株式会社「坂ノ下興業」さんから当日のみお借りした駐車場)から神社へと向うバスを4便、逆に神社から同駐車場へと戻るバスを5便、それぞれ初めて運行しましたが(いずれも乗車料無料のマイクロバスです)、これらも、利用された皆様から好評を博する事が出来ました。


平成29年 西野神社 秋まつり日程(2日目)



◆ 子供相撲大会

赤ちゃん力士達による「泣き相撲」が正午頃に終わった後、午後1時から3時半頃までは、引き続き同じ場所(境内の土俵)で、毎年秋まつり恒例の「子供相撲大会」が開催されました。

毎年秋まつりの1日目に同じ場所で開催される中学校新人相撲選手権大会は、中学1・2年生の男子を対象とした、北海道相撲連盟の主催による本格的で公式な相撲大会ですが、秋まつり2日目に開催されるこの相撲大会は、幼児から小学校6年生までの男女を対象とした、西野神社総代会の主催(氏子青年会皐月会も当日の進行を手伝って下さいました)による、もっとざっくばらんとした雰囲気の大会で、小学校6年生以下で相撲のルールを知っている子供であれば性別・年齢に関係無く誰でも参加する事が出来ます。
ちなみに、参加する子供達には、土俵では裸足になって貰いますが、脱いで貰うのは足首から下だけで、着衣は洋服のままで回しを付けたりもしません。

子供相撲大会

子供相撲大会

子供相撲大会

子供相撲大会

子供相撲大会

下の動画は、今から3年前の平成26年の秋まつりで撮影された、子供相撲大会の様子です。平成27年以降に当社境内で撮影された同大会の動画は無いので、大会のイメージ映像として、代わりにこの動画を貼付します。子供相撲大会は今年もほぼこのような感じで行われました。

本年の子供相撲大会の様子の様子を写した写真は、以下の各ページにも多数掲載されておりますので、こちらも是非御覧下さい。
http://nishinojinja.or.jp/nishino/m2017/matsuri.php?d=20170205
http://nishinojinja.or.jp/photo/290917e.htm



◆ 古武術演舞奉納

午後3時から3時半までは、神楽殿前の芝生で、日本総合武術研究会(本部は札幌市南区真駒内)の会員さん達により「田浦無想流古武術演舞」の奉納が行われ、刀術・弓術・柔術・その他の古武術が披露されました。突然暴漢に襲われた場合の対処の仕方(護身術)なども、分かりやすい丁寧な解説付きで披露されました。

古武術演舞奉納

古武術演舞奉納

古武術演舞奉納

古武術演舞奉納

古武道演舞奉納の様子の様子を写した写真は、以下のページにも多数掲載されておりますので、こちらも是非御覧下さい。
http://nishinojinja.or.jp/nishino/m2017/matsuri.php?d=20170206
http://nishinojinja.or.jp/photo/290917f.htm



◆ 担ぎ神輿の渡御(午後)

担ぎ神輿(江戸神輿)は、何度かの神事休憩を挟みながら午前9時から午後4時頃まで、西野神社神力會の会員さん達やその他の各神輿会の会員さん達の御奉仕(供奉)により、当社氏子区域を神幸致しました。
この項では、午前9時から午後4時まで約7時間に及んだ担ぎ神輿の渡御のうち、午後の様子を写した写真をアップさせて頂きます。
ちなみに、本神輿(京神輿)の渡御については前回の記事を、子供神輿の渡御については次項を、それぞれ御参照下さい。

担ぎ神輿の渡御

担ぎ神輿の渡御

担ぎ神輿の渡御

担ぎ神輿の渡御

担ぎ神輿の渡御

担ぎ神輿の渡御の様子を写した写真は、以下のページにも多数掲載されておりますので、こちらも是非御覧下さい。
http://nishinojinja.or.jp/photo/290917h.htm



◆ 子供神輿の渡御

午後3時からは、昭和会館(西野まちづくりセンター)前から子供神輿が発輿し、発輿して直ぐに、本神輿を中心とした神幸行列の本隊大人達の担ぐ担ぎ神輿などと合流して、共に神社へと神幸(還御)致しました。
秋まつり前に2回に亘って行った事前練習の成果もあって、子供達はとても上手に、元気いっぱいに御神輿を担いでいました。

子供神輿の渡御

子供神輿の渡御

子供神輿の渡御

子供神輿の渡御

子供神輿の渡御

子供神輿の渡御

ちなみに、子供神輿の先導(御神輿の動きを指揮する人)は、例年通り、「北連合会」という神輿会の安保さんが担当して下さいました。

安保さん

子供神輿の渡御の様子の様子を写した写真は、以下の各ページにも多数掲載されておりますので、こちらも是非御覧下さい。
http://nishinojinja.or.jp/nishino/m2017/matsuri.php?d=20170207
http://nishinojinja.or.jp/photo/290917i.htm



◆ 稚児行列

厳密にそのように区分されているわけではありませんが、私の認識に於いては、当社秋まつりでの神幸行列(渡御行列)は、トラックの荷台に固定された本神輿(京神輿)とその本神輿に供奉する人達や車両で構成された「本神輿を中心とした神幸行列本隊」、担ぎ神輿(江戸神輿)を担ぐ大人の担ぎ手達で構成された「担ぎ神輿の隊列」、子供の担ぎ手達で構成された「子供神輿の隊列」の、全3隊から成っており、その区分に基づくなら、今回の項で紹介するこの稚児(ちご)行列は、それら3隊とは別の独立した一隊というよりは、「本神輿を中心とした神幸行列本隊」に含まれるものです。

実際、午前中の渡御では、お稚児さん達は全員が専用の車両数台に分乗して、本神輿とほぼ全く同じ順路で当社氏子区域各所を回るのですが、昭和会館での休憩の後、お稚児さん達はその専用車両を降りて、全員徒歩で神社まで還ります(付き添いの大人達や交通誘導警備員と共に、約1.2kmの距離を歩きます)。今回の項では、その際の稚児行列の様子を紹介させて頂きます。

稚児行列

稚児行列

稚児行列

稚児行列

ちなみに、お稚児さん達の着付けや化粧は、例年通り、今年も西野神社敬神婦人会の会員さん達が担当して下さいました。

お稚児さんの着付け

お稚児さんの着付け

稚児行列の様子を写した写真は、以下のページにも多数掲載されておりますので、こちらも是非御覧下さい。
http://nishinojinja.or.jp/photo/290917g.htm



◆ 御神輿の宮入りと直会

午後4時頃、参道やその回りなどに集まった大勢の人達の熱気に包まれる中、西野神社萬燈保存会会員さん達が奏でるお囃子と共に、まずトラックの荷台から降ろされた本神輿(京神輿)の宮入りが行われ、続いて子供達の担ぐ子供神輿の宮入りが行われ、そして最後に、大人達の担ぐ担ぎ神輿(江戸神輿)の宮入りが盛大・勇壮に行われ、本年の神輿渡御は滞り無く全て無事に終了致しました。
神力會の会員さん達や、他会から応援に駆け付けて下さった担ぎ手の皆様方、萬燈保存会の会員さん達、御神輿に供奉されたその他の方々や関係者の皆様方、大変お疲れ様でした!

以下の写真2枚は、3基の御神輿の中では先ず最初の「宮入り」となった、本神輿の宮入りの様子です。鳥居前でトラックの荷台から降ろされた後、神輿殿へと渡御しました。
ちなみに、平成13年に、現在の「担ぎ神輿」である江戸神輿を当社が購入するまでは、この京神輿が、秋まつりでの担ぎ神輿として、担ぎ手の皆さん方に直接担がれていました。現在では、この京神輿を人が直接担ぐのは、神輿殿からトラックの荷台へ積載する時と、そのトラックから降ろして神輿殿に戻す時だけです。

本神輿の宮入り

本神輿の宮入り

以下の写真3枚は、子供神輿の宮入りの様子です。鳥居をくぐって境内に入った後はそのまま道なりに参道を進み、参道の突き当たりとなる拝殿向拝前へと渡御しました。

子供神輿の宮入り

子供神輿の宮入り

子供神輿の宮入り

以下の写真3枚は、担ぎ神輿の宮入りの様子です。子供神輿が宮入りした直ぐ後、参道から溢れんばかりの大勢の担ぎ手の皆さん方と共に拝殿向拝前へと渡御し、3基の御神輿の「宮入り」のトリを飾りました。

担ぎ神輿の宮入り

担ぎ神輿の宮入り

担ぎ神輿の宮入り

下の動画は、本年の秋まつりでの宮入りの際に撮影された、西野神社萬燈保存会の会員さん達により奏でられたお囃子です。萬燈保存会のお囃子も、宮入りを大いに盛り上げました。

宮入りの後は、次項で述べるように直ぐに社殿還御祭が執り行われましたが、同じ時間帯に境内の土俵では、西野神社神力會の主催・進行により、担ぎ神輿を担いで下さった皆さん方のための直会(なおらい)が開かれました。
この直会では、神力會の会長以下会員さん達が、他会(当社の御神輿を担ぎに来て下さった道内各地の神輿会)の皆さん方を接待して下さり、還御祭の斎行を終えた後は、当社の宮司もこの直会に合流して各会の皆さん方にお礼の挨拶をさせて頂きました。

宮入りの後の直会

宮入りの後の直会

宮入りの様子を写した写真は、以下の各ページにも多数掲載されておりますので、こちらも是非御覧下さい。
http://nishinojinja.or.jp/nishino/m2017/matsuri.php?d=20170208
http://nishinojinja.or.jp/photo/290917j.htm

ちなみに、直会の様子を写した写真については、以下のページに一部掲載されています。
http://nishinojinja.or.jp/photo/290917a.htm



◆ 還御祭

宮入りの後、子供神輿と担ぎ神輿は拝殿前から神輿殿前へと移され、既に神輿殿前に移されていた本神輿と共にそれら3基は神輿殿内に奉安され、奉安された直後、各御神輿から西野神社本殿へと神様の還御(御動座)が行われました。
そして午後4時半頃から社殿にて、この2日間の秋まつりでは最後の神事となる還御祭(この日の神輿渡御を無事に終えた事を神様に奉告し感謝申し上げる祭典)が執り行われました。

以下の写真4枚はいずれも、昨年の秋まつりで撮影された、宮入りの後の各御神輿から本殿への神様の還御と、社殿内で斎行された還御祭の様子です。本年の秋まつりでは、御神輿から本殿への還御も、還御祭の様子も、どちらも撮影出来なかったため、その代りとしてここに掲載します。

秋まつり 還御祭

秋まつり 還御祭

秋まつり 還御祭

秋まつり 還御祭

ちなみに、前夜斎行された「宵宮祭」は中祭、この日の朝斎行された「例祭」は大祭でしたが、この「還御祭」は小祭として執り行われました。



◆ 民謡・歌謡ショー

午後6時から8時までは、神楽殿の舞台で「民謡・演歌ショー」が行なわれました。この日のショーは、前日に引き続き中央芸能プロの仕切りにより行なわれ、北野ゆきさん、日和よし貴さん、彩川さくらさんが出演をして下さいました。
この日は秋まつりの最終日だった事もあって、前夜のショーよりもお客さんの数はやや多く、ショーは大盛況のうちに終える事が出来ました。

民謡・歌謡ショー

民謡・歌謡ショー

民謡・歌謡ショー

民謡・演歌ショーの様子を写した写真は、以下のページにも多数掲載されておりますので、こちらも是非御覧下さい。但し、民謡・演歌ショーは2日間に亘って行われており、以下のページには、この日(9月17日)だけでなく前日(16日)の民謡・演歌ショーで撮られた写真も含まれております。
http://nishinojinja.or.jp/photo/290918a.htm

以下のページは、この日のショーに出演して下さった北野ゆきさんが御自分のブログにアップされた、この日の民謡・演歌ショーについての記事です。
https://ameblo.jp/kitanoyuki/day-20170917.html



◆ 餅撒き

午後8時からは、民謡・歌謡ショーに引き続き、神楽殿で「餅撒き」が行われました。当社宮司による挨拶が行われた後、宮司や総代さん達などにより、神楽殿の舞台から一斉にお餅が撒かれ、本年の秋まつりはこの餅撒きを以って、全ての行事が終了致しました。
この2日間の秋まつりのためにいろいろと諸準備をして下さった皆様方、当日御助勢して下さった皆様方、大変お疲れ様でした!本当にありがとうございました!!

餅撒き

餅撒き

餅撒き



なお、この日(秋まつり2日目)の境内の様子は、以下の各ページにも写真が多数アップされていますので、宜しければこちらも是非御覧下さい。
http://nishinojinja.or.jp/nishino/m2017/matsuri.php?d=20170211
http://nishinojinja.or.jp/photo/290917a.htm


ちなみに、当社の秋まつりは「毎年“敬老の日”の前の土曜日・日曜日」に行うのを通例としており、来年(平成30年)の秋まつりは、9月15・16両日の開催となります。来年の秋まつりも、どうか宜しくお願い致します!


(田頭)

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