各種のメディアでも報じられている通り、我が国に於ける、５０歳まで一度も結婚をした事のない人の割合を示す「生涯未婚率」は、年毎に上昇する一方であり、最新（昨年）のデータでは男性は23.37％、女性は14.06％で、これは単純計算すると、生涯未婚の人は男性はほぼ４人に１人、女性はほぼ７人に１人という事になり、若者の「未婚」や「晩婚化」は益々顕著になってきているといえます。
しかしその一方で、将来の結婚の意思について未婚者（229人）に質問したアンケートでは、「いずれは結婚したい」が52.0％、「２〜３年以内に結婚したい」が10.0％、「すぐにでも結婚したい」が9.6％、という回答結果が出ており、結婚に肯定的なこれらの回答を合わせると、未婚男女の実に７割以上の人が「結婚したい」と思っている事になります。
つまり、未婚化・晩婚化が進む一方でありながら、その現実に反してほとんどの若者は、心情的には結婚を望んでいる、少なくとも、結婚する時期についての考えには差異があるものの生涯独身でいたいと思っているわけではない、という事になります。
こういった昨今の情勢を踏まえて、異性との良縁・結婚を望みながらも種々の事情によりその願いを叶えておられない皆様方の真摯な思いを西野神社の神様にお取り次ぎし一件でも多くの成婚を増やすべく、今日は午後３時から、平成２６年４月に斎行の第１回から数えて通算１７回目、平成３０年に入ってからは１回目となる「良縁祈願祭」を、当社の社殿にて斎行致しました。
今日の良縁祈願祭では、私（田頭）が斎主を、門権禰宜が祭員を務め、私達二人で、良縁を御祈念される参列者全員の真剣な思いを“なかとりもち”として神様にお伝えし、只管真心を籠めて厳粛に御奉仕させて頂きました。
以下の写真２枚は、今日のその良縁祈願祭で撮影されたもので、１枚目の写真は祭員による献幣の様子、２枚目の写真は斎主による祝詞奏上の様子です。
なお、今日の良縁祈願祭では、当社に於ける平時の御祈祷では初宮参りと七五三参りでしか行われていない、神楽鈴を用いた「鈴祓い」も、行われました。
下の写真は、今日の良縁祈願祭で参列者にお渡しした、授与品の一部です。これが良縁祈願祭の授与品の全てではなく、実際には、これら以外にも縁結びお守りなどいくつかの授与品をお渡し致しました。
当社で斎行された、今日もしくは以前の良縁祈願祭に参列して下さった紳士淑女の皆様方が、神様のお導きにより素晴らしき御縁に恵まれて成婚されます事を、そして、その結果として末永く幸せな家庭を築かれます事を、私達西野神社の神職一同、心より御祈念申し上げます。
（田頭）
