札幌では、３月に入ってからも、まだ上旬は真冬並みの激しい暴風雪の日もありましたが、さすがに中旬以降は、３月らしく徐々に気温が上がり始め、下旬になってからは、深夜や早朝でも気温が氷点下まで下がる日は無くなり、また、雪が降る日も少なくなり日によっては強い雨が降るなどしたため、札幌市内の幹線道路の大半では路面の氷雪が融けてアスファルトが露出するようになりました。
この暖かさのため、当社の境内各所に積もっていた雪も、下旬になってから一気に融け出し、参道や駐車場などでは、昨年の１２月からずっと氷雪に覆われていた石畳や砂利等の地面が所々で露わになってきています。
もっとも、境内の積雪がぐんと少なくなってきたのは、気温上昇と降雨のせいだけではなく、宮司が毎日こまめにホイールローダー（タイヤショベル）で境内の雪山を崩して均している事もその大きな要因ではありますが。
そして、所々で地面が露出してきた事から、まだ地面に厚い氷が張り付いている参道・社務所玄関前・授与所前などでは、神職一同で（特に宮司が中心となって）、氷割りの各種道具を使って地面の氷を砕く作業を毎日行っており、その甲斐あって、今年は例年よりも早く、境内地面の氷が無くなりつつあります。
下の写真は、今月に入って間もない時期の、社殿正面・参道の様子です。
参道両脇の雪山の高さは、ピーク時（１月中旬〜２月中旬にかけて）に比べると大分低くなっていますが、境内一面、まだ、ほぼ全て雪に覆われており、ある意味、北海道らしい典型的な冬景色といえます。
下の写真は、上の写真と概ね同じアングルで一昨日撮影した、社殿正面・参道の様子です。
参道を覆っていた分厚い氷は、前述の「氷割り作業」により砕かれ、地面に敷かれている御影石の石畳も各所ではっきりと見えるようになってきました。
下の写真は、今日の夕方撮ったばかりの、社殿正面・参道の様子です。
気温は１０℃を上回る日が続くようになり、参道に敷かれているほぼ全ての御影石も露出し、いよいよ春の到来が感じられるようになってきました。
まだ残雪はあるものの、境内は段々と春の装いになりつつあり、本格的な春の到来が待ち遠しいです。
ちなみに、札幌での今年の桜の開花は、現時点では４月２９日頃と予想されています。
（田頭）
