西野神社 社務日誌

札幌市西区の西野・平和・福井の三地区の鎮守(氏神様)であり、縁結び・安産・勝運上昇等の御神徳でも知られる西野神社の、公式ブログです。

「昭和の日」と「昭和祭」と「昭和時代」

今日(4月29日)は、国民の祝日のひとつである「昭和の日」です。
昭和の日の由来や、その祝日が制定された経緯については、丁度一年前の今日の記事で詳述した通りなので、今回の記事ではその大半は割愛させて頂きますが、一言でまとめると、この日は、昭和天皇(第124代天皇)の御誕生日であり、それに因んで、激動の昭和の御事跡に思いを馳せ、昭和の御代を長きに亘り国民と苦楽を共にされた昭和天皇の御遺徳を偲び奉る記念日です。

昭和天皇、香淳皇后 昭和天皇、香淳皇后


ある程度規模の大きな神社や、特に皇室もしくは昭和天皇と深い関わりのある神社、神社本庁の制定する神社祭祀規程で定められている各祭典を忠実に執り行っている神社などでは、今日は「昭和祭」という祭典を斎行しており(当社では公式の祭典としての昭和祭は斎行しておりません)、神社祭祀規程の解説によると、その昭和祭の趣旨は以下の通りとされています。
未曾有の大戦を経てわが国を復興、発展へと導かせられた昭和天皇の聖徳大業を景仰し、皇威の隆昌と国運の発展とを祈り、昭和の御代を顕彰して民族の自覚を新たにし、ますます文化を進め産業を興し永遠の平和繁栄を冀ふ。

なお、神社の恒例祭祀は「大祭」「中祭」「小祭」の三つに区分されるのですが、神社祭祀規程では、昭和祭は、歳旦祭元始祭紀元祭・神嘗奉祝祭・明治祭・天長祭などと共に「中祭」の祭祀区分に指定されています。
ちなみに、中祭で斎主以下祭員として奉仕する神職は、以下の写真2枚(これらは本年元日に当社で斎行された歳旦祭で撮影された写真です)のように、「斎服」という、純白・無紋の絹の衣冠仕立ての装束を着装します。

平成30年1月 西野神社 歳旦祭

平成30年1月 西野神社 歳旦祭


下の写真は、昭和天皇の御陵(お墓)である、東京都八王子市にある「武藏野陵」です。
“神主のタマゴ”として神職養成機関に在学していた当時の研修(当時の神社本庁研修所が主催した「神職養成機関普通課程生徒合同実習II」という、東京で開催された2泊3日の合同研修)で、私も一度だけここを訪れ、お参りさせて頂いた事があります。

武藏野陵(昭和天皇陵)

神社祭祀とは違って、宮中祭祀(皇室祭祀)に於いては、4月29日に昭和祭を執り行うという取り決めは特には無いようですが、昭和天皇崩御された日である1月7日には、毎年、宮中三殿皇霊殿と、この武藏野陵の2ヶ所で、昭和天皇祭が大祭として執り行われています。
皇霊殿で執り行われる昭和天皇祭では、天皇陛下に続き、皇后陛下、皇太子・同妃両殿下の拝礼があり、また、御神楽(みかぐら)も行われ、赤々と燃える庭燎のもと、優美な人長舞(にんじょうまい)が奏されるそうです。


昭和天皇の皇子であられる今上陛下(第125代天皇)の御譲位が一年後に迫り、陛下の御譲位と、昭和天皇の皇孫であられる皇太子殿下(第126代天皇)の御即位が国民の祝福の中で恙なく執り行われるよう様々な準備が進められている昨今ではありますが、皆様方に於かれましては、せめて昭和の日の今日は、そういった今後の慶事に想いを馳せるのみでなく、改めて過去をも振り返り、常に世界の平和と国民の幸福とを祈念されていた昭和天皇をお偲びすると共に、経済恐慌・戦争・政変・クーデター未遂・敗戦・米国による占領・戦後の復興と高度経済成長と凄まじく激動が続いた昭和時代に思いを致しながら、御家庭の神棚の御前もしくは最寄りの神社の大前にて、皇室の御隆昌と国家万民の安泰をお祈りして戴ければなと思います。

以下の画像は、昭和天皇の御遺徳とは直接的には関係ないものも多いですが(戦争・政変・事件などつについては、むしろ昭和天皇の御遺徳には反するものですが)、いずれも、昭和50年生まれの私が“昭和時代を象徴するワンシーン”と感じたものです。

田中義一内閣総辞職

田中義一内閣の総辞職

南満州鉄道 特急あじあ号

▲ 超特急とも称された、満鉄の特急「あじあ」号

二・二六事件

▲ 陸軍青年将校らが起こしたクーデター未遂「二・二六事件

空母から発艦するゼロ戦

▲ デビュー時は世界最高の性能を誇っていた国産戦闘機「ゼロ戦」(零式艦上戦闘機

被爆直後の原爆ドーム

▲ 米軍機により原爆が投下された直後の広島

玉音放送(大東亜戦争終結ノ詔書)

玉音放送昭和天皇による「大東亜戦争終結詔書」)を拝聴する人達

昭和天皇の戦後巡幸

昭和天皇の戦後巡幸

サンフランシスコ講和条約

サンフランシスコ講和条約調印(日本の主権回復)

オート三輪

▲ 札幌の雪道を走るオート三輪

黒電話

▲ 回転ダイヤル式の黒電話機

東京タワー

▲ 東京タワー

国産旅客機「YS-11」初飛行

▲ 戦後初の国産旅客機「YS-11」

東海道新幹線 0系電車

▲ 初めての新幹線「東海道新幹線」が、東京〜新大阪間で開業

東京オリンピック開幕

▲ アジア初の五輪大会「東京オリンピック」が開幕

駄菓子屋

▲ 駄菓子屋

男はつらいよ

▲ 映画「男はつらいよ」シリーズ

ウルトラマンと仮面ライダー

▲ 初代仮面ライダー初代ウルトラマン

常盤平団地(千葉県松戸市)

▲ 全国各地に団地が建設される

東大安田講堂

安田講堂事件の舞台ともなった東大安田講堂

太陽の塔

大阪万博のシンボルとして建造された「太陽の塔

札幌市営地下鉄 南北線 開業

▲ 札幌で初めての地下鉄「南北線」が、北24条〜真駒内間で開業

沖縄復帰

沖縄返還(沖縄の日本復帰)

日本列島改造論

田中角栄氏による日本列島改造論

長嶋茂雄氏引退

読売ジャイアンツ長嶋茂雄選手が現役を引退

インベーダーゲーム

▲ 一世を風靡したアーケードゲームスペースインベーダー

青函トンネル本坑貫通

▲ 北海道と本州を海底下で結ぶ青函トンネルの本坑が貫通

ファミリーコンピュータ

▲ 社会現象にもなったファミコンと、その周辺機器

学園ドラマ「スクール☆ウォーズ」

▲ 熱血青春モノの学園ドラマ

国鉄最後の日(東京駅)

三公社五現業のひとつであった国鉄の解体(分割民営化)

トップをねらえ!

▲ ロボットアニメの興隆


今日の記事の最後に、私が最近買って読んだコミックの中でも特に印象に残った作品「昭和天皇物語」を紹介致します。
昭和天皇の伝記漫画であるこの作品は、小学館の男性向け漫画雑誌「ビッグコミックオリジナル」(月2回発行)に連載されており、現在は2巻まで刊行されています(第1巻は昨年11月に、第2巻は今月発売されたばかりです)。

コミック「昭和天皇物語」1巻・2巻

コミック「昭和天皇物語」1巻・2巻

某テレビ番組の中で、歌手であり俳優でありタレントでもある武田鉄矢さんがこの作品を絶賛されていましたが、私も、この「昭和天皇物語」は大変面白い作品だと思います。未読の方は是非手にとって読んでみて下さい!


(田頭)

人気blogランキングへ