西野神社 社務日誌

札幌市西区の西野・平和・福井の三地区の鎮守(氏神様)であり、縁結び・安産・勝運上昇等の御神徳でも知られる西野神社の、公式ブログです。

初雪が降った今日から、手水舎を冬期仕様に変更しました

今日(20日)の午前0時50分、札幌市内でみぞれを降っているのを札幌管区気象台が確認・観測し、今シーズンに於ける札幌の初雪は本日であると気象台から発表されました。平年よりは23日、昨年よりは28日も遅い初雪で、札幌では統計開始以来、128年前の明治23年と並んで最も遅い初雪となりました。

北海道付近は冬型の気圧配置が続き、上空の寒気は更に強まっていく事から、札幌では明日以降、一時的に路面に雪の積もる可能性もあるとの事です。積もらないまでも、朝晩を中心に濡れた路面は凍結する恐れがあるため、車を運転される方は、運転には十分注意しましょう。
ちなみに、道内では、今月14日に旭川網走市稚内で、19日には帯広で、それぞれ初雪が観測されています。

平成30年11月、初雪が降った西野神社境内


そして、札幌で初雪が降った今日から、当社境内にある手水舎も、春から秋にかけての「平時仕様」から、冬期限定の「冬期仕様」へと改められました。
手水舎というのは、当社に限らずほとんどの神社にある施設で、屋根と柱のみで構成されている、壁のない建物の中に、流水を満たした水盤が置かれ、柄杓(ひしゃく)が備え付けられているというのが最も一般的な形です。以下の写真2枚が、当社のその手水舎(平時仕様)です。

手水舎の犬走り

西野神社 手水舎


当社では、手水舎の流水は水道水ではなく地下水を汲み上げて使っているのですが、その地下水を手水舎へと通している管の通水は、外気が氷点下(目安としてはマイナス4℃以下)となる冬期は凍ってしまい、これは地下水に限らず水道水の場合でも同じなのですが管内の通水が凍結すると管そのものが破損したり、酷い場合だと破裂してしまう事もあるため(実際、凍結による水道管の破裂事故は、道内では冬期はよく発生しています)、当社では毎年、11月下旬から3月末頃まではやむを得ず手水舎の通水を止めております。
しかし、神道は何よりも清浄を尊びますし、手水舎が全く使用出来ないのは御参拝の皆様方にも不便を強いる事となるため、冬期は、手水舎の流水が使用出来なくなる代替として、手水舎の水盤の上に「祓い串」という祓いの具(大麻を小型化したもの)を設置し、これにより、御参拝の皆様方には手水の代わりとして手水舎にて自祓い(自分自身をお祓いして清める)をして戴けるようにしております。
祓い串は4本あるので、最大で同時に4人まで自祓いして戴く事が可能です。

西野神社 手水舎(冬期仕様)

西野神社 手水舎(冬期仕様)


この祓い串の使用方法(自祓いの仕方)については、手水舎内にイラストで掲示しておりますので、冬期に当社へお参りに来られる方は御参照下さい。

西野神社 手水舎(冬期仕様)


(田頭)
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