今月から人形供養を再開致しますが、人形供養への御参列は出来ませんので御了承下さい
当社では、2月15日から3月初旬(毎年ひな祭りの次の日曜日)までと、5月1日から7月末日までと、10月1日から11月末日までのそれぞれの期間、持ち主の方が日頃から可愛がったり飾るなどして大切にされてきた人形・ぬいぐるみ・それらに類する物や、どうしても手放さざるを得なくなったもののゴミとして処分する事は出来ずに困っている曰く付きの人形等を、お預かりしております。
お預かりした人形・ぬいぐるみ等は全て参集殿にて、所謂「人形供養の御祈祷」(人形等のお焚上げに先立つお祓い・清祓いの神事)を行った後、燃える材質のものについては境内の焼却炉にて忌火(浄火)でお焚き上げし、燃えない材質のものについては専門のお焚き上げ業者にお焚き上げを委託しております。
というわけで、本日(10月1日)から来月30日までの2ヶ月間、当社では随時(曜日に関係なく毎日午前9時から午後4時半までの間)、人形・ぬいぐるみ・それらに類する物等をお預かり致しますので、本年中に当社に人形等を納めたいという方は、それらを当社まで直接持って来られるか、もしくは、郵送や宅急便等で当社までお送り下さい。
なお、5~7月、10~11月の期間については、本年7月までは人形が納められる度に個別に人形供養の御祈祷を執り行い、可能であれば持ち主の方にも御参列して戴いておりましたが、今月からは、個別の人形供養は斎行しない事となり(後述のように合同の人形供養は執り行います)、そのため、申し訳ないのですが人形供養への御参列は御遠慮戴く事になりました。
また、御参列が出来ないため、今月からは、事前の御予約は不要となります(お預かり可能な期間内・時間内であれば、原則として事前の連絡は不要で、いつ持って来られても大丈夫です)。
当社では本年から神前結婚式の斎行件数が一気に増え(昨年までは、折角お問い合わせを戴いても施設・設備の都合上、結婚式はお断りするせざるを得ない状況が少なくはなかったのですが、本年6月に儀式殿が竣工した事により、今年からは結婚式を積極的にお受けしております)、それに伴い、結婚式の親族控室として参集殿を使用する機会も増えたため、今までのように参集殿で随時人形供養の御祈祷を行う事が難しくなり、5~7月と10~11月にかけての期間についても3月同様、個別ではなく合同で人形供養祭を執り行う事になったのですが、この時期の合同の人形供養祭は、参集殿の空き状況等により不定期に行う事になるため、御参列の案内が出来ないのです。
当社の事情によるもので申し訳ないのですが、今月から人形・ぬいぐるみ等のお預かりを再開するにも拘わらず人形供養へのお立ち会いが出来なくなるのは、主にそういった理由によるものなので、恐れ入りますが御了承下さいますようお願い致します。
人形供養につての、その他の詳細については、以下の各項目を御参照下さい。宜しくお願い致します。
【初穂料について】
お金はあくまでも「お気持ち」として納めて戴くものなので、厳密に金額を設定しているわけではありませんが、一応の目安として、「人形・ぬいぐるみ等の数や大きさに関係なく、45リットルのビニール袋1袋に収まる程度の量で3千円」を基準に納めて戴いております(人形が1体だけでも、あるいは何十体であっても、1袋以内に収まる量であれば3千円、という基準です)。
そして、45リットルのビニール袋2袋分以上の場合は、1袋分増える毎に2千円ずつ加算させて頂いております。
ちなみに、「45リットルのビニール袋1袋分で3千円」「1袋分増える毎に2千円ずつ加算」というのは、あくまでも、45リットルのビニール袋に「もし」入れたとしたら、という仮定の話、換算の目安であり、人形・ぬいぐるみ等を必ずしも45リットルのビニール袋に入れてこなければいけないというわけではありません。実際には、紙袋、段ボール箱など、どういったものに入れて持って来られても大丈夫です。
【神社にお納め出来るもの】
人形やぬいぐるみ、それに類する物全般をお受け致します。
人形であれば、ひな人形・五月人形・市松人形・博多人形・フランス人形・民芸品の人形・こけし・女児用玩具の人形・アニメキャラやゲームキャラのフィギュア等、どのようなものでもお預かりしており、大きさ・数量・材質は問いません。
ダルマ・お面・兜・羽子板や、人形の絵が描かれた掛け軸なども、「人形に類するもの」としてお預かり致します。
また、本来「人形に類するもの」とは言えないのですが、動物の剥製についても、慣例によりお預かりさせて頂いております。
【なるべくなら御自分で処分されたほうが良いもの】
接着剤や金具等で直接人形に固定されている道具や、人形が手に持っていたり背負っていたり被っていたりする小道具などは、その人形と一緒に納めて戴いて構いませんが、その他の道具、例えば、人形が入っていたガラスケースや、段飾りの段、ひな人形などの屏風、人形を梱包している箱などは、場合によってはお預かり出来ない事もあります。
一般に、段飾りのひな人形のセットなどには、人形以外にも豊富な数の道具類が付属しておりますが、そういった道具類は、御家庭で通常に処分されても差し支えありません(気になるようであれば、塩をかけてお清めするなどした上で御処分下さい)。