西野神社 社務日誌

札幌市西区の西野・平和・福井の三地区の鎮守(氏神様)であり、縁結び・安産・勝運上昇等の御神徳でも知られる西野神社の、公式ブログです。

即位の礼に際しての統理告辞

平成20年11月3日付の記事では、昭和41年に出された神社本庁設立20周年に当たっての統理告辞と昭和43年に出された明治維新百年に際しての統理告辞を、平成22年2月4日付の記事では、平成8年に出された神社本庁設立50周年に当たっての統理告辞と平成13年に出された神社本庁設立55周年に当たっての統理告辞と平成18年に出された神社本庁設立60周年に当たっての統理告辞を、そして平成23年11月12日付の記事では、平成2年に出された「即位礼正殿の儀」に当たっての統理告辞を、また平成24年2月2日付の記事では、平成23年に出された神社本庁設立65周年に当たっての統理告辞を、それぞれ紹介させて頂きましたが、今上陛下の「即位礼正殿の儀」が行われた先月22日にも、新たな統理告辞が発表されました。

「洗練された美しい日本語だなぁ」と感じさせる、とても格調の高い文章であり、神職としても一個人としても感銘を受けましたので、以下にその統理告辞を紹介致します。明日から宮中で斎行される大嘗祭についても触れられております。
ちなみに、「統理」とは、神社本庁憲章に基づいて神社本庁を総理し代表する立場・地位の事で、令和元年現在は、五摂家のひとつである鷹司家の第28代目当主である鷹司尚武さんが、神宮宮司、神宮司庁代表役員などを経てその役に就いております。

 

統理告辞

本日、天皇陛下におかせられては、天津日嗣と高御座に坐しまして、御即位の御事を国内外に高らかに宣明あそばされました。此度約二百年振りとなる御譲位により、上皇陛下の大御跡を践まれ、かくも麗しく御即位の御儀を挙げさせられましたことは、国民斉しく慶びとするところであり、慶賀の至りに存じます。

また、来る十一月十四日・十五日に亘っては、御一代に一度の大御祭たる大嘗祭を御斎行あそばされます。皇祖皇宗の御事績に淵源するこれら御大礼の諸儀式が、現代において厳粛に執り行はれる様を拝するにあたり、愈々明らかな皇朝の風儀と、連綿として続く皇統とともに受け継がれる、君臣一体の尊い国柄に、国民の一人として深く感激致すところであります。

私どもは、皇祖以来御歴代の大御心を受け継がれた天皇陛下が、高御座より宣らせ賜うおことばを旨として、宝祚の無窮を斎ひ奉り、令和の大御代が豊かで平和に、長く久しく栄えゆくことを祈念するものであります。

神社関係者各位には、この佳節にあたり敬神尊皇の志をさらに堅くし、神明奉仕はもとより、斯道の宣揚の為に職務に精励されるとともに、この御大礼の盛儀を後世に伝へるべく、力を尽くされることを切に願ひます。

茲に、謹んで聖寿の万歳を寿ぎ奉り、告辞をします。

令和元年十月二十二日
神社本庁統理 鷹司尚武

 

宮司以下当社神職一同、天皇陛下の御即位を心よりお慶び申し上げると共に、今後も天皇皇后両陛下がお健やかにまします事と、皇室の益々の御繁栄を、心より御祈念申し上げます。

 

文責:西野神社権禰宜 田頭