今日（４月２５日）は、大祭である「西野神社春季例祭」の日で、毎年この日はその大祭に合わせて、大祭の直前には西野神社定期総会が、大祭の直後には直会も開かれています。
しかし現在は、政府が緊急事態宣言が発令している真っ最中の非常事態であり、「換気の悪い密閉空間」「多数が集まる密集場所」「間近で会話や発声をする密接場面」の所謂 “３つの密” を避けるよう強く求められている時期でもあるため、本日は、大祭そのものは予定通りに斎行したものの（但し、後述するように今回は「新型コロナウイルス感染症流行鎮静祈願祭」も兼ねて斎行しました）、密集を避けるため参列者は１０名以下にまで限定させて頂きました。そのため、例年の春季例祭には四十数名が参列しますが、今回の参列者は９名だけでした。
また、定期総会については、この時期に一室に４０名近くもの人達が集まって会議を行うのは問題があるだろうとの判断から、開催は延期されました（現時点ではいつ開催するかはまだ未定）。
しかし、コロナショックやコロナ禍とも言われるこの厳しい状況下で、神社として今年度の諸行事や活動をどのように進めていくべきかは早急に話し合い、ある程度の方向性は示さなければならず、そのため今日は大祭の前に当社関係者の１１人だけが集まって、例年の定例総会に代って「宮司以下神社役員・総代長・副総代長・常任委員・各崇敬会の会長達による臨時会議」が開催されました。
ちなみに、時節柄当然の事ではありますが、例年大祭の後に開いていた直会は、今回は中止となりました。
下の写真は、本日午前１０時から参集殿で開催された、前述の臨時会議の様子です。部屋の換気を良くし、出席者全員が、マスクを着けた上でそれぞれ適度な間隔を保って着席しました。
以下の写真はいずれも、本日午前１１時から社殿にて斎行された「春季例祭・新型コロナウイルス感染症流行鎮静祈願祭」の様子です。当社にとっては、本年（令和２年）になってからは初めての大祭で、神職による朝日舞の奉納も行われました。
当社が毎年この日に行っている「春季例祭」は、古代に於いて律令国家の恒例祭祀のひとつとされてきた祈年祭に相当する大祭でもありますが、本年はその春季例祭に加えて、現在国内外で猛威を振るっている新型コロナウイルス感染症が一刻も早く収束するよう神様に御祈願申し上げる「新型コロナウイルス感染症流行鎮静祈願祭」も兼ねての斎行となりました。
