西野神社 社務日誌

札幌市西区の西野・平和・福井の三地区の鎮守(氏神様)であり、縁結び・安産・勝運上昇等の御神徳でも知られる西野神社の、公式ブログです。

本年と来年については、本日・8月10日が「山の日」となります

本日・令和2年8月10日は、「山の日」という祝日です。
平成26年に制定され平成28年から施行された、「国民の祝日」の中ではかなり新しい祝日であり、そのためまだあまり馴染みが無いという方も少なくはないと思いますが、「山の日」は、「山に親しむ機会を得て山の恩恵に感謝する日」とされています。

日本は、国土の大半を山が占める、世界屈指の “山の国” であり、山を御神体神奈備)として祭祀を行なう神社や、山を特別な聖地とする仏閣、山岳信仰が盛んな地域などが、各地に数多くあります。
皆様方も、「山の日」を迎えたこの機会に、我が国の国土の大半を占める山の恵みに改めて畏敬と感謝の念を抱きつつ、信仰の対象となっているそれらの山を直接登拝、もしくは遠くから遥拝されてみてはいかがでしょうか。

 

以下の写真2枚はいずれも、私が平成25年9月に、立山信仰の重要な聖地であり富士山や白山と共に「日本三霊山」のひとつに数えられている「立山」を登拝した際に撮影した写真です。
この時は、標高2,450mに位置する室堂平まではケーブルカーやバスなど交通機関を乗り継いで行きましたが、室堂平から、標高3,003mの立山主峰 雄山の頂上までは、直接歩いて登拝しました(室堂平から山頂へと向う交通機関は無いため、そもそもその区間は歩く以外の選択肢はありません)。

霊峰立山登拝(平成25年9月)
霊峰立山登拝(平成25年9月)

 

ところで、「山の日」は、「国民の祝日に関する法律」では8月11日に固定されています。しかし、今日は8月10日なのに「山の日」です。
これはどういう事かというと、本年は東京オリンピックパラリンピックが開催される予定であったため、それに伴い「海の日」「山の日」「スポーツの日」の3つの祝日が移動する事となり、具体的には、「海の日」が開会式前日の7月23日に、「体育の日」から改称された「スポーツの日」が同月24日に、そして「山の日」が閉会式翌日の8月10日に、それぞれ移される事になりました。
これら祝日の移動は、開会式と閉会式前後の都内の通勤・通学者を減らし、混乱を和らげる狙いもあったようです。

こういった経緯から「山の日」は、「東京五輪パラリンピック特措法」に基づいて本年に限り、閉会式翌日の8月10日に移動されたのです。本日が8月10日なのに「山の日」であるのは、そういった事情に因ります。
しかし実際には、新型コロナウイルス感染症の世界的な拡大により、皆様も御存知のように東京オリンピックパラリンピックは開催が来年に延期されました。
そのため来年についても、やはり全く同様の経緯・理由から、8月10日が「山の日」となる事が決まりました。

つまり、「山の日」は8月11日が固定日であり、それは正式に法律で定められている事でもあるのですが、本年と来年の2年間だけは、特措法により例外として8月10日が「山の日」となったのです。

 

以下の各記事は、過去に私がこのブログにアップした、登山や登拝、山岳信仰などについて記した「山」関係の記事です。興味のある方は、是非これらの記事も御一読下さい。

▼ 「ヒマラヤを越える子供たち」
https://nisinojinnjya.hatenablog.com/entry/20080512

▼ 「愛宕神社と千日詣」
https://nisinojinnjya.hatenablog.com/entry/20080731

▼ 「京都・大津・大阪・生駒旅行(後編)」
https://nisinojinnjya.hatenablog.com/entry/20090321

▼ 「讃岐富士と山南敬助
https://nisinojinnjya.hatenablog.com/entry/20100412

▼ 「日本一危険な神社を参拝してきました」
https://nisinojinnjya.hatenablog.com/entry/20100722

▼ 「立山旅行 その1(霊峰立山登拝編)」
https://nisinojinnjya.hatenablog.com/entry/20130929

▼ 「立山旅行 その3(前立社壇・中宮祈願殿参拝編)」
https://nisinojinnjya.hatenablog.com/entry/20131001

▼ 「昨年夏、京都の霊山・稲荷山を巡拝してきました」
https://nisinojinnjya.hatenablog.com/entry/2020/02/10/000000

 

ちなみに、現在の西野神社は、山麓から山間にかけてのやや高地の一帯に広く開けた住宅街(西野・平和・福井地区)の一画に鎮座する神社、といった趣きで、特に山の奥といった感じではなく、JRや地下鉄の駅から神社の直ぐ前まで路線バスも走っているため、神社へ行く事も比較的容易です。
しかし昔は、神社の周辺は現在ほど住宅は多くはなく、神社に到る道路も狭くて交通機関も発達しておらず、また、現在西野福祉会館が建っている地には西野神社の遥拝所があった(つまり、わざわざわ遥拝所が建設される程、神社に直接行く事は容易ではなかった)事からも、一昔前は西野神社も、近隣の人達からは「そこそこ奥深い山の中にある神社」と認識されていたと思われます。

 

文責:西野神社権禰宜 田頭