西野神社 社務日誌

札幌市西区の西野・平和・福井の三地区の鎮守(氏神様)であり、縁結び・安産・勝運上昇等の御神徳でも知られる西野神社の、公式ブログです。

令和3年版「お正月セット」の御案内

当社では例年、11月末頃から翌年1月7日までの期間限定で、「お正月セット」というおふだセットの頒布を行なっておりますが、本年は、当社境内で参拝者が所謂「密」になる状態を避け年末年始の混雑を少しでも緩和させるため例年より一月程早く、11月1日からこの「お正月セット」の頒布を行っております。

このセットは、神宮大麻伊勢の神宮のおふだ)と西野神社神札を中心としたおふだのセットで、来年の1月7日まで毎日、授与所の窓口で頒布致します。

令和3年版 「お正月セット」紙袋

お正月セットは、具体的には以下の①~⑥を一袋にまとめたセットで、初穂料(授与所で納めて戴く金額)は、上の写真の紙袋にも記されている通り2,000円とさせて頂いております。ちなみに、お正月セットの初穂料が本年から2,000円となった理由については、後で詳しく説明させて頂きます。

 

神宮大麻(じんぐうたいま)
全国の神社が本宗と仰ぐ、三重県伊勢市やその近郊に鎮座する「伊勢の神宮」(合計125社のお宮により構成されています)の中でも中心的なお宮である「内宮」のおふだで、日本人全員の総氏神様であり皇祖(皇室の祖先神)でもあられる天照大御神(あまてらすおおみかみ)様の御神霊が宿っておられる大変尊いおふだです。
神宮大麻は、伊勢の神宮から各都道府県の神社庁へ、神社庁からその神社庁所管の各支部へ、支部から各神社へ、神社から各家庭へ、という流れで頒布されますが、神宮・神社庁支部・神社などでその度に神職により繰り返し祓い清められています。

西野神社 神札
札幌市西区の西野・平和・福井地区にお住まいの方々にとっては氏神様、その他の地域にお住まいの方々にとっては崇敬神社に当たる、西野神社御祭神(豊玉姫命様、鵜草葺不合命様、譽田別命様)の御神霊が宿っておられる尊いおふだです。
神宮大麻と共に、御家庭もしくは会社・事務所等の神棚にお祀りして下さい(神棚が無い場合は、清浄な場所で、立った時に御自身の目線よりも高くなる場所にお祀りして下さい)。

③ 歳神様(としがみさま)のおふだ
お正月の神様が宿られる絵札で、年末からお正月が終わるまでの期間(地域によって異なりますが、1月の7日もしくは15日にお正月が終わるという解釈が多いです)にかけて、歳神様専用の棚、床の間、神棚のいずれかにお祀りします。
昨今の住宅事情などから、近年は、神棚の直ぐ下に垂らすように貼ってお祀りする御家庭が多いようです。神棚が無い場合は、御家庭のなるべく中心となる場所で、清浄な場所に貼ってお祀りして下さい。

④ お宝夢見札
年の始めを縁起の良い初夢で迎えられるよう祈念されているおふだで、お正月の縁起物として知られる「宝船」の絵と、『なかきよの とおのねふりの みなめさめ なみのりふねの おとのよきかな』という回文歌が書かれています。
1月2日の夜に、このおふだを枕の下に敷いて御就寝下さい(他のおふだのように神棚にお祀りするおふだではありません)。

⑤ 新年(令和3年)版の暦の冊子
高島易断本部編纂、神霊館榎本書店発行の「令和三年 御神宝」という、全32ページの冊子です。特定の日の吉凶を知りたい場合などは、この暦でお調べ下さい。

⑥ お正月やその関連情報の案内
西野神社の年末年始情報や、厄年・年祝・星厄の一覧などが載っているチラシで、下の写真では黄色の紙がそれに当たります。

令和3年版 「お正月セット」内容

 

なお、の「お宝夢見札」は、良い初夢が見られるよう1月2日の夜に枕の下に敷くおふだである事から、3日以降は不要となるため、1月3日以降に頒布する「お正月セット」は、上記のセット内容6体からお宝夢見札を除いたバージョン(5体セット)となります。御了承下さい。

ちなみに、神宮大麻西野神社神札は、単体では各1,000円で頒布しているため、この2体分だけでも計2,000円になりますから、その2体に加えて歳神様の絵札(単体では200円で頒布)や、お宝夢見札(このセットのみで頒布する非売品)、暦の冊子(やはりこのセットのみで頒布する非売品)なども含まれて2,000円のこのセットは、金額的には、おふだをそれぞれ単体で受けるよりも “お得” という事になります。
年末もしくは年始に、御家庭でお祀りされている神棚のおふだを取り替える予定の方は、是非このセットをお受け下さい。

 

神宮大麻西野神社神札は、前述のようにそれぞれ単体でも頒布しておりますので、どちらか一方のおふだだけ拝受したいという方は、勿論、単体でお受け戴く事も可能です。

神宮大麻と西野神社神札

 

以下の写真2枚は、昨年や一昨年に撮影された「お正月セット」奉製作業の様子です。神聖なおふだを、当社の神職や巫女が一体ずつ丁寧に、紙袋に詰めています。なお本年は、所謂 “コロナ対策” のため、これらの奉製作業はマスクを着用した上で行なっております。

「お正月セット」の奉製作業
「お正月セット」奉製作業

 

ところで、前述のようにこのお正月セットの初穂料は2,000円なのですが、昨年度までは毎年1,600円で頒布しており、つまり今年から、実質400円値上がりした事になります。
この事情について少し説明させて頂くと、昨年までは神宮大麻西野神社神札も、どちらも1体800円だったため、お正月セットはそれらのおふだ2体の合計として1,600円に設定していたのですが、今年の5月1日からは、神宮大麻西野神社神札も、どちらも1体1,000円となり、それに伴い、お正月セットの初穂料も改定させて頂きました。

神宮大麻の初穂料というのは、「神宮大麻及び神宮暦頒布取扱要綱」という規則の第九条第一号に於いて今まで「金八百円」と定められていて、各神社のおふだも、そうではない所も一部にはあったようですが大抵の神社では、それに倣って神宮大麻と同額の800円としてきました。
日本経済の長引く閉塞感に加え、平成23年の東日本大震災をはじめとする甚大な自然災害が近年多発している事などから、神宮大麻の初穂料改訂は長年据え置かれていたのですが、現実問題として、次期式年遷宮の御用材となる大径木の良材確保が年々困難を極めていて、遷宮費確保のため早期にその対処をする必要にも迫られておりました。
そのため本年5月、25年ぶりに神宮大麻の初穂料改訂が行なわれ、神宮大麻は800円から1,000円に引き上げられる事となりました。

伊勢の神宮以外の、各地の神社のおふだについても、やはりそれぞれの神社の経済的状況(ほとんどの神社は苦しい状況にあります)や、氏子・崇敬者の減少(そもそも日本の総人口は毎年減少し続けており、今後も氏子が増加する見込みはほぼありません)などから、今後も神社を護持し続けていくためには初穂料を800円から1,000円に引き上げるのはやむを得ない、という見方は以前からあったのですが、神宮大麻の初穂料を800円に設定している伊勢の神宮に対する遠慮等から、多くの神社では、神宮大麻と同額の800円としておりました。
そういった事情から、本年神宮大麻の初穂料が改定された事に伴い、各神社のおふだの初穂料も同時に改定され、西野神社神札の初穂料も800円から1,000円へと引き上げさせて頂きました(当社で頒布している北海道神宮の神札も、やはり800円から1,000円へと引き上げさせて頂きました)。

お正月セットの初穂料が本年度から改定されたのは、以上の事情によるものであり、コロナ禍と称される未曾有の国難の中、事実上の値上げとなってしまった事は当社としても心苦しくあるのですが、神宮大麻初穂料が本年5月に改定される事はコロナ禍以前から決まっていた事であり、25年もの長きに亘って初穂料が据え置かれていた事情等も踏まえて、恐れ入りますが皆様方には御理解の程、宜しくお願い申し上げます。

 

文責:西野神社権禰宜 田頭