西野神社 社務日誌

札幌市西区の西野・平和・福井の三地区の鎮守(氏神様)であり、縁結び・安産・勝運上昇等の御神徳でも知られる西野神社の、公式ブログです。

今月7日の人形供養祭に向けて、人形等が連日続々と納められております

先月5日付の記事で御案内した通り、毎年3月恒例の神事「西野神社人形供養祭」は、本年も、神事そのものは中止する事なく予定通り行いますが、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため昨年と同じく、一般の方々の御参列(お立合い)は御遠慮して戴く事となります。御了承下さい。

平成25年3月 人形供養祭

 

本年の人形供養祭は3月7日・日曜日に執り行いますが、その際に御供養(お焚上げに先立って清祓い)させて頂く事になる古い人形・ぬいぐるみ等は、受付(お預かり)を開始した先月15日以降、続々と当社に納められています。
人形供養祭当日まで受付しておりますので、神社に納めてお焚き上げして貰いたい人形・ぬいぐるみ等がある場合は、今月7日までに当社に直接お持ち戴くか、もしくはお送り下さい。宜しくお願い致します。

 

以下の写真はいずれも本日撮影した、今月の人形供養祭に向けて参集殿の祭壇等にずらっと並べられている各種人形類です。札幌市外・北海道外など遠方から郵送されてくるものも多く、人形供養祭当日までまだまだ増えそうです。

令和3年3月 人形供養祭の準備
令和3年3月 人形供養祭の準備
令和3年3月 人形供養祭の準備
令和3年3月 人形供養祭の準備

 

下の動画は、丁度15年前の今日(平成18年3月3日)、テレビのニュース番組で放送された、人形供養祭の向けての準備の様子です。
これは改築される前の旧参集殿から中継されたもので、現在の参集殿内(人形供養祭の斎場)とは異なる箇所も少なくはありませんが、雰囲気としては、本年も概ねこのような感じで準備を進めております。

現在は、道内のいくつもの神社で人形供養祭もしくはそれに類する祭典(人形感謝祭など)が執り行なわれるようになり、人形供養祭が然程珍しい神事では無くなったため、この件に関してメディアから取材をお受けする事はほとんど無くなりましたが、今から30年程前に当社で初めて人形供養祭を行なった当時は、全国的にもかなり珍しい神事であったため、各方面から取材をお受けする事が多々ありました。

 

なお、当社に納められた人形・ぬいぐるみ等のうち燃える材質のものについては全て、人形供養祭を終えた当日中に、当社境内にある焼却炉(下の写真に写っている焼却炉)でお焚き上げします。
毎年1月15日に行うどんど焼きの時のように、持ち主の方々御参列のもと屋外の斎場で野焼きする、という形でのお焚き上げではありませんが、神域にある専用の焼却炉で、清浄な忌火にて神職自らお焚き上げ致します。
ちなみに、燃えない材質のもの(可燃物であっても燃やすと著しく黒煙を出すもの等も含む)については、人形供養祭を終えた後、お焚き上げ専門の業者さんにお焚き上げを委託しますので御了承下さい。

西野神社境内の焼却炉

 

以下の各記事は、いずれも過去にこのブログにアップした、人形・ぬいぐるみ・フィギュア等、もしくはそれらに類する玩具等についての話題の記事です。興味のある方は、これらの記事も併せて御一読下さい。

▼平成18年2月26日 「人形」
https://nisinojinnjya.hatenablog.com/entry/20060226

▼平成18年3月3日 「ひなまつり」
https://nisinojinnjya.hatenablog.com/entry/20060303

▼平成19年3月1日 「男雛・女雛の並べ方」
https://nisinojinnjya.hatenablog.com/entry/20070301

▼平成20年3月3日 「雛祭り」
https://nisinojinnjya.hatenablog.com/entry/20080303

▼平成30年5月18日 「フィギュア供養」
https://nisinojinnjya.hatenablog.com/entry/20180518

▼令和元年11月26日 「フィギュアに霊魂は宿るのか? ボーカロイドキャラクターに霊魂は宿っているのか?」
https://nisinojinnjya.hatenablog.com/entry/2019/11/26/000000

▼令和2年4月27日 「会津の郷土玩具 赤べこ
https://nisinojinnjya.hatenablog.com/entry/2020/04/27/000000

 

文責:西野神社権禰宜 田頭