西野神社 社務日誌

札幌市西区の西野・平和・福井の三地区の鎮守(氏神様)であり、縁結び・安産・勝運上昇等の御神徳でも知られる西野神社の、公式ブログです。

本年は12月末日まで毎日「人形供養」の人形をお預かり致します

毎年3月に斎行している合同の「人形供養祭」以外の、個別の「人形供養」については、例年5~7月の3ヶ月間行い、その後、8~9月の2ヶ月間の休止期間を経て、10~11月にかけての2ヶ月間また行う、というのを当社では慣例としており、本年についても既にそのように御案内しておりました。
8~9月の2ヶ月間人形供養を休止するのは、その時期は秋まつりに向けての諸会議・諸作業・各種練習等の多くを、人形供養の斎場となる社務所広間で行うためという事情からです。

しかし本年につきましては、先月26日付の記事で詳述した通り、それらの諸会議・諸作業・各種練習等が全て無くなるため、人形供養は5~12月までの7ヶ月間、継続して行う事と致します。

本年の12月31日までは原則として毎日、平日・土日・祝日に関係なく午前9時から午後4時半までの間、社務所玄関にて人形・ぬいぐるみ等を直接お預かりする他、遠方の方々や昨今の情勢から外出を自粛されている方々にも御対応出来るよう、郵送でのお預かりもお受け致します。なお、直接持って来られる場合でも郵送の場合でも、事前の御予約は不要です。

人形供養
人形供養
人形供養の御祈祷

 

当社に納められた人形・ぬいぐるみ等は、一旦祖霊殿御前の祭壇にお祀りして、当社神職が供養の御祈祷(お祓いをし、祭詞を奏上して人形・ぬいぐるみ等に感謝の思いなどを伝えます)を行った後、燃える材質のものについては境内焼却炉にて忌火(浄火)でお焚き上げをし、燃えない材質のものについては専門のお焚き上げ業者にお焚き上げを委託致します。

なお、令和元年10月1日付の記事の中で述べた事情(人形供養の御祈祷を執り行う場所が、神前結婚式親族控室など別の用途で使われる事が多くなりました)に加えて、密閉・密集・密接を避けてクラスター発生のリスクを抑えるため、供養の御祈祷に立ち会う事は御遠慮して戴いております。御了承下さい。

人形供養の御祈祷

 

人形供養の初穂料について】
初穂料はあくまでも「お気持ち」として納めて戴くものなので、厳密に金額を設定しているわけではありませんが、一応の目安として、「人形・ぬいぐるみ等の数や大きさに関係なく、45リットルのビニール袋1袋に収まる程度の量で3千円」を基準に納めて戴いております(人形が1体だけでも、あるいは何十体であっても、1袋に収まる量であれば3千円、という基準です)。
そして、45リットルのビニール袋2袋分以上の場合は、1袋分増える毎に2千円ずつ加算させて頂いております。
ちなみに、「45リットルのビニール袋1袋分で3千円」「1袋分増える毎に2千円ずつ加算」というのは、あくまでも、45リットルのビニール袋に「もし」入れたとしたらという仮定の話、換算の目安であり、人形・ぬいぐるみ等を必ず45リットルのビニール袋に入れてこなければいけないというわけではありません。実際には、紙袋、段ボール箱など、どういったものに入れて持って来られても大丈夫です。

 

人形供養で神社にお納め出来るもの】
人形やぬいぐるみ、それに類する物全般をお受け致します。
人形であれば、ひな人形五月人形市松人形博多人形フランス人形民芸品の人形こけし女児用玩具の人形アニメキャラやゲームキャラのフィギュア等、どのようなものでもお預かりしており、大きさ、数量、材質は問いません。
ダルマお面羽子板や、人形の絵が描かれた掛け軸なども、「人形に類するもの」としてお預かり致します。
また、本来「人形に類するもの」とは言えないのですが、動物の剥製についても、慣例によりお預かりしております。
但し、仏像はお預かりしておりませんので、御了承下さい。仏像を納めたい方は、近隣のお寺さん、もしくはお焚き上げ業者さんに御相談下さい。

 

【なるべくなら御自分で処分されたほうが良いもの】
接着剤や金具等で直接人形に固定されている道具や、人形が手に持っていたり背負っていたり被っていたりする小道具などは、その人形と一緒に神社に納めて戴いて構いませんが、その他の道具、例えば、人形が入っていたガラスケースや、段飾りの段、ひな人形などの屏風、人形を梱包している箱などは、場合によってはお預かり出来ない事もあります。
一般に、段飾りのひな人形のセットなどには、人形以外にも豊富な数の道具類が付属しておりますが、そういった道具類は、御家庭で通常に処分されても差し支えありません(気になるようであれば、塩をかけてお清めするなどした上で御処分下さい)。

 

文責:西野神社権禰宜 田頭