西野神社では昨年の９月より、西野神社創祀百四十年記念事業のひとつとして、境内の一画（第二駐車場として使っていた区画の南半分）で「参集殿」（さんしゅうでん）という新しい殿舎の建築工事を進めておりましたが、先週、その工事の全てが無事完了し、参集殿は施工会社から当社へと引き渡されました。
その後、殿内への備品の搬入、それら備品の組立て等が行なわれ、そして昨日、竣工間もないその参集殿の多目的ホールにて、斎主・祭員・典儀（司会）の３人奉仕により、竣工祭（しゅんこうさい）が執り行われました。
竣工祭は、建物の新築工事が神様の御加護の下に無事竣工しました事を神様に奉告し感謝申し上げると共に、末長く安全堅固な良き建物である事、今後の更なる安全等を祈願する、代表的な建築儀礼のひとつです。
順番としては、新築工事の着工に先立って先ず、その土地に鎮まる神様に建築する由を奉告申し上げる神事「地鎮祭」を、その工事中（柱・棟・梁など基本部分の構造が完成して棟木を上げる時）に、新築される建物に災いが起こらないよう祈願する神事「上棟祭」を、そして竣工（完成）時に「竣工祭」を、それぞれ現地にて斎行するのが古来からの慣例となっています。
参集殿の建築趣旨や概要、地鎮祭や上棟祭など参集殿での今までの建築儀礼、参集殿新築工事の様子（工事の経過）などについては、以下の各記事を御参照下さい。コロナ禍という国難の中ではありましたが、地鎮祭及び着工からは５か月、上棟祭からは２か月を経て、この度無事に竣工祭を迎える事が出来、私達職員も安堵しております。
▼ 「西野神社 創祀百四十年記念事業について」
https://nisinojinnjya.hatenablog.com/entry/2021/06/15/000000
▼ 「参集殿地鎮祭」
https://nisinojinnjya.hatenablog.com/entry/2021/08/24/193000
▼ 「参集殿の建築工事が今日から始まりました」
https://nisinojinnjya.hatenablog.com/entry/2021/09/06/000000
▼ 「参集殿建築工事に伴う境内一部の通行規制」
https://nisinojinnjya.hatenablog.com/entry/2021/09/09/000000
▼ 「参集殿 建築工事の様子【その１】」
https://nisinojinnjya.hatenablog.com/entry/2021/10/07/000000
▼ 「参集殿 建築工事の様子【その２】」
https://nisinojinnjya.hatenablog.com/entry/2021/11/07/151109
▼ 「参集殿 建築工事の様子【その３】」
https://nisinojinnjya.hatenablog.com/entry/2021/11/28/214534
▼ 「参集殿上棟祭」
https://nisinojinnjya.hatenablog.com/entry/2021/12/03/194221
▼ 「参集殿 建築工事の様子【その４】」
https://nisinojinnjya.hatenablog.com/entry/2021/12/24/233000
▼ 「参集殿 建築工事の様子【その５】」
https://nisinojinnjya.hatenablog.com/entry/2022/01/21/183000
以下の写真と動画は、いずれも昨日の参集殿竣工祭の様子です。午前１０時から、来賓（工事関係者）や当社関係者（総代さん達や各崇敬会の会長さん達など）御参列の下、厳かに執り行われました。
ちなみに、当社の境内では２年半程前に儀式殿竣工遷座祭が斎行されていますが、同祭はその名の通り、竣工祭であると同時に遷座祭でもあるという、極めて特殊な祭典（臨時大祭）であったため、当社で執り行なわれた純然たる竣工祭の斎行は、平成２０年２月に斎行された神輿殿竣工祭以来、約１４年ぶりでした。
なお、本来であれば祭典の後に行なわれる直会は、上棟祭の時同様、感染症対策の観点からこの度も中止となり、御参列の皆様方には、直会の代わりに用意致しました折詰弁当・紅白餅・記念品等を、祭典後にお渡し致しました。
以下の写真２枚は、竣工祭を終えて斎場を片付けた後の、殿内の多目的ホールです。今後、模様替えなどをして少なからず変わる事も有り得ますが、当面、平時はこのようになります。
昨日の参集殿竣工祭の様子を写した写真は、「西野神社アルバム」の令和４年１月「参集殿竣工祭」のページ（以下のＵＲＬ）にも多数掲載しましたので、宜しければそちらも併せて御覧下さい。
https://nishinojinja.or.jp/photo/r040128.htm
