令和4年 西野神社秋まつりについて
昨日の午後1時30分から、当社の社務所広間にて、西野神社総代会・西野神社萬燈保存会・西野神社神力會・西野神社敬神婦人会・西野神社氏子青年会皐月会の西野神社関係5団体による合同会議が開かれ、本年9月の17・18両日に執り行われる「西野神社秋まつり(例大祭)」について、諸々の報告や話し合いが行なわれました。
例祭行事である「西野神社秋まつり」は、当社にとって年間最大の重儀・行事でありますが、新型コロナウイルス感染症の爆発的な感染急増により、一昨年(令和2年)と昨年(翌3年)は2年続けて、秋まつりは大幅な規模の縮小を余儀なくされ、実質、神事のみ(宵宮祭と例祭)しか斎行出来ませんでした。
本年は秋まつりをどのように開催するか、例年通り(コロナ禍以前)の形で行えるのか、それとも昨年や一昨年のように神事のみの斎行とするのか、慎重に検討を続けてまいりましたが、昨日の合同会議で、今年の秋まつりをどのようにするか、当社の方針が正式に決定致しました。
同感染症の拡大状況は依然としてまだ予断を許さない状況ではあるものの、政府から緊急事態宣言やまん延防止等重点措置などが発出されていた昨年に比べると沈静化の傾向が見られる事や、当社近隣の各神社例祭に於いても各種行事が復活しつつある現状(本年6月の「札幌まつり」でも、鳳輦の渡御や山車の巡行などが3年ぶりに復活しました)なども踏まえ、本年の西野神社秋まつりにつきましては、感染症対策を十分に施した上で、令和元年の秋まつり以来3年ぶりに、秋まつりの行事の大半を行なう事としました。
昨日の合同会議で当社として正式に決定した、本年の秋まつりに関する事項 及び 今日までに決まった関連の各種事柄は、具体的には以下の①~⑧の通りです。
① 例年通りの形で行なう行事
例年(コロナ禍以前)秋まつりで行われている各種の神事・行事・催し物等のうち、以下については、本年はほぼ例年通りの形で斎行・開催・実行させて頂く事となりました。昨年や一昨年も斎行した遷霊祭と例祭以外は、いずれも3年ぶりの復活となります。但し、秋まつり当日までに感染症が急増した場合は、これらの行事・催し物等の一部もしくは神事以外の全部が中止になる事も有り得ますので、御了承下さい。
【1日目】
◆ 福井ばやし奉納
◆ 中学生新人相撲選手権大会
◆ ジャズフェスティバル
◆ 宵宮祭
◆ 遷霊祭(本殿から御神輿への御霊遷し)
◆ 演芸(歌謡ショー)
◆ 露店の出店
【2日目】
◆ 例祭
◆ 神輿渡御に合せて各町内で斎行する駐御祭
◆ 野菜・果物販売
◆ 古武術演武奉納
◆ 還御(御神輿から本殿への御霊遷し)
◆ 還御祭
◆ 演芸(歌謡ショー)
◆ 露店の出店
※ 露店は、感染症対策のため両日ともテイクアウトのみとし、境内での飲食は御遠慮戴く事となりますので、恐れ入りますが御協力宜しくお願い致します。
② 規模を縮小して行なう行事
例年(コロナ禍以前)秋まつりで行われている各種の神事・行事・催し物等のうち、以下については、本年は例年よりも規模を縮小した上で執り行います。これらも3年ぶりの復活となります。
【1日目】
該当行事無し
【2日目】
◆ 神輿渡御(出御する御神輿は1基のみとなり、渡御に要する時間も大幅に短縮されます。詳細については次々項の④を御覧下さい)
◆ 泣き相撲(例年、参加する赤ちゃんの定員は150人としていますが、本年の定員はその3分の2の100人とし、規模を縮小します。また、例年であれば取組中の赤ちゃんは、下の写真のように力士に抱っこして貰っていますが、本年は保護者の方に赤ちゃんを抱っこして貰う事とし、更に、赤ちゃん同士が向き合う土俵中央には透明な大きいパーテーションを設置するなど、感染症対策を特に徹底します)
③ 中止する行事
例年(コロナ禍以前)秋まつりで行われている各種の神事・行事・催し物等のうち、以下については、感染症対策の観点から、もしくは諸般の事情により、残念ながら本年は中止とさせて頂きます。御了承下さい。
【1日目】
該当行事無し
【2日目】
◆ 神輿渡御のうち、稚児行列巡行と子供神輿渡御
◆ 野点(お茶会)
◆ 子供相撲大会
◆ 渡御奉仕者(担ぎ神輿奉仕者)の直会
◆ 餅まき
ちなみに、西野神社秋まつりに於ける相撲大会は、北海道相撲連盟が主催し中学1・2年生の男子が出場する公式の相撲大会「中学生新人相撲選手権大会」と、幼稚園年中(5歳くらい)から小学6年までの男女児を対象とした「子供相撲大会」と、0歳から2歳までの乳幼児を対象とした「泣き相撲」の3つがあり、本年の秋まつりではこれらのうち「子供相撲大会」の開催が中止されます。
④ 神輿渡御について
感染症対策のため「渡御全体の規模は例年よりも縮小」されますが、おまつりの華ともいえる賑々しい神輿渡御(みこしとぎょ)は、令和元年以来3年ぶりに復活する事となります。
「渡御全体の規模は例年よりも縮小」というのは、具体的には、例年は本神輿(京神輿)・担ぎ神輿(江戸神輿)・子供神輿の3基の御神輿が出御していましたが、本年は、それらのうち担ぎ神輿1基のみの出御とし、その担ぎ神輿はトラックの荷台に奉安・固定し、所謂「車渡御」を基本とします。
渡御順路の途中、何カ所かで、神力會の会員達がトラックから御神輿を降ろして御神輿を直接担ぐ(練る)を行いますが、基本はあくまでも車渡御となるため、渡御全体の所要時間は大幅に短縮され、例年は夕方の午後4時に宮入りしておりましたが、本年はお昼の12時50分に宮入りをする予定です(宮出しは例年通り午前9時です)。
また、所謂「密」を避ける趣旨から、本年は原則として他会(他神社や他地区の神輿会など)への助勢はお願いせず、御神輿の担ぎ手としては神力會の会員達や関係者だけで奉仕します。
神輿渡御の具体的な順路や時間については、下図を御参照下さい。この図はクリックすると拡大表示されますので、是非拡大の上御覧下さい。
順路そのものは例年と大きな違いはないのですが、ほぼ全てが車での移動となるため、前述のように所要時間が大幅に短縮される事になります。
⑤ 秋まつりに関する各種募集について
【泣き相撲の参加者募集】
秋まつり2日目に行なわれる「泣き相撲 」(赤ちゃん相撲)に参加するお子さんを募集します。首がすわっている0歳から、2歳くらいまでの男女児なら、原則としてどのお子さんで応募出来ます。お子さんの参加を御希望される方は、9月5日までに、社務所にある専用申し込み用紙に御記入の上、お申し込み下さい。この件の詳細については後日、別の記事として改めてこのブログにアップします。
【奉納提灯の献灯募集】
秋まつり期間中は、例年通り奉納提灯の献灯が行われます。奉納提灯を新規に奉納して下さる方は、提灯製作費として10,000円(1張分)を、既に奉納されている方は本年分の維持費として3,000円(1張分)を、それぞれお納め下さいますようお願い致します。
当社氏子区域内にお住まいの方につきましては、維持費は、その地区を担当する当社総代が今月もしくは来月受け取りにお伺いした際にお支払い下さい。氏子区域外にお住まいの方につきましては、振込用紙を同封したお支払いの御案内を神社から郵送させて頂きまので、お手数ですがその振込用紙を使って維持費をお納め下さい。
【本年は募集を中止する事項】
稚児行列巡行・子供神輿渡御・子供相撲大会を中止する事に伴い、例年秋まつり前に御案内している秋まつり関係の各種募集のうちこれらの参加者募集は、本年はいずれも中止します。
⑥ 秋まつり当日の社務等について
御祈祷の受付・執行は、平時は毎日午前9時から午後4時30分までとなっておりますが、秋まつり期間中は、境内各所で各種行事や催しが行なわれたり、時間帯によっては御祈祷執行の場所である社殿が使われる事もあり(18日のお昼頃には還御祭が斎行されます)、また、参拝者駐車場も混雑する事が予想されるため、平時とはやや異なる対応になりそうです。この件についての詳細(具体的に何日の何時から何時まで御祈祷を行えるか)は、後日改めてお知らせ致します。
御朱印は、17・18両日とも、平常通り午前9時から午後4時半まで、社務所にて別紙(予め押印・墨書済の紙)を授与する形で対応させて頂きます。
お札・お守り・縁起物等の授与は、両日とも午前9時から午後8時まで、授与所の窓口にて授与させて頂きます。
参集殿は、原則として両日とも使用を御遠慮戴きます(恐らく出入口は施錠する事になると思います)。いつもは参拝者休憩所としてお使い戴いておりますが、秋まつり期間中は使用出来なくなりますので御了承下さい。
但し泣き相撲の時は、その受付もしくは参加者達の控え所として、参集殿の一部を使用する予定です。
⑦ 秋まつりの御寄付について
令和元年まで毎年皆様方にお願い申し上げておりました秋まつりの御寄付につきましては、昨年と一昨年の2年間は厳しい時勢を鑑みてお願いを控えておりましたが、恐れながら本年は、例年通り、当社総代もしくは総代から委託を受けた各町内区域有志の方々がまた氏子区域内各所をお伺いさせて戴く事となりますので、何卒お志をもって御奉賛戴きますよう、宜しくお願い申し上げます。
御奉賛戴きました方々には神札「西野神社神幸神憑之符」をお頒ち致しますので、居室・玄関等に貼られ、御神輿をお迎え下さい。
⑧ 秋まつりの関連行事や関連事項について
子供神輿の渡御は中止となるため、例年秋まつり前に行なわれている、子供宮神輿参加者達による御神輿の担ぎ方の練習は中止となります。
但し、④で詳述した通り大人が担ぐ御神輿の渡御はあるため、萬燈保存会によるお囃子の練習は行なわれます。
例年、秋まつり1週間前の日曜日に、西野神社神力會の会員さん達や有志の方々を対象として行なっている「禊祓行事」は、昨年・一昨年に続いて3年連続で斎行を中止します。
毎年、8月1日頃に発行している全8ページの社報「かんながら」は、3年ぶりに発行します。
そのため、「かんながら」を発行しなかった昨年や一昨日は掲載をお願いしなかった、紙面への広告掲載(御協賛)については、本年は皆様方にまたお願いを致します。
昨年や一昨年の秋まつりに比べると、本年の秋まつりは例年の形にかなり近づく形にはなりますが、ここまで説明してきた通り、完全に元の秋まつりに復したわけではありません。それでも、この度の秋まつりが微力ながらも地域の活性化に繋がり、皆様方が少しでも元気になられる事を、強く願って已みません。
以下の記事4本は、いずれも令和元年の9月頃にこのブログにアップした、令和元年当時の「西野神社 秋まつり」についての記事です。本来であれば、本年の秋まつりもこれらの記事で述べられている内容と同様の内容になるはずでした。来年(令和5年)こそは、以下の記事で述べられているような本来の盛大な秋まつりになる事でしょう。
▼ 「令和の御代初めてとなる西野神社秋まつり(その1)」
https://nisinojinnjya.hatenablog.com/entry/2019/09/26/000000
▼ 「令和の御代初めてとなる西野神社秋まつり(その2)」
https://nisinojinnjya.hatenablog.com/entry/2019/09/28/000000
▼ 「令和の御代初めてとなる西野神社秋まつり(その3)」
https://nisinojinnjya.hatenablog.com/entry/2019/09/30/000000
▼ 「令和の御代初めてとなる西野神社秋まつり(番外編)」
https://nisinojinnjya.hatenablog.com/entry/2019/10/04/000000