西野神社 社務日誌

札幌市西区の西野・平和・福井の三地区の鎮守(氏神様)であり、縁結び・安産・勝運上昇等の御神徳でも知られる西野神社の、公式ブログです。

11月末日まで毎日「人形供養」の人形・ぬいぐるみ等をお預かり致します

当社では、個別の「人形供養」の御祈祷については、5~7月の3か月間行い、その後、8~9月の2か月間の休止期間を経て、10~11月にかけての2か月間また行う、というのを慣例としており、本年についてもその慣例に倣って、10月1日から11月30日までの2ヶ月間(つまり現在)、持ち主の方が様々な事情から手放さざるを得なくなった人形やぬいぐるみ等を、毎日お預かりしております

この期間内は、平日・土日・祝日に関係なく午前9時から午後4時半までの間、社務所玄関にて直接お預かりしている他、郵送でも毎日お預かりしております。
なお、直接持って来られる場合でも郵送の場合でも、事前の予約は不要です。

人形供養の御祈祷
令和3年3月 人形供養祭の準備

 

当社に納められた人形・ぬいぐるみ等は、一旦祖霊殿前の祭壇にお祀りして、当社神職が供養の御祈祷(先ずお祓いをした上で、その人形・ぬいぐるみ達に対して、依頼主・持主さんなどの感謝の思いを祭詞奏上という形でお伝えします)を行った後、燃える材質のものについては境内焼却炉にて忌火(浄火)でお焚き上げし、燃えない材質のものについては専門のお焚き上げ業者にお焚き上げを委託致します。

なお、以前は人形供養の御祈祷に立ち会って戴く事が可能でしたが、諸般の事情により現在は、個別の人形供養の御祈祷に立ち会う事は御遠慮して戴いておりますので御了承下さい(但し、3月斎行の合同の「人形供養祭」については原則として参列可能です)。

ちなみに、当社に於いて「供養」という、仏教や寺院で馴染みの語句(一見、神道用語らしくはない言葉)をあえて使用している事情については、本年3月6日付の記事の中の最後のほうで詳しく解説しておりますので、その件について興味のある方はそちらの記事も御一読下さい。

人形供養の御祈祷
人形供養の御祈祷



【初穂料について】
恐れ入りますが「3千円から」で御協力お願いしております
初穂料(玉串料)はあくまでも「お気持ち」なので、厳密に金額を設定しているわけではありませんが、納めて戴く皆様方の公平性を期すため目安として、「人形・ぬいぐるみ等の数や大きさに関係なく、45リットルのビニール袋1袋に収まるまでの量で3千円」を基準として納めて戴いております(人形が1体だけでも、あるいは何十体であっても、1袋に収まる量であれば3千円、という基準です)。
そして、45リットルのビニール袋2袋分以上になる場合は、1袋分増える毎に2千円ずつ加算させて頂いております。ですから、全部で1袋分だと3千円、2袋分だと5千円、3袋分だと7千円となります
ちなみに、この「45リットルのビニール袋1袋分で3千円」「1袋分増える毎に2千円ずつ加算」という基準は、あくまでも、45リットルのビニール袋に「もし」入れたとしたら、という仮定の話、換算の目安であり、人形・ぬいぐるみ等を必ず45リットルのビニール袋に入れてこなければいけないというわけではありません。実際には、紙袋、段ボール箱など、どういったものに入れて持って来られても大丈夫です。

 

【神社にお納め出来るもの】
人形やぬいぐるみ、それに類する物全般をお預かり致します。
人形であれば、ひな人形五月人形市松人形博多人形フランス人形民芸品の人形こけし女児用玩具の人形アニメキャラやゲームキャラのフィギュア等、どのようなものでもお預かりしており、大きさ・数量や、材質は問いません。
ダルマお面羽子板や、人形の絵が描かれた掛け軸なども、「人形に類するもの」としてお預かり致します。
また、本来「人形に類するもの」とは言えないのですが、動物の剥製(はくせい)についても、慣例によりお預かりしております。
但し、仏像や仏画などはお預かりしておりませんので、御了承下さい。仏像や仏画を納めたい方は、お寺さん、もしくはお焚き上げ業者さんに御相談下さい。

 

【なるべくなら御自分で処分されたほうが良いもの】
接着剤や金具等で直接人形に固定されている道具や、人形が手に持っていたり背負っていたり被っていたりする小道具などは、その人形と一緒に神社に納めて戴いて構いませんが、その他の道具、例えば、人形が入っていたガラスケースや、段飾りの段、ひな人形などの屏風、人形を梱包している箱などは、場合によってはお預かり出来ない事もあります。
一般に、段飾りのひな人形のセットなどには、人形以外にも豊富な数の道具類が付属しておりますが、そういった道具類は、御家庭で通常に処分されても差し支えありません(気になるようであれば、塩をかけてお清めするなどした上で御処分下さい)。

 

文責:西野神社権禰宜 田頭