西野神社 社務日誌

札幌市西区の西野・平和・福井の三地区の鎮守(氏神様)であり、縁結び・安産・勝運上昇等の御神徳でも知られる西野神社の、公式ブログです。

記録的な大雪

鳥居と堤燈

今冬の大雪による死者は、全国でついに80人を超えました(1月12日現在)。日本列島を襲っているこの寒波はまだ暫く続きそうで、ここ札幌でも、相変わらず大雪が降り続いております。今冬は初雪が遅く、根雪となった日も札幌では12月10日と例年より遅く、その後も寒さの割りには降雪が少なかったため、積雪の多かった昨年の冬に比べると今年の冬は雪が少なくなるのでは、という楽観的な予想も多かったのですが(実際今年の冬は暖冬になるという予報が出されていました)、しかし、年末頃から一気に大量の雪が降り始め、今冬は記録的な大雪となってしまいました。

この寒波の影響で、北海道では、灯油の値が高騰し、レタスやキャベツなどの野菜も高騰が止まらず、大雪による列車の遅れや高速道路の通行止めなどから雑誌の発売も遅れ、宅配便の配達も遅れるなど、物流にも支障が出ており、人々の生活に大きな影響が出ています。

神社へ出社する際に毎日私が車で走っている道路も、一部の箇所では、除排雪により高く積まれた雪山が車線を浸食して道幅を大幅に狭くしているため、雪のない時期であれば問題なく対向車が擦れ違えるのですが、今の時期は徐行したり、あるいは、道幅が広くなっている所で一旦停まって対向車が擦れ違うのを待ってから走る、などしなくては通れなくなっており、渋滞の原因となっているばかりか、高い雪山があるため視界不良による交通事故の原因にもなっており、危険な状態となっています。

私は南区の真駒内に住んでいるため、西区の平和に鎮座する西野神社へは、毎朝、盤渓(小林峠)を経由するルートで出社しているのですが、このルートは急勾配やヘアピンカーブの多い山道のため、冬季は特に慎重な運転を心掛けています。数年後にはその小林峠をショートカットする新ルート(トンネル)が完成し、今よりも安全なルートが確保されるそうですが、その工事はまだ着工もしていないので、完成は当分先のことになると思います。

昨日は、新築住宅の屋祓(竣工祭)に行ってきたのですが、その家は当社氏子区域内にあるため神社からは比較的近い距離にあるにも関わらず、雪により道幅が狭くなっているため、到達するまでには予想以上に時間がかかりました。やはり幹線道路よりも、幹線道路から外れた道路(住宅街のなかの生活道路)の方が除雪状況は悪く、本来は擦れ違い可能な二車線の道路なのに、実質的に一車線だけの一方通行の道路となってしまっている所が少なくありません。

そこの家の御主人も、今冬のこの道路状況にはとても難儀している、と仰っておりました。ちなみに、屋祓の後はすぐに神社に戻ろうと思っていたのですが、屋祓の後、その家の御主人や奥様から、お茶を3杯も頂き、さらにデザートとしてイチゴまで御馳走していただき、結局長居をしてしまいました(笑)。かえって気を遣っていただき、どうもありがとうございました。

しかし、札幌も大雪で大変、とはいっても、大雪による被害はむしろ札幌以外の地域の方が大きく、昨年の同時期の3倍近くの積雪を観測した後志管内の積丹町では、ライフライン確保に大きな支障が出ているため、札幌の真駒内駐屯地(ウチから歩いて5分の場所)に駐屯する陸上自衛隊第11師団に災害派遣要請を行うことを決めたそうです。積丹町では、先遣隊による調査の後、明後日から自衛隊による本格的な除排雪支援が行われる予定とのことで、道内での大雪による陸自災害派遣は、一昨年北見地方に派遣されて以来2年ぶりのことです。

ところで、以前は、この社務日誌の文章は全て神社のパソコンから打ち込んでいましたが、IDやパスワードさえ分かっていればどのパソコンからでもブログの更新は可能なので、ここ最近はほとんど、自宅のパソコンからこの社務日誌を更新しています。ブログを開設したのは昨年の2月ですから、もうすぐこの社務日誌を開設してから1年が経ちます。大変有り難いことに、この1年弱の間、いろいろな方から感想を頂きました。どうか、今後もこの「西野神社社務日誌」をよろしくお願いいたします。

なお、相互に関与することもあるものの、原則として、当社の公式ホームページ宮司が担当し、このブログ(社務日誌)は私が担当しており、ホームページと、ブログの管理・更新は、実質的には分業体制となっております。勿論、宮司と私は同じ神社に奉職し毎日顔を合わせている訳ですから、緊密に連絡を取り合ってはおりますが、外祭や出張等、外出しなければならない用事が同じ日の同じ時間帯に重なると、緊急事態以外は連絡が取れなくなるということも少なくはなく、そのため、宮司が担当している公式ホームページの掲示板やメールアドレスに寄せられた、この社務日誌に対しての意見や感想等は、神社が忙しい時期ですと私の目には留まらないこともあります。

そういった事情から、注文を出すようで大変厚かましくて申し訳ないのですが、この社務日誌に対しての意見や感想等は、直接、この社務日誌に「コメント」としてお寄せくださるか、もしくは、私のメルアド(aizu23@hotmail.com)にメールとして送信してくださいます様、お願いいたします。「コメント」は、本文下の「コメントを書く」をクリックすると入力できます。

(田頭)