北海道神社庁札幌支部では、毎年5月下旬に江別市篠津の神田で「御田植祭」と「田植え」の神事を行っており、今年も、例年通り先月末頃に御田植祭と田植えが執り行われました。ちなみに、今年の田植えは、初めて神社関係者以外の方(一般から募った参加者の皆さん方)にも御奉仕して頂きました。
ところで、田植えの数日後には、例年、その神田で「植え直し」という作業も行っています。田植えが終わって数日経つと、田植えの際にしっかりと植えられなかった稲の苗が、根付かずに水面にプカプカと浮いてくるため、その苗を取り除いてそこに新しい苗を植え直すのです。そして、今年の植え直しの作業は、今日の午後1時から行われ、私も参加してきました。
生憎雨が降る中での作業とはなりましたが、ほとんどの苗は浮かび上がる事なく根付いていたため、植え直しをする苗は少なくて済み、そのため作業は30分程度で終わりました。
ちなみに、私は神職になってから、札幌支部の「田植え」は毎年欠かさず必ず参加しておりましたが、「植え直し」には今まで一度も参加した事がありませんでした。しかし今年は、社務の都合により初めて「田植え」を欠席し、逆に、初めて「植え直し」のほうに参加させて頂きました。「田植え」も「植え直し」も、作業内容はほぼ同一でしたが、普段は田んぼの中に入る機会などまずないため、私は今回もまた、いろいろと貴重な経験をさせて頂きました。
(田頭)