西野神社 社務日誌

札幌市西区の西野・平和・福井の三地区の鎮守(氏神様)であり、縁結び・安産・勝運上昇等の御神徳でも知られる西野神社の、公式ブログです。

七五三詣の碁盤

現在当社では、七五三シーズン(9月末頃から11月中旬頃まで)の期間限定で、七五三詣のお子さん達に元気よく飛び降りて戴くための、御影石の碁盤を、授与所の前に設置しています。

七五三詣の碁盤

七五三詣の碁盤

七五三詣の碁盤

この碁盤を設置した目的や、この碁盤を具体的にどう使うのかという事は、碁盤の後ろに立てている看板に詳しく書かれています。

七五三詣碁盤の案内

以下は、この看板に書かれている文章です。
日本の皇室では七五三に当る儀式として深曾木の儀という儀式が有ります。
これは男子が五歳になると碁盤の上から「えいっ」と掛け声をかけて南に向かって飛び降りる儀式です。
昔、碁盤は公家社会では吉報を占う升目として用いられたといわれ、武家社会では碁盤上での攻防を陣取りととらえ、その上に立つことを「天下を取る」と考えられました。
碁盤の上に乗るのは、碁盤を世界に見立て、一人前に成長し、自立すること、そして碁盤の目のように節目正しい子供に育つことを意味します。
当神社ではこれに倣って、略儀で、七五三のお祓いを受けられたお子様ならどなたでも行なうことができるよう、碁盤をご用意いたしました。どうぞふるってご参加ください。

ちなみに、この看板に描かれている、和装の男児が碁盤に乗っているイラストは、当社権禰宜の越川画伯が描いたものです。以前は、社報に載せるためのイラストとして猿田彦命を描いてくれましたが、今回はこの看板用に、和装の男児のイラストを描いてくれました。

七五三詣碁盤の案内

下の写真は、碁盤と看板と越川権禰宜です。人間との対比から、この碁盤の凡その大きさも推測して戴けるのではないかなと思います。

七五三詣の碁盤と越川権禰宜


(田頭)

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