札幌では一昨日（新嘗祭が行われた日）の夜から今日にかけて、この時期としては珍しく本格的な降雪（ドカ雪）に見舞われ、札幌市では本日正午現在、４４cmセンチの積雪を記録しています。札幌で１１月に積雪が４０cmを超えるのは、昭和２８年以来、何と６２年ぶりの事だそうです。
この大雪の影響で、札幌市内や近郊の道路ではスリップ事故が多発しており、また、北海道の“空の玄関口”である新千歳空港では124便もが欠航しました。
以下の写真はいずれも、今日の午後３時頃に撮影した当社境内の様子です。この写真を撮った時は既に境内の除雪作業を終えていたため、然程大雪の印象は無いかもしれませんが、昨夜や今朝の段階では、まるで１２月中〜下旬のような冬景色が広がっていました。
例年、札幌の平野部（市街地）が根雪（春先まで融けない長期積雪）になるのは１２月の１週目あたりからで、何十年も前の事は分かりませんが少なくともここ２０〜３０年の間に限っては、１１月から根雪になった事は無いはずなので（札幌市に於ける根雪の平年値は１２月４日です）、平年通りであればこれらの雪は一旦全て融けて無くなるはずです。
しかし、今回は６２年ぶりとなる記録的な大雪ですから、後１週間くらい、気温の上昇や降雨が無ければ、もしかするとこのまま根雪になってしまう可能性もあります。
（田頭）
